渓流の女王「ヤマメ」が釣れる釣り堀
福岡県糸島市にある「白糸の滝」。福岡都市圏からほど近い滝として、糸島ドライブの定番コースにもなっており、特に夏場になると涼を求める多くの人々が訪れます。
今回ご紹介するのは、その「白糸の滝」にある「ヤマメが釣れる釣り堀」です。

ヤマメとは冷たい川の上流部に生息する渓流魚で、渓流釣りのターゲットとして親しまれている魚。
側面にはパーマークと呼ばれる斑紋模様があり、その美しい魚体から「渓流の女王」とも称されています。
通常は特定の川の上流部でしか釣ることができず、ビギナーが釣るにはかなりハードルが高いのですが、今回ご紹介する釣り堀なら目の前にいるヤマメを釣ることができるんです!
白糸の滝までのアクセス

それでは、今回ご紹介する「白糸の滝」までの道順から。
西九州自動車道「前原IC」を下車し、最初にある「東交差点」から県道12号線(前原富士線)を南下。
すると「八反田交差点」があるので、さらに直進します。

八反田交差点のそばにある、こちらの立体看板が目印。ここから8kmほど山道を進みます。

かなりぐねぐねした山道を走ります。道幅が狭い箇所もありますので、くれぐれもご注意を。

道中には随所に看板が出ているので、案内に沿って行きましょう。

前原ICから走ること30分ほどでようやく「白糸の滝」に到着しました。
まずは白糸の滝を楽しんでみよう

白糸の滝の周辺「ふれあいの里」には売店や茶屋などのお店があります。茶屋ではやまめ定食やざるそばなどの食事もできます。

さらに進むと白糸の滝が見えてきました。夏場ということもあり、涼を求める人々でかなり賑わっていました。

この「白糸の滝」は、標高900メートルの羽金山の中腹に位置しており、落差約24メートル。福岡県の名勝として指定されています。
釣りの前に、おいしい空気とマイナスイオンをたっぷり浴びてみてくださいね。
渓流の女王「ヤマメ」釣りにチャレンジ!

ヤマメ釣りをするには、ふれあいの里の一角にある釣り堀の受付所へ行きましょう。

釣り堀の料金は1人3,000円。3,000円を支払うと3匹まで釣ることができるというシステム。
釣ったヤマメは持ち帰ることができますが、1匹につき200円を支払うと、釣ったヤマメをヤマメの塩焼きと交換してくれます。
もし釣れない場合には、2匹を補償してくれるのもうれしいところ。
※ちなみに一度釣ったヤマメはリリース禁止なのでご注意ください。

受付で料金を支払うと、道具一式がレンタルできます。道具は釣竿と仕掛け、釣ったヤマメを入れる容器、そしてエサです。

白糸の滝の下を流れる川一帯が釣り堀となっており、川に沿って遊歩道が整備されています。

川の所々にたくさんの釣り人が。ファミリーからカップルまで、様々な人々が釣りを楽しんでおられます。

ヤマメは、小さな滝になっている流れの中や岩陰に隠れています。
元々ヤマメという魚は非常に警戒心が強く、人間の姿を見かけるとしばらくは釣れないと言われるほど。
一見すると居そうにない場所も、丁寧に探っていきましょう。

川の中ほどには悠々と泳ぐヤマメの集団も見受けられました。
いよいよ実釣。果してヤマメは釣れるのか?

それではヤマメ釣りにチャレンジしてみましょう。
エサとなるのはオキアミ。海釣りの定番エサです。なるべく針が魚に見えないよう丁寧に付けましょう。

まずはヤマメの集団を狙ってみますが、これがなかなか釣れない・・・。
警戒心が強いヤマメなので、エサを見ても食いついてくれません。
いくつかポイントを変えたり、エサを付け替えたり、悪戦苦闘すること30分。

一匹のヤマメがようやくエサに食いついてくれました!
そのまま竿を素早く持ち上げて、釣り針をしっかり食い込ませます。
俊敏なヤマメは川を暴れながら走りまわるので、竿は倒さず、必ず立てておきましょう。

こちらが釣り上げたヤマメ。美しいそのルックスは、まさに渓流の女王!
20cm弱のサイズながらも、しっかり引いて楽しませてくれました。

釣りを楽しんだあとは、受付で200円を支払い、ヤマメの塩焼きと交換してもらいました。
豪快に割り箸を突き刺して、炭火焼きされたヤマメは、皮はパリッと、中はジューシーな焼き上がり。めちゃくちゃ美味しかったです!!

ちなみに、釣りをしなくてもヤマメの塩焼きは1匹800円で購入できます。
ヤマメは美味しい魚なので、ぜひ一度食べてみていただきたいですね。
人気の「そうめん流し」や素晴らしいロケーションも楽しもう

白糸の滝はヤマメ釣りだけでなく、そうめん流しも有名です。
毎年GWのヤマメ釣りの解禁と同時期から、9月下旬まで楽しむことができ、料金は1人600円となっています。

白糸の滝のそうめん流しはかなりの人気で、小さな子どもも楽しめるので、特にファミリーにおすすめのアクティビティとなっています。
ゆっくり座ってそうめん流しを楽しみたい方は、唐船峡由来のテーブル周りを流れるそうめん流しも完備されていますよ。

さらに展望台からの眺めも素晴らしく、二丈の街並みや遠くの玄界灘も見渡せますよ。
ということで、今回は白糸の滝にあるヤマメ釣り堀をご紹介させていただきました。
釣り堀での釣りは、道具も要らず手ぶらで気軽にできるのがうれしいところ。糸島ドライブがてらに立ち寄って、釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
先述したようにヤマメは警戒心が強く、なかなか釣れないと思いますが、ぜひ頑張ってチャレンジしてみてくださいね。
また、一般的な渓流釣りのシーズンは9月末で終了するので、渓流釣りファンのシーズンオフの楽しみとしてもおすすめですよ!
白糸の滝
■住所: 福岡県糸島市白糸460-6
■アクセス: 車なら西九州自動車道「前原IC」を下車し約20〜30分(博多駅より約45分、天神より約40分)電車ならJR筑肥線「筑前前原駅」より糸島市コミュニティバス (白糸線)に乗車→ 遊歩道を徒歩25分
■ヤマメ釣り実施時期: 4/29~11/30の9:00〜17:00(7・8月は18:00まで)
■営業時間: 9:00〜17:00(7・8月は18:00まで)
■定休日: 12月~3月の毎週水曜日
■TEL: 092-323-2114
■駐車場: あり(白糸の滝 無料駐車場または遊歩道専用 駐車場をご利用ください)
■公式サイト: https://shiraitonotaki.jp/
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