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【 福岡の経済・ビジネス事情 】

福岡空港は全世界500空港対象の『世界空港ランキング2024』で第26位、アジアで第9位

全世界に3,526空港あり、うち日本は97空港━━。一般財団法人日本航空機開発協会『令和4年度版 民間航空機関連データ集』によると、2019年時点における空港数は、前述の数字です。このうち、主要な世界500余りの空港を対象にスカイトラックス社は、『世界空港ランキング2024』を発表しました。

福岡空港は日本国内の空港の国際評価で第5位にランクイン

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出所:スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワード『世界のトップ100空港2024』

 

イギリスに拠点を置いて、航空サービスを利用者視点で評価するスカイトラックス社(SKYTRAX)は418日、『世界空港ランキング2024』を発表した。
同ランキングによると、福岡空港は、空港の総合評価である世界空港ランキング2024において、前年から4つ順位を上げて第26位だった。

一方、地域別ランキングである『2024年アジアのベスト空港』においては、前年と同じく第9位にランクインしている。

 

 

スカイトラックス社では毎年、世界の500余りの空港施設のサービス内容について、利用者の投票結果に基づいて評価したランキングを発表している。
日本の空港に関しては、世界空港ランキング2024および2024年アジアのベスト空港では、共に羽田空港、成田空港、中部空港、関西空港、福岡空港という順位だった。

 

 

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出所:スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワード『2024年ベスト空港:世界地域別』

 

 

 

2048年に福岡空港への就航100路線・旅客数3,500万人を目指す

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出所:梓設計・HOK・西日本技術開発共同企業体(画像提供:福岡国際空港)

比類なき東・東南アジアの航空ネットワークを有する、東アジアのトップクラスの国際空港━━━。
福岡国際空港株式会社は、20183月に策定した『福岡空港特定運営事業等 マスタープラン』において、30年後となる2048年における福岡空港の将来イメージを打ち出す。

 

 

具体的な数値も記載した将来イメージに関する具体的な内容は、次の通りだ。
東・東南アジアの就航国数は日本一 14ヵ国・地域、51路線に就航
旅客数3,500万人 (国際:1,600万人、国内:1,900万人)、100路線(国際:67路線、国内:33路線)
SKYTRAXが実施するWorld Airport Star Ratingで世界最高水準の5スターエアポートに定着

 

 

一方、福岡国際空港株式会社が2024328日に発表した『2024年度事業計画』では、旅客数の目標値として国内線1,720万人、国際線740万人の合計2,460万人を掲げる。
一方、財務指標の目標値として営業収益510億円、営業利益8億円、当期純損失70億円を想定している。
コロナ禍が本格的に明けて、人々の往来も本格化していく中、施設更新が進む福岡空港における動向からについて今後も目が離せそうにない。

 

 

参照サイト

一般財団法人日本航空機開発協会『令和4年度版 民間航空機関連データ集』
http://www.jadc.jp/data/associate/

 

スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワード『世界のトップ100空港2024
https://www.worldairportawards.com/worlds-top-100-airports-2024/

 

スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワード『2024年ベスト空港:世界地域別』
 https://www.worldairportawards.com/best-airports-2024-by-global-region/

 

福岡空港特定運営事業等 マスタープラン
 https://www.fukuoka-airport.co.jp/uploads/2019/04/20190423_mp.pdf

 

福岡国際空港『2024年度事業計画』
https://www.fukuoka-airport.co.jp/uploads/2024/03/jigyoukeikaku2024.pdf

 

 

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福岡空港が生まれ変わり、エアポートシティとして飛躍する ~第2滑走路誕生まで、あと1年~
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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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