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福岡新風景:経営者と語る福岡の魅力

地域とともに歩む飯塚高校—未来を創る学びのかたち│学校法人嶋田学園 常務理事 嶋田吉朗さん

福岡大学商学部・飛田先生の"福岡新風景:経営者と語る福岡の魅力"では、福岡へ新たに根を下ろした経営者たちの生の声をお届けします。さまざまな背景を持つ経営者がなぜ福岡を選び、どのように彼らのビジョンと地域の特性が融合しているのか、また福岡がもつ独特の文化、生活環境、ビジネスの機会はどのように彼らの経営戦略や人生観に影響を与えているのかについて、飛田先生が、深い洞察と共に彼らの物語を丁寧に紐解きます。福岡の新しい風景を、経営者たちの視点から一緒に探究していきましょう。福岡へのIターン、Uターン、移住を考えている方々、ビジネスリーダー、また地域の魅力に興味を持つすべての読者に、新たな視点や発見となりますように。

みなさん,今の学校がどんな風になっているかをご存知ですか?保護者としてお子さんが通う学校についてはある程度ご存知でも,他の学校がどのような取り組みをしているのかというのはなかなか知る機会がありません。

 

かつては憧れの職業の1つだった学校の先生。しかし,今はなり手が少ない職業の1つになっています。それでも,私もその端くれとして感じることは「教育には可能性がある」ということ。そして,学校教育の現場は大きく変わろうとし始めているということを感じます。

 

今回は,飯塚高校をはじめ専門学校,認定こども園などを運営する学校法人嶋田学園の常務理事,嶋田吉朗さんにお話を伺います。飯塚高校は,時代の変化に合わせながら地域とともに歩む学校へと進化を続けています。かつて賑わいを見せた商店街とともにあったこの学校は,新しい学びの形を模索しながら,未来を担う生徒たちを育てています。Global,Local,IndividualのGLI教育を掲げ,生徒たちは社会とつながりながら,自らの可能性を広げています。

 

 

地域にある学校はどうあるべきか,地域とともに成長するとはどういうことか。地域にある高校の挑戦が今始まろうとしています。ぜひご一読下さい。

 

 

 

学校のアトツギとして生まれて:違和感と向き合う青年時代

飛田 今日はよろしくお願いします。お忙しい中,本当にありがとうございます。

 

嶋田 お願いします。

 

飛田 まずは先生の生い立ちというか,ここまでの半生を振り返ってくださいますか。

 

嶋田  私は飯塚市の出身で,小学校6年生まで飯塚で育ちました。私の家は飯塚で代々商売をしてきた家系で,今でも中心市街地に管理している不動産があります。また,飯塚を訪れた文豪,森鴎外が嶋田家に滞在し,彼が地域における教育の大切さを説きました。その思いを受け継いで,1962年に祖父の妹が嶋田学園を創設し,学校経営に関わるようになりました。

父が学園を継いだときは,経営的には必ずしも芳しい状況ではなかったと言います。それでも使命感をもって学校経営に取り組んでいた父からは,子どもの頃から「跡取りだぞ」と言われ続けて育ちました。とはいえ,私自身,当時は学校経営に関心があったわけではなく,むしろ「いつか家業を継ぐことになるのかな」と漠然と考える程度でした。

 

飛田  そのような環境の中で育たれると,学校経営に対する意識が幼少期から刷り込まれていたわけですね。

 

嶋田  そうですね。まさにそのように思います。それで中学からは中高一貫校に進学し,そこで6年間寮生活をしました。九州を代表する進学校だったこともあり,非常に学力の高い生徒が集まる環境でした。

そして,周囲の同級生の多くは医師を目指すような学校でしたし,その学校からは著名な起業家が卒業されていることもあって東京で「成り上がり」を目指す生徒も多くいたように記憶しています。

 

一方で,私はそうした将来像に強く共感することができませんでした。それは,地元・飯塚で見てきたものと,学校で見たり,聞いたりする将来像が大きく違っていたからです。中学に進学した頃,飯塚の中心商店街では徐々に人通りが減り,地域の経済が衰退していく様子を目の当たりにしていました。家業として学校経営と商店街内で不動産業も営んでいたので,その影響を間近で感じていました。

 

その一方で,進学した学校では,東京でのキャリアを築くことが当然のように語られ,地域の未来について語る場面はほとんどありませんでした。私は,学校で見聞きする世界と,自分の育った地域の現状とのギャップに違和感を覚えながら学校生活を送っていました

 

飛田 確かに,それは大きな価値観の違いですね。大学進学後,その違和感はどう変化していきましたか?

 

嶋田 大学は東京の私立大学に進学しました。幼い頃から本を読むのが好きだったこともあり,文学に興味を持っていました。ただ,大学に入ってからも「自分が本当にやりたいことは何なのか?」という問いに明確な答えを見つけられず,大学生活は漠然としたものでした。

 

そんな中,ドイツへの交換留学を経験したことが大きな転機となりました。ドイツでは社会学の研究が盛んであり,現地の大学で日本人の市民社会論の研究者に出会ったことも大きな影響を受けました。市民社会論は自立した市民(民間人)がどのように社会を支えるかを考える分野ですが,私立の学校法人のあり方にも通ずるものがあり,地域の経営者がビジネスをしながら地域社会全体を良くしていくようなモデルに魅力を感じるようになりました。

 

飛田 ドイツでの経験が教育や学校経営について深く考える契機になったのですね。

 

嶋田 はい,そうです。その後,日本に戻ってからは大学院に進学し,社会学の視点から研究を行いました。ただ,博士課程の研究が進むにつれて,自分のバックグラウンドを対象化することの難しさを感じるようになっていました。そうした中で,東京の私立学校で教育の実践に関わる機会を得ました。そこでは,大学院に籍を残しながら授業を担当しつつ,さまざまな教育プログラムに関わり,学校運営の現場を学ぶことができました。

 

飛田 教員としての経験が学校経営への考え方にどのような影響を与えましたか?

 

嶋田 その学校は従来の受け身の学習ではなく,生徒の主体性を尊重し,グローバルな視点を持った教育を実践していました。例えば,生徒たちが自分たちで国際会議の企画を進め,さまざまな場面でプレゼンテーションを行い,大学や企業など外部と連携した教育プログラムに参加する機会も多くありました。

また,学校全体として「なぜ学ぶのか?」という問いを大切にしていました。生徒自身が学びの意義を見つけ,目標を設定し,それに向けて努力する姿勢が育まれていたんです。

そして,『教育の場は,単に知識を与えるだけではなく,もっと社会とのつながりを持つべきではないか』と感じました。

 

近年サッカー部が全国大会への出場を果たす

 

その時期,たまに戻る飯塚の街は,年々人々と地域社会との結びつきが弱まりつつあるように思えました。商店街の衰退が進み,かつての賑わいが薄れ,地域全体としての活気が失われているように感じたのです。この状況を見て,学校と地域がどのように連携し,ともに発展していけるのかを考える必要があると強く思いました。

 

 

 

飯塚高校から世界,地域を担う人材を育成するために:学校をもっと開かれたものに

飛田 飯塚高校に戻られてから,どのようなことを感じましたか?

 

嶋田 私は2018年に飯塚高校に戻りました。戻ってまず感じたのは,東京の学校と比べて特に,ICT環境が十分に整備されておらず,業務の多くが手書きで行われていたことに驚きました。そのため,教員の業務負担が重く,生徒の学習環境の向上に向けた取り組みが十分ではないと感じました。

 

飛田 具体的にはどのような課題がありましたか?

 

嶋田 学校内のICT環境は非常に遅れていました。職員室にはネットに接続されたパソコンが数台しかなく,デジタル化が進んでいませんでした。また,業務の多くが手作業で行われ,効率化の余地が大きいことが明らかでした。

 

飛田 それを踏まえて,どのようなアプローチで改革を進められましたか?

 

嶋田 まず,ICT環境の整備に取り組みました。私は2年目からICT委員長を兼務し,コロナ禍を機に業務のデジタル化を推進しました。Google Classroomの導入やオンライン授業の環境整備を進め,教員の業務負担を軽減しながら,生徒の学習環境を改善しました。

 

飛田 さらに,学校にとっての理念,ミッションに相当するものとして,GLI教育を掲げられたんですよね。

 

嶋田 飯塚高校では,GLI:Global(グローバル),Local(ローカル),Individual(個人)を教育の基本方針として掲げており,この3つの視点を大切にしています。Globalでは国際社会で活躍できる力を養い,Localでは地域社会への貢献を重視し,Individualでは個々の生徒が自らの可能性を広げることを目的としています。

これに基づき,生徒は国際的な視野を持ちながら,地域社会に根ざした学びを深め,自らの個性を活かした探究を行うような学びを創っていきたいと試行錯誤しています。

 

そうした中で,地域との連携強化にも力を入れました。東京で学んだグローバル教育も活かして飯塚高校のユネスコスクールに加盟を目指しつつ,SDGs(持続可能な開発目標)を取り入れた教育プログラムを推進しました。生徒が身近な社会課題を発見し,解決策を考え,実践する機会を増やす取り組みを進めています。

 

飛田 ユネスコスクールとしての取り組みはどのように進められていますか?

 

嶋田 SDGsの考え方を取り入れた学習活動を展開し,例えば,地域の環境保全活動や地元企業と連携した持続可能なビジネスモデルの研究などを行っています。また,国際的な視野を持つことを目的に,海外のユネスコスクールとの交流を進め,持続可能な社会づくりに関するディスカッションや共同プロジェクトを実施しています。これにより,生徒がより広い視野で物事を捉え,社会に貢献する意識を育むことができると考えています。

 

このように,飯塚高校では海外研修や留学プログラムの推進,国内外の多様な文化に触れる機会の提供,地域課題の解決に向けた実践的な学習活動の導入などが行われています。特に,グローバル社会に対応できる人材の育成を目指し,英語を活用したプレゼンテーションやディスカッションを重視した授業を取り入れています。

 

飛田 地域との連携についても力を入れられているのですね。

 

嶋田 はい。地域の企業や自治体と協力し,生徒が地域社会の課題に関わる機会を増やしました。2022年の秋に60周年を迎えたこともあり,地域連携の一環として『まちなか学園祭』を開催しました。改めて学校に縁のある商店街で外に開かれた学校でありたいという願いを込めて始めました。2024年度まで3回実施しています。

 

学園祭の様子

 

この取り組みでは,地域の商店街と連携し,生徒が店舗での販売やイベントの企画・運営に携わることで地域活性化に貢献するとともに実践的な学びを得る機会を提供しました。生徒たちは商店街の方々との交流を通じて地域の現状を学び,自らのアイデアを形にする経験を積むことができました。

 

このように,教育と地域の活性化を結びつけることで,飯塚高校の生徒が地域の未来を担う存在になれるような環境を整えています。

 

 

 

教育の現場にさまざまな人との関わりを増やしていく:福岡大学との連携

飛田 学校改革を進める過程の中で,2021年の年の瀬にヲソラホンマチで先生と初めてお会いしました。

 

嶋田 はい,そうでしたね。ここまでお話したようなことを考えていた私にとって,福岡大学の学生さんが高校まで来て授業をしてくださる,生徒と一緒に模擬店を出すという取り組みは「渡りに船」と言えるような状況でした。

 

飛田 私も運命のようなものを感じました(笑)。その後,2022年秋に開催された『まちなか学園祭』に向け,元々商業系の学びをしていたトータルライセンスコースでアントレプレナーシップ教育プログラム「スプラウト」を実施することになったんですよね。大学生から高校生がアントレプレナーシップやコレクティブ・ジーニアスの概念を学び,戦略立案や組織運営,会計の基礎など,経営学の基本的な知識をグループワークを通して習得というプログラム。

 

スプラウトの授業の様子

 

嶋田 そうですね。生徒たちにとって,大学生と一緒に学ぶことは大きな刺激になっています。特に,普段の授業では学べないような,ビジネスに関する実践的な知識を大学生から学べるのは貴重な機会です。また,地域の商店街と連携した取り組みを進めることで,自分たちが地域社会の一員であり,そこで価値を生み出すことができるという実感を持つことができるのも大きな利点です。

 

飛田 翌年からは特進探究実践コースでも授業を行うようになりました。対話型AIを活用したビジネスプラン作成プログラム「kAIware」ですね。生徒の皆さんにとっての身近な課題を深掘りし,その解決策を生成型AIを用いて模索します。最終的には,ビジネスプランを立案する。この授業を通じて,生徒たちは問題解決能力や創造性を養って頂ければと思っています。

 

嶋田 特進探究実践コースの生徒にとっても,大学生と協働することで視野が広がると感じています。大学生の考え方やアプローチに触れることで自分の将来像をより具体的に描けるようになっているのではないかと感じます。

 

飛田 高大連携の取り組みは,大学生にとっても学びの場になっています。自分たちの知識を伝えることの難しさを実感する機会になりますし,実際の教育の場に身を置くことで,新しい視点を得ることができます。また,大学生が高校生にとっての「ロールモデル」となることで,よりリアルな進路選択の参考になるのではないかと考えています。

 

嶋田 こうして活動を続けてきたことで,入学してくる生徒の中には『まちなか学園祭』に関わってみたいという方もおられます。私たちが活動してきたことを見て下さる人もいる。今後も大学や地域社会との連携を通じて,生徒たちにより多くの学びの機会を提供していきたいと考えています。

 

 

 

飯塚高校の未来:グローバルに活躍する地域の担い手を育成していく

飛田 そうした考えを踏まえて,学校経営の視点から見た場合,今後どのような改革が必要だとお考えですか?

 

嶋田 飯塚高校をより魅力的な学校にしていくためには,まず,教育の質を向上させることが最優先です。そのためには,ITの活用をさらに進め,教員の業務効率を改善し,生徒への指導により集中できる環境を整える必要があります。また,教育プログラムの充実も重要です。

 

一番の課題は,教育の変革に対する意識の醸成です。生徒たちには新しい学び方に適応できるように導く必要がありますし,教員側も変化に対して柔軟に対応することが求められます。加えて,地域の方々にも「飯塚高校がどのような価値を提供しているのか」を理解して頂くことも重要です。そのために,学校の方針を明確にし,地域や教育関係者と対話を重ねながら改革を進めていきます。

 

飛田 確かに,学校という組織の中で新しい取り組みを根付かせるのは簡単なことではないですよね。それでも,先生の中では「こうした未来を実現したい」という強い意志を感じます。

 

嶋田 はい,私自身,飯塚という地域に生まれ育ち,学校経営と地域経済の両方を見てきた立場として,この学校を未来へと繋げる責任があると考えています。少子化が進み,地方の学校経営がますます難しくなっている今だからこそ,飯塚高校は他にはない強みを持つ学校へと進化しなければなりません。そのために,教育の質を高め,生徒が地域社会やグローバルな舞台で活躍できる環境を整えることが,私の使命だと思っています。

 

飛田 本当に学校経営の枠を超えて,地域を巻き込みながら改革を進めていくという強い意志が伝わってきます。最後に,飯塚高校の未来について,先生が思い描いているビジョンを教えていただけますか?

 

嶋田 飯塚高校は,これからの時代に必要とされる教育を実践しながら,地域にとっても欠かせない存在になっていきたいと考えています。例えば,飯塚という地域の活性化に寄与する人材を輩出しつつ,全国や世界で活躍できる生徒も育てる。そのためには,教育の質の向上,地域や企業との連携強化,グローバルとローカルを行き来できる人材の育成,さらにはICTの活用,そして学校全体のマインドセットの転換が不可欠です。これからも,地域社会とともに成長する学校を目指して,挑戦を続けていきます。

 

飛田 先生の想いがひしひしと伝わってきました。飯塚高校との連携をさらに深め,ともに未来を築いていけるよう努めていきたいと思います。本日はありがとうございました。

 

嶋田 ありがとうございました。

 

嶋田先生の学位論文

嶋田 吉朗 (著)『地方経済人の結社と市民社会-青年会議所を事例として-』(大学教育出版)

 

いかがでしたか。

 

飯塚高校が目指すのは,地域とともに未来を築いていく学校の姿。学校で学ぶ生徒たちは,実社会とつながる学びを通じて,自分たちの手で未来を切り拓く力を身につけようとしています。

地域の活性化に貢献しながら自らの成長を実感する経験は,これからの人生の大きな糧となるはずです。学校とは,生徒一人ひとりの可能性を引き出し,地域とともに歩みながら新しい価値を生み出していく場所。

これからの飯塚高校の挑戦がどんな未来を描いていくのか。その歩みを見守っていきたいですね。

 

来月もお楽しみに!

 

 

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福岡大学商学部 准教授
飛田 努
福岡大学商学部で研究,教育に勤しむ。研究分野は中小企業における経営管理システムをどうデザインするか。経営者,ベンチャーキャピタリストと出会う中でアントレプレナーシップ教育の重要性に気づく。「ビジネスは社会課題の解決」をテーマとして学生による模擬店を活用した擬似会社の経営,スタートアップ企業との協同,地域課題の解決に向けた実践的な学びの場を創り出している。 著書に『経営管理システムをデザインする』中央経済社がある。

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