「天麩羅処ひらお」とは?
「天ぷら」と言えば、全国的には定食という形でセットとして提供されるスタイルが一般的です。
しかしながら、「天麩羅処ひらお」の天ぷらは、「目の前で揚げたての天ぷらが1品づつ提供される」「名物のイカの塩辛が付いてくる」という独自のスタイル。
圧倒的な「コスパの良さ」が相まって、福岡県民のソウルフードとして抜群の人気と知名度を誇っています。
店内では、目の前で天ぷらを揚げるシーンを見ることができます。
えび・いか・豚・白身・野菜3品とバランスの良い具材の「お好み定食」は人気No.1!
こちらが名物「イカの塩辛」食べ始めると箸が止まりません!
揚げたてが一品ずつ提供されるので、アツアツの状態でいただくことができます。
天麩羅処ひらおの注文の流れ
初めて入ったときにどうしたらいいの?と戸惑うことのないように、天麩羅処ひらおの基本的な注文の流れをご紹介します。
下記の手順でひらおの天ぷらを楽しみましょう!
【1】店頭で食券を購入します。
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【2】待合室で順番を待ちましょう。
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【3】席に着いて、食券を提示します。
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【4】先にごはん・味噌汁・天つゆが運ばれます。
塩派の方は塩を小皿に取っておくなどの準備をしておきます。
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【5】イカの塩辛を堪能しつつ、天ぷらが揚がるのを待ちましょう。
ついつい、イカの塩辛でごはんを食べすぎることがありますので調整には注意を!
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【6】揚げたての天ぷらが次々と提供されるので、アツアツの天ぷらを楽しみましょう♪
なすなどの油をよく吸う食材は特に熱いです!注意しながら、お召し上がりください。
フクリパ記事でも「Y氏」が天麩羅処ひらおについて紹介!
福岡の天麩羅処ひらおが美味しすぎる話【Y氏は暇人】
https://fukuoka-leapup.jp/entertainment/202201.406
新しくオープンした「天麩羅処ひらお 須恵店」について
画像出典:https://www.hirao-foods.net/shop/
3月15日(土)にオープンした福岡県内8店舗目となる「天麩羅処ひらお 須恵店」。
店舗の隣には具材の下準備や、名物の「イカの塩辛」の製造などを行う工場も新設されます。
新工場は、福岡市東区にある「貝塚店」に隣接する工場(約100平方メートル)の8倍以上(約830平方メートル)。
「イカの塩辛」は須恵町の「ふるさと納税」返礼品としても出品されていますが、今回生産能力が大幅にアップすることで、さらなる事業拡大が期待されます。
天麩羅処ひらお 3つのこだわり
ひらおでは「素材」「安全」、そして「直営」にこだわり、天ぷらを提供しています。
素材にこだわり
野菜や米は国産が中心。新鮮な魚貝類は基本的に市場や漁師さんから直接仕入れています。
他店に真似できない差別化ポイントとして「産地指定」があり、その時期に最もおいしい旬の素材を厳選。
ちなみにひらおは、「トレーサビリティ」という言葉が出てくるずっと前から生産者・産地・素材にこだわり続けてきたそう。
その理由も、ひらおのルーツが鮮魚店だからであり、市場のセリに参加できる鑑札も保持されています。
そこには「お客様に自信のないネタは一切お出ししません!」という揺るぎない信念があるのです。
安全にこだわり
ネタの品質と同じくらい、「鮮度」も天ぷらの品質を決める重要な要素。
新鮮な材料を厳選するのはもちろん、鮮度を保つために保存料や添加物は使われていません。
鮮度へのこだわりは、名物「イカの塩辛」にも顕著に表れており、スーパーで売られている塩辛の消費期限は1ヶ月前後のところ、ひらおの塩辛はわずか5日。そのことからも防腐剤を使用していないことが分かります。
直営にこだわり
ひらおでは社員が責任者を務める店か、社内で修行を積んだ社員の独立店以外は、一切出店をしていません。
その理由は、味の統一を図るため。
ひらおの天ぷらの味は「ころも」の練り方ひとつで風味が変わるほど、きめ細かなノウハウに支えられており、本社の目が届かないフランチャイズ店では、この繊細な味の維持は難しいことがあります。
さらにもうひとつの理由が、価格の統一。
厳選したネタをふんだんに使っていながら、千円札でおつりがくる。業界関係者が「ありえない!」と驚くリーズナブルな価格設定も、直営店だからできること。いくらおいしいからといって、何千円もするような商品を提供するつもりは今後もないそうです。
誰でも最高の味を気軽にいつでも楽しめる店。それでこそ「天麩羅処ひらお」なのです!
天麩羅処ひらおの歴史
画像出典:https://www.hirao-foods.net/history/
ひらおが産声を上げたのは1977年(昭和52年)。
先代の河内健次郎氏が、福岡市東平尾に鮮魚・青果・精肉の生鮮3部門を揃えた「河内商店」を開店させたのがはじまりです。
先代はもともと鮮魚店などを経営してきた起業家で、当時の東平尾は周囲に田んぼが広がる「都会と田舎が混じりあった地域」で、そんな東平尾に生鮮3部門を揃えた商店の誕生は画期的だったとのこと。
翌年1978年(昭和53年)には隣接地に現在のひらおの前身となる「ドライブインひらお」を開店。
当時は麺類や定食等も食べられる普通の食堂でした。
開店にはユニークな経緯があり、当時、近所に定職につかない“遊び人”状態の若者が何人かいたのを先代が見かねて、うどん店・中華料理店などでの修業を勧めました。
その若者たちの働き場を作る意味で「ドライブインひらお」の開店を思いついたそうです。
さらに翌年の1979年(昭和54年)には「ドライブインひらお」を「天ぷらのひらお」にリニューアル。これが「ひらお」1号店となります(現在の本店)。
天ぷらのおいしさが話題となり、たちまち人気店に。
その後、定食やろばた焼きなどを扱う複合的な外食形態を目指したそうですが、やがて天ぷらの一業態に統一されます。
その後、1987年には松島店(現在は閉店)がオープンし、ネタさばきや塩辛製造を行う加工工場も併設。これを機にひらおの多店舗化が本格化していきます。
2000年には福岡市早良区重留に「早良店」、2005年には粕屋郡久山町に「久山店」、2006年には福岡市東区箱崎に「貝塚店」と福岡市中央区天神に「天神店」(天神店はビル建て替えのため2017年閉店)、2010年には福岡市東区原田に「原田店」がオープン。
2017年には「天麩羅処ひらお」に屋号を改め、福岡市中央区大名に「大名店」がオープン。2018年には福岡市中央区天神のアクロス福岡に「天神アクロス店」がオープンし、7店舗体制となりました。
そして2025年3月、待望の8店舗目となる「須恵店」がオープンしました。
※出典:https://www.hirao-foods.net/history/
福岡県民のソウルフードとして抜群の人気を誇り、近年は観光客にも大人気で行列ができることも多く見られるようになった「天麩羅処ひらお」。
今回の8店舗目となる須恵店のオープンで、さらに利用しやすくなりそうですね!
天麩羅処ひらお 須恵店
■住所:福岡県糟屋郡須恵町旅石174-1
■TEL:092-719-0902
■定休日:年末年始(12/31〜1/2)
■駐車場:有り
■アクセス:JR須恵中央駅から徒歩約15分
■公式サイト:https://www.hirao-foods.net/
参考サイト
https://twitfukuoka.com/?p=346720
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