1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

狭い道が好きなバスマニアの究極形。「折立」【福岡市南区】

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡市のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載61回目は、福岡市南区にある「折立(おりたて)」バス停をご紹介します。

今回の舞台は福岡市南区

 

今回話題にするバス停は、福岡市南区の端のほうにある、「折立」です。

 

 

都心方面のバス停に表示される行先は、42西鉄大橋駅のみ。天神や博多には直通便がない場所です。

 

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表示してあるとおり、大橋駅前ゆきしかありません。運行本数は朝夕に手厚い設定で、通勤通学路線なのだろうと推測できます。

 

 

狭い道の話をするつもりなのですが、折立バス停の前の道路は片側三車線で、福岡市内の中でもかなり高規格な県道31号線です。

 

 

ちょうど西鉄大橋駅ゆきがやって来ました。

 

 

 

疑問の答えは「狭い道」にあり

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道を挟んで、ほぼ正面の場所にあるのが、

 

 

郊外向けの折立バス停です。

 

 

郊外方向の42番は行先が多彩なため、見落としてしまいがちなのですが、こちらのバス停だけは、46番も発着することが記載されています。

 

 

 

路線図にある雑餉隈営業所ゆきはかつての名残で、現在は井尻六ツ角ゆきが3本と、福岡女学院ゆきが1本しかありませんが、ではこの46番の戻り都心向けは、なぜ向かい側の折立バス停に停車しないのでしょう?

 

 

という疑問の答えは、折立バス停の右側、セブンイレブンの脇にあります。

 

バス停周辺の道路を図で表すとこのような感じ。

 

 

46番は珍しく、路線途中に一方通行区間を持っており、都心向けは県道31号線を折立の交差点から右折し、ここに進入します。

 

 

そして福岡市内でも指折りの狭隘区間が出来上がります。

 

 

「狭い道の究極形」などと謳ってしまったため、今後この連載で狭い道に言及するのは難しくなりそうですね。

 

さてどうなりますやら。

 

 

 

基本情報

バス停名:折立(おりたて)

・住所:〒811-1303 福岡県福岡市南区折立町10[map]

・博多からの行き方:

「博多駅前C」から、普通46番 竹下・折立経由 井尻六ツ角ゆき に乗車。約29分、330円。

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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