1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

バス路線マニアにロータリーはこう見えている。「室住団地(むろずみだんち)」バス停

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡市のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載35回目は、福岡市早良区にある「室住団地(むろずみだんち)」バス停をご紹介します。

団地のロータリーに注目

本日は、福岡市早良区にある「室住団地」からお届けします。


左から2本目の木のあたりにバス停があります

主役の「室住団地」バス停は、団地の内部にある、ロータリー型のバス停で、


乗降用のバス停の手前には、降車場バス停も設置されています。

ロータリーに進入してきたバスは、

停車して、

左に向かうものも、

右に向かうものもあります。
上から見るとこんな感じです。

室住団地バス停の行き先表示を見ると、両方向に「井開・有田一丁目・小田部四丁目」という3つのバス停が、同じ配置で記載されています。基本的に、井開が郊外で、小田部四丁目と有田一丁目が都心方向だと考えてください。
バスはどこから来て、どこへ行くのか?こまかく経路を確認してみましょう。

ロータリーを出て左に向かうのは、井開→小田部四丁目と移動するバス。


井開→小田部四丁目 の経路

ロータリーを出て右に向かうのは、井開→有田一丁目と移動するバスです。


井開→有田一丁目 の経路

そこで私が考えるのは、全ての区間に乗りたいな、という「完乗(かんじょう)」に関すること。
※「完乗」についてはこちら>>『バスマニアの夢「完乗」とその難しさ。「博多駅筑紫口(はかたえきちくしぐち)」バス停』

例えば、都心方面行きである井開→小田部四丁目の経路について。
これではロータリーを回らないので、図の赤い点線部分が残るなあとか。


ロータリーを半周しかしないため、赤の点線部分は通れていないことになる

一方、小田部四丁目側から来て、ロータリーを一周するバスなら大丈夫、とか考えています。


まるっと一周し、井開方面・有田一丁目方面へ

しかし、同じ小田部四丁目側から来るバスの中でも、「503」番はここ室住団地が終点の系統もあるので、乗り換えた場合は図の赤い点線部分が未乗になるよなとも。


乗り換えが発生する場合の動き。「降車場」ー「室住団地」の間の部分は未乗になってしまう

さあ、あなたもこの日常風景に、仮想のバス路線が見えてきませんか。

こんなふうに(笑)。

基本情報

バス停名:室住団地(むろずみだんち
・住所:〒814-0035 福岡県福岡市早良区室住団地90[map]
・天神からの行き方一例:
「天神警固神社・三越前 (六本松方面)」から普通203番 六本松 原経由 室住団地ゆき に乗車。約29分、370円。

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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