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今回はストレートにこの芸術家の言葉を、受け止め、噛み締め、咀嚼して、自分のこれからの信念として心に留めて欲しい一冊です。
「どう見られているかじゃなくて、これをやりたい、やる。やりたいこと、やったこと。それだけが自分なんだ。」
「誤解されるほど強くなる。弱さは強さ。他人の目なんて気にするな。やりたいことをやる。それできみは強くなる。」
岡本太郎記念館館長の平野暁臣さんが、これまで70年間に出版された岡本太郎の本の中から厳選した言葉たちが並んでいます。
言わずと知れた孤高の芸術家 岡本太郎。
彼の言葉には、果てしない宇宙さえ感じる芸術活動や戦争体験に基づいた苦悩、孤独から生まれる希望、そして生きることへのあくなき情熱を感じます。
第1章 それでも生きていく
第2章 他人の眼を気にするな
第3章 生きることが芸術だ
この3章のタイトルだけでも、すでに感じることが出来る彼のエネルギー。いろんな年代の人々が彼の言葉に救われて来たのではと思います。
強くなる・・・今の皆さんに僕も含めて問いかけていきたいのです。
一度、文章全体をまずは読み通してください。最初は少し分かりづらい部分も多いかもしれませんがその後少しゆっくりと一行一行が心に染み込むように読んでいってみてください。
そうしていくうちに今、自分の中で何を悩み、停滞し、恐れているのかが分かってくると思います。
そしてたった一文でもいいから、これからの弱い自分を支える、前進させてくれる言葉＝強くなる言葉をお守りのように心に抱きかかえて生きていってください。
「失敗したほうがおもしろい」
なんと勇気を与えてくれる言葉なんでしょうか。
僕も本屋としては失敗の連続です。でも誤解を恐れず、日々、自分の信念を貫いていつか多くの人に本の大切さを理解してもらえるようにクタクタになるまで頑張っています。
恐れるな、強くなれ。
自分の弱さを知っているからこそ本当は強い人間になれるのだと思います。
そして、あなたの強さは誰かの弱さを助けることにもなるのですから。
＊ ＊ ＊
強くなる本
岡本太郎 著/文 平野暁臣 編集
出版社 : 興陽館
定価：1,500円+税
書店発売日：2022年6月13日
https://honto.jp/netstore/pd-book_31686189.html?partnerid=02vc01
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