今回の釣り場は佐賀県唐津市の「玉島川」
今回の実釣レポートの釣り場となるのは、以前このコーナーでもご紹介した、佐賀県唐津市の旧七山村から旧浜玉町を流れる二級河川「玉島川」です。
玉島川は背振山系を源に玄界灘へと注ぐ清流で、上流にある高さ30m、幅10mの「観音の滝」は「日本の滝百選」にも選ばれており、美しい景観が魅力。
福岡や佐賀から手軽に訪れることができる観光スポットとしても親しまれています。
■なお、玉島川の詳しい釣りスポット記事は過去の記事をご覧ください。
釣りも良し!観光も良し!の穴場スポット「玉島川」【佐賀県唐津市】
https://fukuoka-leapup.jp/city/202410.39439
今回のターゲットは渓流の女王とも称される「ヤマメ」

筆者が以前玉島川で釣ったヤマメ
今回狙う魚は、渓流釣りの代表格である「ヤマメ」。
漢字で「山女魚」と書くように、パーマークと呼ばれる模様と流線型の美しい魚体が特徴で、その姿は「渓流の女王」とも称されている日本固有の魚です。
ヤマメ釣りは毎年3月1日〜9月30日まで楽しむことができ、10月1日から2月末までは禁漁期間となっています。ですので、毎年3月1日の解禁日は渓流釣りファンにとっての「シーズン開幕日」となっているんです。
※玉島川の場合。地域によって禁漁時期は異なります。
この取材当日も、解禁日の3月1日。天気も良く、絶好の釣り日和となりました。
福岡から、いざ玉島川へGO!

夜明け前の午前6時、福岡を出発。西九州自動車道「浜玉IC」を下車し、右折。国道323号線を七山方面へと進みます。

道に沿うように流れている玉島川をのぼっていくと、左手にあるのが「よもぎ屋」さん。
ここは旧七山村にある人気のお饅頭屋さん。なんと毎朝7時から営業しているんです。
釣りの合間に食べるべく、こちらでよもぎ饅頭を購入します。

しばらく進むと、旧七山村の中心地「滝川交差点」に辿り着きます。

この玉島川で釣りをするには「遊魚料」を支払って「遊魚券」を購入しなければなりません。
遊魚券は、滝川交差点のそばにある「ヘアーサロンえぐち」さんで購入できます。

こちらがヤマメ釣りの1日券1,200円。ちなみにシーズン中なら何度でも使える年券は4,500円で購入できます。
この券を帽子や洋服などの見える場所に装着します。

すぐ近くにある「鳴神の庄」という農産物直売所を拠点に釣りをスタートします。
準備万端!いざ玉島川に入渓!

それでは装備のご紹介。まず、渓流釣りの装備として欠かせないのがウェーダー(胴長靴)。ウェーダーは完全防水な上、靴底は厚手のフェルトが貼られているので、川底や水辺の石に生えている苔の滑りを軽減してくれるんです。
また、3月とはいえ朝は寒いので釣り専用のグローブや、川の中の魚影が見えるよう偏光サングラスもあると便利です。

メインで使用するのは「スピナー」という種類のルアー。
本体にはフック(釣り針)と楕円形のブレードが付いており、投げて巻くと水の抵抗を受けたブレードがくるくると回転しながらキラキラと光り、ヤマメにアピールするんです。
この玉島川にはかれこれ30年近く通っていますが、一番ヒット率が高いのがこの金色系のスピナーなのです。

最初の釣り場となるのは「滝川交差点」のそばを流れる本流。ここは通年魚影が濃い一級ポイントとなっています。

本流にはこのような深場があり、この水の流れや岩陰にヤマメがひそんでいるのです。

川沿いは遊歩道として整備されており、歩きながら様々なポイントを探っていきます。

本流と支流との合流地点までやってきました。しかし、ここまで全く魚のアタリはありません。。。うーん、なかなか難しいぞ・・・。
釣れない・・・本流から支流へと移動

なかなか釣れないので、支流の滝川に移動することに。曲がりくねった山道を進んでいくと、「観音の滝遊歩道入口」の看板が現れます。駐車場に車を停め、遊歩道へ。

旧七山村は2023年7月の豪雨によって土砂崩れや道路寸断などの被害があり、観音の滝に向かう途中の橋もいまだに通行禁止になっていました。

橋を迂回してポイントへ。ここ数ヶ月の小雨のせいなのか、水量が少なく感じます。

一級ポイントの白竜の滝。ここでもしばらく粘ってみますが、反応はありません・・・。

しばらく川を遡ってしていくと、七山滝川発電所の取水堰が姿をあらわします。ここは水深が深く、ヤマメがひそんでいそうでしたが、残念ながらアタリなし・・・。

なかなか釣れないので、さきほど「よもぎ屋」さんで購入したよもぎ饅頭と、持参してきたコーヒーでブレイクタイム。

「よもぎ屋」さんのよもぎ饅頭は、素朴な味わいと甘すぎない餡子が特徴で、コーヒーとの相性も抜群。しかも、渓流の中というロケーションで食べると、美味しさも倍増でした!

ひと休みを経て、しばらくいろんなポイントを攻めてみましたが、やはりアタリなし。
次なるポイントを探すべく、さらに上流部の観音の滝を目指していると・・・
なんと遊歩道が土砂崩れで寸断されており、先に進めなくなっていました。

東屋の奥に見えるのが観音の滝。2026年3月現在でも、観音の滝へのルートは遮断されているとのことでした。
再度の場所移動からの「ファニーななやま」でランチタイム

次は滝川の下流域に移動。唐津市役所七山支所の向かいあたりに良さげな堰があったので、ここを攻めてみることに。

何度もルアーを投げてみましたが、ここでもアタリすらなし・・・。

うーーーん、めちゃくちゃ良い感じのロケーションなのですが・・・。

釣り始めてから4時間が経過。一向にアタリがないので、近くにある「ファニーななやま」さんでランチをいただくことに。
こちらは以前、フクリパのレトロ喫茶店の取材でお世話になったお店なのです。

店内はアンティーク調の家具が並ぶレトロクラシカルな雰囲気。棚にはマスターが集めたレコードがぎっしりと並んでいます。

いただいたのは、とんかつサンドとコーヒー。サンドに使用しているパンはカンパーニュ。外はパリッと、中は柔らかく歯切れの良い食感が特徴。中身のとんかつもなかなかのボリュームでしたが、あまりにも美味しすぎてペロッといただけました。
食後はコーヒーを飲みながらしばしリラックスタイム。パワーチャージして最後のポイントを目指します!!
【ファニーななやま】
■住所: 佐賀県唐津市七山滝川540-2
■TEL: 0955-58-2747
■営業時間: 12:00〜20:00
■定休日: 木曜日・不定休
■Instagram: @funnynanayama
■ファニーななやまの詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。
唐津市・旧七山村の山あいに佇むヴィンテージ感あふれる喫茶店「ファニーななやま」【佐賀県唐津市】
https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202507.57855
そして最後のポイントでついに奇跡が!?

ファニーななやまでお腹を満たしたあとは、最後のポイントである玉島川本流の「鳴神の庄」裏へ。
川を遡りながらポイントを丹念に攻めていくと、いきなり「コツン!」という待望のヤマメのアタリが!
偏光グラス越しに水面を覗いてみると、シュン!と動くヤマメの魚影が見えました!
やっと見つけたぞーー!ヤマメちゃん!

ここで水流に負けないよう、スプーンという重めのルアーにチェンジ。このルアーで待望の一匹を狙います。
しかし、アタリがあったのは最初の一投のみ。それからは何度キャストしても全く反応がありません・・・。

さらに不運なことに、履いていたウェーダーのフェルト底が剥がれてしまうというアクシデントも発生。こうなったらもう水中を歩くこともできません。
泣く泣くこれにて解禁日の実釣レポート終了となりました。トホホ・・・。
魚は釣れずとも、七山を堪能できた一日

結局残念な結果となりましたが、この日は快晴に恵まれており、青空と黄色い菜の花やピンクの河津桜が織りなすコントラストを眺めることができました。春ももう間近です。

そして「鳴神の庄」で七山みかんをゲット。大玉4つでなんと100円!あまりにも安かったので2袋も購入させていただきました!
ということで、玉島川でのヤマメ釣り実釣レポートでした。
晩御飯は写真のようなヤマメの塩焼きを期待していたのですが、残念な結果となりました。
しかし、七山の自然とグルメを満喫でき、とても楽しい一日を過ごせましたよ。
福岡市の中心部から車で約1時間ほどとアクセスも良いので、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか?













