冬こそキャンプがおもしろい

冬こそキャンプがおもしろい。福岡の冬キャンの楽しみ方とおすすめキャンプ場!

キャンプ場の利用者数が最も多い時期は夏休みなのですが、夏にはない寒い時期ならではの楽しみがある「冬キャン」にも注目が集まっています。 この冬から冬キャンデビューしてみたい方に向けて、「キャンジョ」のお二人に冬キャンの楽しみ方、そしてキャンプ場の選び方やおすすめのキャンプ場について伺いました。

「キャンジョ」とは?

 

Instagramのフォロワー6.6万人を誇るキャンプ女子のオンラインコミュニティ。

女性キャンパーやファミリーキャンパー、初心者キャンパーさんにも優しいキャンプ情報などを発信するInstagram。

 

 

運営元はキャンプ女子株式会社代表の「かれん」さんと同代表の「がっきー」さん。

キャンプ用品のレンタルサービス『福岡キャンプレンタル』や キャンピングカーのレンタルサービス『osoto campervan』、全国のキャンプ場コンサルタント、そしてキャンプの歌を歌うキャンジョバンドとしても活動をしています。

 

冬の時期は寒さ対策が重要!しっかりと装備を揃えよう!

夏と大きく異なるのが寒さ対策。

テントとマットさえあればいいのが夏のキャンプのいいところ。しかし、寒くなってくる冬キャンではいくつかアイテム選びで注意が必要となります。

 

まずはテント。ポリエステル系のテントだと、風や温度を通しやすく、寒さを感じてしまいます。TCタイプと呼ばれる、ポリエステルとコットンの混紡素材を使ったテントを準備したり、スカート(風よけ)付きのものを選びましょう。

 

キャンプでしっかりと睡眠をとるためにも寝袋も寒さ対策を。

夏場は自宅のタオルケットを持ってくればOKでしたが、冬は保温力の高い寝袋を選ぶ必要があります。少し値段は高くなりますが、保温性が高くて、軽くてコンパクトなダウンがおすすめです。

 

この他にも暖房器具も準備するのが望ましいです。

 

このように夏と比べると寒さ対策での準備物がたくさん必要になります。

しかしながら、「冬キャン」にハマる人も多いんです。

いや、むしろキャンプの醍醐味を味わうには「冬キャン」がいいとまで言われています。

その魅力をいくつかご紹介します。

 

冬キャンの魅力とは?

■ゆっくりとキャンプ時間を楽しめる

夏にわいわいと多人数でバーベキューをするのも楽しいのですが、冬の場合は準備物もいるので少人数でのキャンプが増えます。

そのため、夏の賑わいとは違い、人が少なくて静かな環境で自然と向き合うことができます。

寒い中で暖かな焚き火で暖を取りながらゆっくりと語らったり、テントの中で鍋を囲んで、お酒を楽しんだりする方も多いです。

じっくり、ゆったりとした時間を過ごせるのが冬キャンプの魅力の一つです。

 

■実は夏よりも快適なんです!

冬のキャンプ場には蚊などの虫があまりいません。アウトドアは好きだけど、蚊や虫が多くて苦手という方でも冬ならばその心配がいらないのはありがたいところです。

そして暑くないのです。当たり前ですが冬なので夏のように暑くはありません。

寒さはありますが、暑さの対策と比べるといろいろな形で暖かくできるので、しっかりと準備すれば冬キャンは快適に過ごせるのです。

 

では、冬キャンでキャンプ場を選ぶ際にはなにを基準にしたら良いのでしょうか。

選び方のポイントを3つ教えていただきました。

冬キャンデビューをお考えの方は、しっかりとチェックしておきましょう!

 

 

①標高の低いエリアを選ぶ

標高が高いエリアでは低いエリアに比べて気温がぐっと下がり、雪が降ることもしばしば。

車にチェーンをつけてキャンプ場へ向かうこともあります。

それも冬ならではの魅力の一つではありますが、ちょっと経験が必要です。デビューの際には安全に移動しやすい海辺のキャンプ場や比較的標高の低い都市部のキャンプ場を選びましょう。

 

②電源が使えるサイトを選ぶ

キャンプサイトの中には電源が使えるものもあります。

電源が使えると、自宅にあるホットカーペットや電気毛布、さらにはコタツなども持ってきて使うことができます。一晩中これらの暖房器具を使えると、冬の寒さも安心です。

ゲル型のテントにホットカーペットを敷くとかなり暖かく快適に過ごせますよ。

 

③お湯がでる施設を選ぶ

冬キャンのデメリットなのが「水が冷たい」ところ。朝の洗い物などの際にも水が冷たいのはかなり堪えます。

ですので、温水が出るかどうかはぜひチェックしておきたいポイントです。

昔は温水が使えるのは高規格なキャンプ場と言われていましたが、現在は一般的になっています。さらに冬のシャワーも寒いので、お風呂や大浴場があるところだとベストです!

 

キャンジョおすすめの冬キャンアイテム

冬キャンのおすすめアイテムをキャンジョさんがピックアップしてくれました!

これさえあれば冬キャンを快適に過ごせること間違いなしです!

 

薪ストーブ

 

画像出典:https://fieldoor.com/accessory/woodburningstovetwowindows/

 

扱いやすいコンパクトな薪ストーブは、冬キャンにぜひ持っておきたい一台。

ソロやカップルなど少人数での使用にちょうどいいサイズで、コンパクトに収納できるので持ち運びも楽々。

 

カセットガスストーブ

画像出典:https://aladdin-aic.com/product/gasheater

 

コンパクトなカセットボンベ式なので、扱いやすくて持ち運びもできる便利な一台。かわいいカラーとフォルムが冬キャン気分をより一層上げてくれます。

 

電気毛布

画像出典:https://www.nitori-net.jp/ec/product/7586181s/

 

電源付きのサイトなら、かなり便利なのが電気毛布。寝るときに上から掛けるのも良し、下に敷くも良しの冬キャンを快適に過ごせる万能アイテム。

また、ニトリではUSB電源で使えるフード付きの「着る毛布」という便利な毛布もあるので、こちらもおすすめです!

 

 

マグマカイロ 

画像出典:https://www.kobayashi.co.jp/brand/kiribai/lineup/maguma.html

 

キャンパー御用達の冬の最強カイロ。すぐに高温になり、寒い場所でも冷めにくいのも特長。さらに12時間も温かさが持続するので、チェックインからチェックアウトまでずっと使えるという実にありがたい一品なのです。

 

さあ、冬キャンの準備が出来たら次はキャンプ場選びです!

 

「冬キャン」デビューにおすすめな福岡のキャンプ場3選

①Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKA Campfield(福岡市南区)

 

画像出典:https://www.snowpeak.co.jp/locations/aburayama/

 

福岡市民に長年親しまれてきた油山牧場・油山市民の森がリニューアルし、生まれ変わった複合体験型アウトドア施設「ABURAYAMA FUKUOKA」内に位置する、スノーピークによるキャンプ場です。

市内中心部から車でわずか30分とアクセスも抜群!2023年にオープンした最新のキャンプ場なので費用なものは全て整っているのもポイント。

サニタリー棟にある炊事場兼洗い場や、24時間利用できるシャワーは温水対応。トイレも暖房便座と温水洗浄を完備しています。

 

■キャンジョのワンポイントメモ

キャンジョコメント

管理棟ではキャンプギアやアパレルが購入でき、「森のキオスク」では薪や氷、調味料、消耗品等も購入できます。さらに遊具まで完備されているので、キャンプ当日も翌日も楽しめますよ。

コンセントが使える電源付きサイトがおすすめ。福岡市内を見下ろせる位置にあるので、夜景がキレイなのもポイント。しかも冬は空気が澄んでいるので、その美しさも倍増です!

また、レンタルも充実しているので、はじめてのゆるキャンプで冬キャンプデビューにはおすすめのキャンプ場です!

 

 

Snow Peak ABURAYAMA FUKUOKA Campfield

住所:福岡市南区柏原710-2

TEL:092-235-3184(受付時間は下記営業時間に準ずる)

営業時間:10:00〜18:00

定休日:第1・第3水曜日(第1・第3水曜日が祝祭日の場合はその翌週の水曜日)

チェックイン:12:00~18:00/チェックアウト:~11:00

公式サイト:https://www.snowpeak.co.jp/locations/aburayama/

 

 

 

②OHANA camp&bbq(福岡県糸島市)

 

画像出典:https://flower-villege.com/camp/

 

糸島にある隠れ家的なキャンプ場。全サイトがオーシャンビューなのが最大の特長。

人気の区画サイトは電源付きな上、専用水場とテーブル・イスBBQコンロも設備されています。

他にもフリーサイトや電源・Wi-fi付きのキャンピングカー・車中泊サイトもあります。

場内共有設備として温水シャワーにトイレ、薪・木炭・食品等が購入できる無人販売所も完備されています。

人気の糸島エリアでも静かに楽しめるキャンプ場なので、ゆったりと冬キャンを楽しみたい方におすすめですよ。

 

■キャンジョのワンポイントメモ

キャンジョコメント

区画サイトには冬キャンプには嬉しい電源付きなのはもちろん、あずまや(屋根付きの建物)も設置されています。

あずまやの下には椅子又はベンチ・テーブル・BBQコンロ付き。急な雨でも安心してキャンプが楽しめるので、この冬キャンデビューのキャンパーさんにも優しいキャンプ場ですよ♪

 

 

OHANA camp&bbq

住所:福岡県糸島市志摩野北2461-2

TEL:092-327-1117

営業時間:11:00~17:00

定休日:年中無休

チェックイン・チェックアウト:

【区画サイト】チェックイン 15:00~17:00/チェックアウト 11:00

【フリーサイト】チェックイン 15:00~17:00/チェックアウト 15:00

公式サイト:https://flower-villege.com/

 

 

 

③INN THE PARK 福岡(福岡市東区)

 

画像出典:https://www.innthepark.jp/fukuoka/stay/

 

「INN THE PARK福岡」は海の中道海浜公園に位置する宿泊施設。350ヘクタール(代々木公園の5倍以上)の敷地には遊園地や水族館、動物園などのコンテンツが盛りだくさん。

キャンプ場は広々としたフリーサイトで大型テントも設営OK。温冷水道とウォシュレットを完備したサニタリー棟も完備され、男女別の大浴場も利用できます。

 

■キャンジョのワンポイントメモ

キャンジョコメント

海風と波音を感じながら、プライベートな冬キャン時間を過ごせること間違いなし!

場所も海の中道なので福岡市内からのアクセスも良好。キャンプ翌日にはそのまま会社に出勤できるくらいの距離感も魅力です。

 

 

INN THE PARK 福岡

住所:福岡市東区大字西戸崎18-26

TEL:092-692-7100

営業時間:12:00〜17:00

定休日:季節や天候により営業は不定期

チェックイン・チェックアウト:チェックイン 13:00〜16:00/チェックアウト 11:00

公式サイト:https://www.innthepark.jp/fukuoka/

 

 

 

今回、キャンプ場を紹介いただいたキャンジョさん(キャンプ女子株式会社)は、自然体験から人々の人生をもっと楽しく優しくする取り組みを行っています。

 

 

■福岡キャンプレンタル

キャンプ初心者の方や会社が学校で多人数でグループでキャンプする方には特におすすめ!

無人受け取り返却のキャンプ道具レンタルサービスです。

https://www.camcierge.com/

 

■osoto campervan

博多・五島の2拠点で展開しているキャンプ仕様にカスタムした「キャンパーバン」のレンタルサービスです。

その快適さは、まるで「動くホテル」。九州旅行にも最適ですよ!

https://osoto-van.jp/

 

■レッツゴーキャンプ

Spotifyで発信中の「キャンプを聞いて学べる」ポッドキャスト番組です。

キャンジョのカレンさんとガッキーさんが、キャンプの基礎・楽しみ方をレクチャーしています。聞くだけで、あなたも立派なキャンパーになれちゃうかも?

https://open.spotify.com/show/4ypLIVc3CK4DxpryTDS1m0

 

■キャンジョマガジン

キャンプと自然を愛する人のためのWEBメディアです。

キャンプの最新情報を続々発信しているので、キャンプ好きな方は要チェックですよ!

https://www.camjyo.com/magazine

 

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ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

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