福岡県民にとって、なくてはなならい「西鉄バス」
画像出典:西鉄バスグループ公式サイトより
今や福岡県民にとっての交通手段として無くてはならない「西鉄バス」。
西鉄グループ全体では、福岡県60市町村中49市町村と佐賀県東部に一般路線を持ち、熊本県・大分県の一部市町にも一般路線を有しています。
2017年度の西鉄バスグループ全体を通した年間輸送人員はなんと約2億7,000万人!
また年間総走行距離は約1億4,000万kmで、一日平均1,200台が稼働しています。
2020年度末時点での乗合バス保有台数は、西鉄単体で1,822台、グループ全体で2,774台となり、グループ全体では小田急グループに次ぐ全国第2位、バス会社単体についても神奈川中央交通に次ぐ全国第2位の保有台数を誇っています。
出典:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%89%84%E3%83%90%E3%82%B9
役割を終えた路線バスがアート作品に生まれ変わる“SCRAP ART プロジェクト”
通常、役割を終えた路線バスは解体後に100%リサイクルされ、毎年約100台のバスから有価金属やプラスチックを回収し、製鋼原料やセメント原燃料として再利用されています。
今回の“SCRAP ART プロジェクト”では、金属加工業者の「株式会社三松」や、鍛冶屋の「有限会社イチ・マル・ハチ(MAio-108)」など、その道に精通した職人たちの手によってバスの廃材に新たな息吹が吹き込まれ、「唯一無二のアート作品」として生まれ変わります。
まず、第一弾として1975年から人々に親しまれてきた旧デザインの車両(通称“赤バス”)の車体の一部がアート作品になります。
「西鉄車体技術株式会社」が切り取ったバスの車体の一部を、「株式会社三松」による最先端のレーザー技術で20〜30cmにカットしたものに、「MAio-108」が1つ1つ手作業でフレームを取り付けんです。
これにより、当時の風合いや質感をそのままにコンパクトなアート作品として生まれ変わります。
バス好きな方はコレクションとして集めるのも良し、自宅や店舗などでインテリアのアクセントとしても活用できそうですね!
アート作品は“SCRAP ART プロジェクト”の公式サイトで3月下旬より購入できますので要チェックです!
“SCRAP ART プロジェクト”公式サイト
https://scrapart-pj.com/
3月3日(金)〜3月8日(水)北九州市立旧百三十銀行ギャラリーにて展示も開催!
さらに、北九州市八幡東区にある「旧百三十銀行ギャラリー」において、20点以上の“SCRAP ART プロジェクト”のアート作品が展示・販売されるギャラリー展も開催されます。
北九州市立旧百三十銀行ギャラリーの建物は、日本近代建築の先駆者である辰野金吾氏(1854〜1919)が主宰する辰野・片岡設計事務所の設計で、1915年に「百三十銀行八幡支店」として建設されました。
現在は北九州市の有形文化財に指定されており、1993年からは「北九州市立旧百三十銀行ギャラリー」として、絵画展や写真展、 書道展などアート作品の展示会場として活用されています。
そんな100年以上もの歴史がある建物で、アート作品を楽しんでみてはいかがでしょうか。
“SCRAP ART プロジェクト”ギャラリー展概要
会 場:北九州市立旧百三十銀行ギャラリー(北九州市八幡東区西本町1-20-2)
開催期間:2023年3月3日(金)〜 3月8日(水)
開催時間:10:00〜18:00 ※最終日は16:00まで
入場料:無料
福岡県民にとって愛着のある西鉄バスの車体から生まれたアート作品。
優れたデザイン性はもちろんのこと、SDGsの観点から見ても環境に配慮したアート作品はこれからのスタンダードになっていきそうですね!
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