貝塚線600形車両

【経済・ビジネス短信@フクリパ】

貝塚線の混雑率164%は全国2位、前年度比6ポイント増、順位3つ上昇

福岡市東部を走る西鉄貝塚線は、全国でも屈指の混雑路線です。国土交通省『都市鉄道の混雑率調査結果』(2024年度実績)においても全国で第2位となる混雑率を記録しました。

西鉄貝塚線は、2年振りに全国の都市鉄道で混雑率第2位

都市鉄道の混雑率調査(2024年度実績)によると、第1位:東京都営日暮里・舎人ライナー177%、第2位:西鉄貝塚線164%、第3位:東京メトロ日比谷線163%、同:JR東日本埼京線163%、第5位:同中央線(快速)161%となっている。
国土交通省は2025729日、2024年度における都市鉄道の混雑率調査結果を公表した。
同調査結果によると、西鉄貝塚線は、前年度比で6ポイント増し、順位も3つ上げて第2位となった。
西鉄貝塚線にとって、2年振りの全国第2位となる。
混雑率の首位は、昨年度同様に新交通システムである東京都営日暮里・舎人ライナーの177%だった。

 

 

混雑率調査結果は、通勤・通学時間帯における各鉄道路線の混雑状況を把握する目的で毎年度に実施している調査だ。
混雑率は、最混雑時間帯1時間の平均であり、主に202410月~11月の1日または複数日の乗車人員データを基に計算した。最も混雑する区間の輸送人員(乗客数)を列車の輸送力(車両編成数×本数)で割って算出した数値だ。

 

 

2023年度の混雑率で第5位だった西鉄貝塚線の輸送力は、ピーク時1時間あたりは、2024年度も前年度同様に2両編成×6本のままであり、その輸送力1,488人分は不変だった。
その一方、2024年度の輸送人員は前年度比で85人増えて2443人となった結果、混雑率は前年度から6ポイント増して、164%となった。
西鉄貝塚線について、地域鉄道に詳しい専門家は、「混雑率が日比谷線や埼京線を上回る164%だと、沿線人口は急増しているので、170%突破も現実化してくる」とのコメントを寄せている。

 

国土交通省『最混雑区間における混雑率』(2024年度)ランキング

出所:国土交通省『都市鉄道の混雑率調査結果』(2024年度実績)

 

 

西鉄天神大牟田線は東京圏並み、福岡市地下鉄は大阪圏を上回る

福岡県内の主要路線混雑率は西鉄天神大牟田線139%、福岡市地下鉄空港・箱崎線135%、同七隈線126%、筑豊電気鉄道115%、JR鹿児島本線110%、同篠栗線107%となっている。
国土交通省がまとめた『都市鉄道の混雑率調査結果』によると、福岡県内を走る主要路線は、混雑率100%を突破している。

 

 

また、国土交通省が発表した三大都市圏主要区間の平均混雑率(2024年度実績)は、東京圏平均の139%、大阪圏116%、名古屋圏126%であり、西鉄天神大牟田線の139%は東京圏並みだ。
また、福岡市地下鉄空港・箱崎線の135%と同七隈線の126%は、大阪圏平均の116%を上回っている

 

混雑率の目安として、国土交通省では、混雑率100%について、「座席につくか、座席前の吊革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる」とする。
一方、同150%は、「肩が触れ合わない程度。ドア付近の人が多くなる」という。
なお、同180%になると、「肩が触れ合い、やや圧迫感がある。ドア付近の人は窮屈となり、体の向きを変えるのが困難となる」とのことだ。

 

国土交通省『最混雑区間における混雑率』(2024年度)

出所:国土交通省『都市鉄道の混雑率調査結果』(2024年度実績)

 

参照サイト

国土交通省『都市鉄道の混雑率調査結果を公表』(令和6年度実績)
https://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo04_hh_000138.html

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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