1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

平日の朝しかバスが止まらない「扇町」【福岡市博多区】

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載159回目は、福岡市博多区にある「扇町」バス停をご紹介します。

今回は博多区からお届け

 

 

博多駅から南東に1.5キロほど、大通りには面していない場所に、高速バスがたくさんいます。

 

 

敷地の入口にはバス停が立っていて、

 

 

扇町OHGIMACHIとローマ字が併記されています。

現代仮名づかいの規則としては「おうぎまち」が正しい気もしますが、にしてつ時刻表でのフリガナは「おおぎまち」です。

地名なので、地元の人が正解を決めていいのだと思います。

 

 

西鉄のバス停ですが、両側に並ぶバスは、

 

 

九州産交バスや、

 

 

西肥バスなど多彩で、

 

 

西鉄の車両は、奥に少しだけです。

 

 

近隣には高層マンションも多くて、バス需要がありそうですが、

 

 

運行時刻は、ものすごく偏っています。平日の朝だけしか走りません

 

しかも、一般的に始業は9時前後なので、通勤通学需要ならばもう少し早い時間帯に走ってほしいものですが、5本のうち2本は8時台後半、もう2本は9時台です。

 

 

博多駅から城南線を経由して、荒江四角から飯倉方面に曲がる「17」番系統で、全て早良営業所ゆき。

 

 

終点まで乗ると650円で、かなりの長距離系統です。

 

 

 

偏りのある運行時刻。その理由を考えてみる

なぜこんなに極端な時刻設定なのか?

 

 

隣バス停の山王一丁目に移動して、

 

 

反対方向の時刻表を確認してみると、

 

 

扇町終点の「17」も平日朝のみ5本でした。こちらは通勤通学時間帯ぴったりです。

 

すなわち、福岡市の西郊である早良営業所の付近から、博多駅より先の扇町界隈まで通勤する需要があるので、朝だけ直通系統を5台走らせて、

 

 

ひと仕事を終えたバスが、折り返し早良営業所まで戻る際のダイヤなので、扇町発のバスは、通勤通学よりちょっと遅い、この時間帯なのでしょう。

 

 

平日朝の時間帯以外に西の方へ帰りたい場合は、扇町にバスは来ませんので、隣の山王一丁目から乗り、

 

 

博多駅で乗り換え必須です。本数は多いので、慣れてしまえば不便でもないのでしょうか。ちょっと心配。

 

 

 

基本情報

バス停名:扇町(おおぎまち)

・住所:〒812-0016 福岡県福岡市博多区博多駅南4丁目6

・博多からの行き方例:

「博多駅筑紫口(山王方面)」バス停から、17番 扇町行きに乗車し、「扇町(駅南駐車場構内)」で下車。約13分、210円。

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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