住んでみたいエリアランキング1位は「大濠公園・唐人町周辺」!福岡県居住者の「住宅ニーズと住みたい街ランキング」発表

福岡・九州で「マーケティング・リサーチ」と「ビジネスコンサルティング」の専門会社として、顧客視点に基づく科学的なアプローチによって的確な課題解決策を導き出し、マーケティングサポートを行っている「株式会社ジーコム」が独自調査した、福岡県居住者の「住まいと街」に関する調査「住宅ニーズと住みたい街ランキング」2025年3月版が発表されました。

住んでみたいエリアランキングの1位は「大濠公園・唐人町周辺」

画像出典:https://www.gcom-net.co.jp/gcom_wp/wp-content/uploads/2025/03/rep187.pdf

 

今回、株式会社ジーコムが提供するアンケートモニター「コムネット」に登録している福岡県在住の20歳~79歳の男女に対して、「福岡県内で住んでみたいエリア」についてインターネット調査を行ったところ、ランキングの1位は24.1%の票を集めた「大濠公園・唐人町周辺」エリアでした。2位は「西新・百道周辺」で19.4%、3位は「薬院・警固周辺」で15.5%でした

 

「大濠公園・唐人町周辺」と「西新・百道周辺」の上位2エリアは福岡市居住層・福岡市以外の都市圏居住層のどちらからも支持を集めていました。特に「大濠公園・唐人町周辺」はどの年代、性別でも第1位となっています。

「西新・百道周辺」も年齢別で見た際の20・30代以外では第2位に輝くなど、多くの世代から人気を集めています。「大濠公園・唐人町周辺」と「西新・百道周辺」は隣り合ったエリアであり、地下鉄沿線で天神や博多へのアクセスもよく、それでいて落ち着いた雰囲気があることで人気なのかもしれません。

 

福岡市以外の都市圏居住層の方は住んでみたいエリアとして「薬院・警固周辺」を選ぶ人の割合が高くなっています。

「薬院・警固周辺」は単身住居も多く、賑やかな町並みですので、次はそのようなところに住んでみたい!というのあこがれにより割合が高くなっているのではないでしょうか。

 

続いて、年代に注目してみると、中央区の各エリアは年代の差はあまりないものの、「大橋駅周辺」は20・30代で20.3%、早良区・西区・東区は40・50代での割合が他の年代に比べて高いことも特徴です。

 

画像出典:https://www.gcom-net.co.jp/gcom_wp/wp-content/uploads/2025/03/rep187.pdf

 

上位5エリアを抜粋してみると、「大濠公園・唐人町周辺」は性別・年代問わず1位となっており、「西新・百道周辺」も20・30代を除き2位となっています。

また、「大橋駅周辺」は女性と20・30代に人気があることがデータからも伺えます。

なお、以前フクリパでご紹介した「みんなが探した!住みたい街ランキング」九州圏版でも“買って住みたい街”部門で「西新」が1位、「唐人町」が4位、「大濠公園」が6位にランクインしており、“借りて住みたい街”部門では「西新」が6位、「大橋」が7位にランクインしています。

「借りて住みたい街」は8年連続で1位は「博多」!「みんなが探した!住みたい街ランキング」九州圏版が発表!

https://fukuoka-leapup.jp/city/202502.48144

現在の住居形態と5年後に想定される居住形態の比較

画像出典:https://www.gcom-net.co.jp/gcom_wp/wp-content/uploads/2025/03/rep187.pdf



福岡県在住の20歳~79歳を対象に行われた本調査では、「現在住んでいる住宅形態」と「5年後に想定する住宅形態」についても調査が行われ、現在住んでいる住宅形態は自己所有層が56.7%(分譲マンション21.3%、戸建て住宅35.4%)、賃貸層が29.3%(集合住宅27.4%、戸建て住宅1.9%)、その他が14%(社宅または寮や、親族が所有する住宅に同居等)でした。

 

5年後に住んでいると想定される住宅形態は、自己所有層が60.7%(分譲マンション23.9%、戸建て住宅36.8%)、賃貸層が26.5%(集合住宅25.8%、戸建て住宅0.7%)となり、一見すると大差はないようですが、5年後の自己所有層は微増傾向、賃貸層や「親族が所有する住居に同居する層」が微減傾向という見立てとなっています。

 

 

5年後に賃貸に居住する理由とは?

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5年後に賃貸に住んでいると回答した方の理由として、最も多かったのは39.8%の『住宅を所有することにメリットを感じない』、続いて、『購入資金が高い』および『現在の住居に不便さを感じていない』が同率の34.5%となっています。

 

また、男性は女性より「購入資金が高い」とする割合が高く、一方で女性は男性より「住み替え・引っ越しが簡単にできなくなる」の割合が高くなっています。

 

20・30代では「住宅を所有することにメリットを感じない」「購入資金が高い」「現在の住居に不便さを感じていない」「住み替え・引っ越しが簡単にできなくなる」「転勤や転機など将来のことはわからない」の上位5項目が30%以上と高く、特に「家族構成が定まっていない」の割合が23.3%と、他の年代に比べて高くなっています。

 

40・50代では「購入資金が高い」が41.4%、60・70代では「住宅を所有することにメリットを感じない」が60%、「将来、処分や相続で困らない」が28%となっており、それぞれの割合が他の年代に比べて高いのも特徴です。

 

また、「転勤や転機など将来のことはわからない」と回答した人は、年代が下がるにつれ割合が高くなっています。

 

これらを勘案すると、福岡県においては「現状に不便さも感じておらず、高い購入資金を払っても住宅を所有するメリットを感じない」と考える人が多いようです。

 

 

住宅を選ぶ時に重視する点とは?

画像出典:https://www.gcom-net.co.jp/gcom_wp/wp-content/uploads/2025/03/rep187.pdf

 

住宅を選ぶ時に重視する点として、最も多かったのは「交通の便が良い」の43.8%。

続いて「買い物の便が良い」の37.9%、「周辺の治安が良い」の34%で、この上位3つは3割を超えています。

 

20・30代を見てみると「周辺の治安が良い」が48.1%、「親や子どもなどの家から近い」が13.9%が高く、50代以下では「予算以内の価格・家賃」「学校など教育環境が整っている」が高く、60・70代は「日当たりや眺望の良さ」26.3%、「設計や間取り」25.1%「周辺の医療施設の充実度」15.6%と、住環境面や生活面を重視する傾向になっています。

 

福岡都市圏に限って見てみると、重視する点を2021年の調査と比較した場合、「住宅のブランドや販売会社」が1.9%(2021年は6.8%)、「外観のデザイン」は1.9%(2021年は8.5%)と減少しています。対照的に「交通の便が良い」が46.6%(2021年は40%)「買物の便が良い」が38.3%(2021年は34.5%)、「周辺の治安が良い」が34%(2021年は31%)と微増しています。

デザインやブランドを基準にすることが減って、アクセスや周辺環境が高まっているようです。

 

また、コロナ禍の2021年では1位だった「設計や間取り」は21.6%となっており、2021年の44.3%より22.7%も減少しています。

 


画像出典:https://www.gcom-net.co.jp/gcom_wp/wp-content/uploads/2025/03/rep187.pdf

 

 

 

今回のデータでは5年後には自己所有層は微増傾向、賃貸層は微減傾向になるという見立てとなりましたが、様々なデータを読み解いてみると、福岡には「大濠公園・唐人町周辺」や「西新・百道周辺」を筆頭に魅力的な街が多く、今後福岡に住みたいと考える方はますます増えていきそうですね。

 

調査概要

■調査方法:株式会社ジーコムのアンケートモニター「コムネット」登録者に対するインターネット調査

■調査対象:福岡県在住の20歳~79歳の男女
■調査時期:2025年1月10日(金)~17日(金)

■調査規模:427サンプル

 

画像出典:https://www.gcom-net.co.jp/gcom_wp/wp-content/uploads/2025/03/rep187.pdf

 

参考サイト

https://www.gcom-net.co.jp/gcom_wp/wp-content/uploads/2025/03/rep187.pdf

 

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ライター
久原茂保
2001年より福岡発のカフェ情報サイト「CAFE@TRIBE(カフェ・トライブ)」を開設。以来、20年以上に渡り福岡県を中心に数多くのカフェを訪れ、日々取材活動に励んでいる。近年はカフェアドバイザー業やカフェのリブランディング、カフェプロモーションなどカフェ業界の知見とネットワークを活かしたオンリーワンな事業を展開中。グラフィックデザインやWEBデザイン、広告コンサルも。

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