交通系ICカードについてのおさらい
出典:https://smart-ex.jp/reservation/other/ic_card/
交通系ICカードとは日本各地にある鉄道会社などの10社が発行する10種類のICカードの総称です。
10社は以下の通り。
Kitaca(北海道旅客鉄道株式会社)、Suica(東日本旅客鉄道株式会社)、PASMO(株式会社パスモ)、TOICA(東海旅客鉄道株式会社)、manaca/マナカ(株式会社名古屋交通開発機構及び株式会社エムアイシー)、ICOCA(西日本旅客鉄道株式会社)、PiTaPa(株式会社スルッとKANSAI)、SUGOCA(九州旅客鉄道株式会社)、nimoca(株式会社ニモカ)、はやかけん(福岡市交通局)
1枚で全国の電車やバスの利用およびお買い物に使うことができ、これまでの累計発行枚数はなんと約2億枚を誇ります。
2013年3月に全国相互利用がスタートし、今年3月23日に10周年を迎えることになりました。
出典:https://www.shinkeisei.co.jp/topics/2012/2702/
交通系ICカードは、上記マークのある電車・バス・お店等で利用できます。
※ただしお買い物についてはPiTaPaを除きます。
九州の交通系ICカードはこの3つ
九州の交通系ICカードはSUGOCA、nimoca、はやかけんの3つです。
それぞれをご紹介します。
SUGOCA
出典:https://news.mynavi.jp/creditcard/electronic-money/transportation-electronic-money/
SUGOCAは九州旅客鉄道株式会社が発行する交通系ICカードです。
JRのICカード乗車券としては全国で5番目に発行されました。
SUGOCAとは「Smart Urban GOing CArd」の略称を、「凄い」を意味する肥筑方言「凄か」にかけて名付けられています。
「すごか〜」という意味だけでなく、「Smart Urban GOing CArd」の意味があるのはあまり知られていないかもしれませんね。
JRの乗車はもちろん、電子マネーとしても利用できます。
JR九州のポイントサービス「JRキューポ」と連動しており、JRキューポ加盟店で買い物をする際、SUGOCAにチャージされた電子マネーで支払うと、金額に応じたポイントが貯まります。
博多駅やJR九州沿線の利用が多い方にはうれしい特典です。
nimoca
出典:https://news.mynavi.jp/creditcard/electronic-money/transportation-electronic-money/
nimocaは九州の大手私鉄「西日本鉄道」が発行する交通系ICカードです。
nimocaとは、「Nice Money Card」の略称と、「バスにも、電車にも、買物にも、いろいろ使えるオールラウンドなカード」という意味が込められています。
西鉄のバスや電車の乗車はもちろん、バス路線を中心に九州の幅広い地域を対象エリアとしています。
フェレットのキャラクターが目印となっていて、nimocaのロゴとともに目にすることも多いですし、着ぐるみでも見かけることがあります。
でも実は、このキャラクターには名前はないとのこと。通称ニモカちゃんと呼ばれているみたいです。
nimocaは電子マネーとしても利用でき、エリア内の対象の電車・バスや加盟店での利用に応じて「nimocaポイント」が貯まります。
通勤通学で西鉄バスや電車を使う方、駅周辺の「にしてつストア」で日々の買い物をする方にはおすすめです。
そして実は、nimocaのシステムは北海道・函館のバスや路面電車でも使われています。
ちなみに、北海道では「ICAS nimoca(イカすニモカ)」だそうです。
はやかけん
出典:https://news.mynavi.jp/creditcard/electronic-money/transportation-electronic-money/
はやかけんは「福岡市交通局」が発行する交通系ICカードです。
はやかけんとは、「は=速くて や=優しくて(環境や人に) か=快適な けん=券(カード) 」であることを、「速いから」を意味する博多弁「速かけん」にかけて名付けられています。
福岡市地下鉄はもちろん、交通系ICカードとして全国で使えます。
電子マネーとしては、一般的な商業施設や飲食店などの店舗だけでなく、福岡市の公共施設で使えるのも特長です。
参考:https://news.mynavi.jp/creditcard/electronic-money/transportation-electronic-money/
交通系ICカード全国相互利用のあゆみ
2001年11月の「Suica」のサービスインからスタートし、順調に各エリアで展開が進み、福岡では2009年3月に「SUGOCA」「はやかけん」がサービスインしました。
そして2013年3月に全国10カードでの全国相互利用がスタート。
東京の方が福岡に来た際にも、Suicaがそのまま使えますし、福岡の方が出張の際も同様に使えます。
駅の改札での手間が減ったり、コンビニで当たり前に使えて、生活がますます便利になりました。
利用エリア拡大で、交通系ICカードはますます便利に!
交通系ICカードの利用エリアは順次拡大中。
2023年3月27日の福岡市地下鉄七隈線延伸開業でももちろん利用できます。
2024年度はJR九州の長崎本線(鍋島〜江北)、佐世保線(大町〜佐世保)、大村線(ハウステンボス)の計19駅も利用できるようになります。
九州内の移動がますます便利になるんです!
交通系ICカード全国相互利用10周年キャンペーン
2023年3月21日(火・祝)から5月7日(日)まで、利用者への日頃の感謝の意を込めた、「交通系ICカード全国相互利用10周年キャンペーン」が全国で開催されます。
電車・バスに乗って当たる!
指定の利用方法で利用された方に、ホテルペア宿泊券や商品券、グルメギフトが抽選で当たります。
(事前にエントリーが必要なものもございますのでご注意ください)
対象の交通系ICカード:SUGOCA、はやかけん、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca/マナカ、ICOCA、PiTaPa、nimoca
セブン銀行ATMチャージで当たる!
セブン銀行ATMで3,000円以上チャージすると2,000円分のチャージが抽選で当たります。
対象の交通系ICカード:SUGOCA、はやかけんKitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca/マナカ、ICOCA、nimoca ※PiTaPaは対象外です。
エントリー方法など、詳しくは交通系ICカード全国相互利用10周年サイトにてご確認ください。
https://www.jreast.co.jp/suica/cp/sougoriyou10th/
さらに、さいたま市の鉄道博物館では交通系ICカード全国相互利用10周年記念イベントも開催!
2023年3月21日(火・祝)から5月7日(日)まで、利用者への日頃の感謝の気持ちを込めた「交通系ICカード全国相互利用10周年記念イベント」が鉄道博物館(さいたま市大宮区)にて開催されます。
初日のセレモニーでは、全国から交通系ICカードの10のキャラクターが10年ぶりに大集合。10年に1度の瞬間を現地で楽しめます。
開催場所は埼玉県ではありますが、様々なイベントが目白押しなので、気になる方はぜひ下記特設サイトをご覧ください。
交通系ICカード全国相互利用10周年サイト:https://www.jreast.co.jp/suica/cp/sougoriyou10th/
今や私たちの生活になくてはならないものになった交通系ICカード。ここ福岡でも七隈線延伸や、JR九州エリアでの利用エリア拡大など、今後ますます便利な存在になりそうですね!
※「Kitaca」は、北海道旅客鉄道株式会社の登録商標です。
※「Suica」は、東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
※「PASMO」は、株式会社パスモの登録商標です。
※「TOICA」は、東海旅客鉄道株式会社の登録商標です。
※「manaca/マナカ」は、株式会社名古屋交通開発機構及び株式会社エムアイシーの登録商標です。
※「ICOCA」は、西日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
※「PiTaPa」は、株式会社スルッとKANSAIの登録商標です。
※「SUGOCA」は、九州旅客鉄道株式会社の登録商標です。
※「nimoca」は、西日本鉄道株式会社の登録商標です。
※「はやかけん」は、福岡市交通局の登録商標です。
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