【先取り!】福岡市地下鉄七隈線延伸、3/27開業!内覧会で最新情報入手

福岡市地下鉄七隈線の延伸が3月27日に開業します。3月4日に開催された報道機関内覧会により、新駅の詳細が明らかになりました。編集部がその様子をいちはやく、写真たっぷりでレポートします。

福岡市地下鉄の七隈線延伸についての報道機関向け内覧会に編集部が参加してきました!

福岡市地下鉄七隈線の延伸がついに完成し、3月27日に開業することが決定しました。この記事では、報道機関内覧会で中を先取りした様子をお伝えします。


博多新駅(七隈線博多駅)のサイン
※本記事では、七隈線の博多駅を「博多新駅」とし、空港線の「博多駅」と区別してわかりやすいように表現します。
 

1.七隈線延伸の概要

福岡市地下鉄七隈線の延伸計画は、天神南駅から、キャナルシティ博多付近を通り博多駅に至る1.4kmです。天神南から国体道路を進み、祇園町西交差点ではかた駅前通りに入ります。途中、キャナルシティ博多付近に中間駅(新駅)が設けられます。中間駅の名称は、2021年7月1日に「櫛田神社前駅」と発表されました。


20社を超える報道機関が集まりました

博多駅まで開業することで、七隈線沿線からJR博多駅までの所要時間が短縮されます。博多駅では、地下鉄空港線との乗り換えは改札内移動でホームからホームで約150m、JR線との乗り換えは改札口~改札口で約180mです。

 

2.報道機関内覧会の模様

報道機関内覧会では、高島宗一郎市長による会見と、博多新駅のお披露目、博多新駅⇔天神南駅の試乗が行われました。


 開業を目前にし、喜びを語る高島市長


ピカピカの改札


ひとあし早く、試乗してきました

3.博多新駅の紹介

博多新駅の出口は計3か所。今回お披露目されたのは「A:博多口側」です。福岡市地下鉄空港線の博多口改札を出て博多駅地下街と接続する通り沿いに設置されます。

右手が空港線博多駅の博多口改札、左手が博多駅地下街に続く道です


上の写真の博多駅地下街を右手に、KITTEを左手にした場所に、改札へと続く入口「A」が登場します

博多新駅は、博多駅とほぼ平行線に位置する形で作られており、博多駅が地下3階にホームがあるのに対し、博多新駅は地下5階がホームになります。


さきほどの入り口から降りてきたところ。「B」はJR博多シティとつながるそうです


博多新駅から上がってくる人と、博多新駅へ下る人の動線を分け、混雑を避ける流れになっています


博多新駅の改札


博多新駅の改札が地下4階。ホームが地下5階です


別角度からも改札をどうぞ!

のりかえに便利な「動く歩道」が約55メートル。博多駅のホーム内にのりかえルートがあり、約3分で移動できるのでこれまでよりもスムースにのりかえができるようになります。


写真左手が博多新駅改札、動く歩道の先は、博多駅ホームに直結します


この動く歩道の先はどこ?とお思いの皆さん。博多駅博多口のエスカレーターの間にあった階段が取り壊され、ここがつながるんです。びっくりですよね!

>>https://youtu.be/ZOcnRpV-p-g

新駅の改札から、博多駅のホームまで歩いた様子を動画でお楽しみください

また、七隈線は在来線と同じグリーンを基調としたサインになっており、空港線は従来のオレンジを踏襲しています。のりかえの際、視覚的にわかりやすいように配慮された標識になっているのも特徴のひとつです。ユニバーサルデザイン都市・福岡の矜持が伺えます。


右手が博多駅博多口の階段があった場所に通じます。左手が、「動く歩道」につながります


博多駅博多口側から博多新駅にのりかえる方向から見た「動く歩道」です

改札やホームの乗り場が照度でわかるように、電照にも一工夫されています。そしてこの電照は、七隈線の全駅に今後踏襲されていくとのことです。
 


段差と隙間を極力排除し、バリアフリーにも一層対応

4.3000A系について

今回の延伸に合わせて一足早く2月9日に運行を開始した「3000A系」で、博多新駅⇔天神南間を往復試乗してきました。

また、この3000A系は、「空の玄関口=福岡空港」へとつながり、希望の未来を示す広く澄んだ青空をイメージした「スカイブルー」をメインカラーに、そして西南部地域の山々の稜線をイメージしたグリーンをラインカラーとしています。インテリアも、博多織の五色献上色「紫」「青」「赤」「黄」「紺」と、「櫛田の銀杏」で有名なイチョウの木をイメージしたより明るい木目柄になっています。

優先席には立ち座りのしやすいシートも採用されており、足腰に不安を抱える方でも楽に立ち座りができるように設計されています。

 

5.利便性の高さ

七隈線の延伸により、天神⇔博多間が5分から3分へと短縮移動が可能になります。また、天神駅と天神南駅の乗り換えは約660メートルを要していましたが、のりかえ駅が博多になることで、博多新駅と博多駅の移動距離は約150メートルとなり、徒歩区間が大幅に短縮されます。通勤通学などで利用する人にとっては大きなメリットとなります。


 

先に内容を見ての感想

福岡市地下鉄七隈線の延伸は、市民の利便性を高めるだけでなく、福岡市全体の魅力を高めることにも繋がります。わずか3分で天神南に到着する便利さはもちろんですが、七隈線利用者だけでなく、西鉄電車を利用する人たちが、薬院駅で乗り換えて博多に移動するようになるのではという予測もできそうです。

また、これまで七隈線沿線の方々は福岡空港までの移動が大変でしたが、博多新駅と博多駅ののりかえがとても便利になったので、福岡市民の空港との心理的距離の近さはさらにぐっと、本当にぐっと縮まると言えます。

3月27日の開業に向け、市民の期待が高まっています。楽しみですね。

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フクリパ編集部
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