西鉄バスは1日に37.1万km、地球約10周分の距離を走行
福岡を縦横無尽に走るバス。九州各地からやってきた高速バスやJRのバスなども市内を走っていますが、市民の皆さんがよく目にするその多くは西鉄(にしてつ)バスと言っていいと思います。
なんとこの西鉄バス、1日に37.1万km、地球約10周分の距離を走行。保有車両台数はグループを合わせて約2,700台、年間利用客数は約2億7,000万人。
福岡に来た方の中には、「市内をこんなにバスが走っているのか?」と、驚く人も少なくありません。
バスで溢れる天神の日常的な風景
参照:西鉄バスRECRUITING SITE【マンガでわかる!西鉄バス運転士】⑰https://www.nishitetsubus-saiyo.jp/%E3%80%90%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%EF%BC%81%E8%A5%BF%E9%89%84%E3%83%90%E3%82%B9%E9%81%8B%E8%BB%A2%E5%A3%AB%E3%80%91%E2%91%B0/
参照:RECRUITING SITE2022 https://www.nishitetsu-recruit.jp/enterprise/jidosya
福岡ライフを楽しむコツはバスにある(と、言ってもいい)
こんなにバス大国の福岡なのですから、バスライフを楽しむコツを掴めば、すなわち福岡ライフを楽しむコツを掴んだとも言える、と私は思うのです。
例えば、都心にありながら平日2本しかバスがこないバス停があることや、1つ1つのバスには車輌番号が明記されていて、自分の生年月日を番号として持つバスを探し、今どこにいるか追跡するちょっとした遊びができることはご存知ですか?
こちらが車輌番号。車体に明記されています
こんな「コツ」を知っていたら、きっと今日の帰り道はバスやバス停を探して、いつもより少し楽しくなると思うんです。
コロナでなかなか遠方に出かけるのがはばかられる昨今ですが、福岡でバスに乗ることは「移動の一手段」であることにとどまらず、住む人にとって究極のマイクロツーリズムであり、日常旅であり、ローカル旅に他なりません。知らない駅で降りるとワクワクするのと同じように、一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源なのです。
新コーナー「バス停から愛」
そんな思いを込めて、毎回福岡のバス停を1つ取り上げ、そのバス停の胸熱な運行情報や周辺スポットを取り上げる企画「バス停から愛」を始めることになりました。
記事をお届けするのは、バス路線探検家の沖浜貴彦さん。子どもの頃、自宅に貼られていたバス路線図を見て「全部終点まで乗らないと気が済まない」とバス愛に火がつき、以来バスを愛して40年以上という筋金入りのバス好きです。
毎月第二金曜日・第四土曜日にはバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を開催。先日私も参加させていただき、この企画のネタ出しを行っていただきました。
「バス路線探検家の会」での板書の一部。これだけでは全然わからないですが笑、詳しく聞くとどれも本当に面白いんです。みなさんが知っているバス停の名前はありますか?
最後に、沖浜さんからメッセージをいただきました。
沖浜さん
そんな「マニアが見ている世界」を、少しでも皆さまにお伝えできるよう頑張ります。よろしくお願いします。
福岡の日常を楽しくしてくれる、ちょっぴりディープな新コーナーをぜひお楽しみに!
こちらもチェック>>沖浜さんのブログ「ほぼ西鉄バスの旅」https://nishitetsu.yoka-yoka.jp/
>>新連載「バス停から愛」記念すべき初回記事「能古渡船場」はこちら
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