高層棟の店舗併設賃貸マンションと低層棟の二階建て店舗
商業施設『カイタックスクエアガーデン』(画像提供:カイタックホールディングス)
ジーンズブランド『ヤヌーク(YANUK)』などを知られるカイタックホールディングス(本社:岡山市)は現在、福岡市中央区警固1丁目において、商業施設と高層賃貸マンションとの複合施設『カイタックリビンコート』を建設している。
場所は、国体道路沿い南側、同社で開発した商業施設『カイタックスクエアガーデン』の隣接地。
昨年2024年10月に着工して、2027年春に開業を予定している。
新たな複合施設であるカイタックリビンコートは、高層のA棟と低層のB棟という2棟の建物を建設している。
A棟は地上22階建てで1~3階が、商業フロアだ。
商業施設として、飲食店舗や物販店舗、ヘアサロン、歯科医院などの入居が見込まれている。
4~22階は、62戸の賃貸マンションとなる。
A棟は、映画館や雑貨店、ライブバーが入居するスクエアガーデンと通路でつなくことで回遊性を高めていく。
B棟は地上2階建てで、1~2階のメゾネットタイプのテナントを募集する。
テナントとして、飲食店をはじめファッションやインテリア、生活雑貨などの店舗を想定している。
「公開空地を設け、みどり豊かで快適な歩行者空間を計画」
福岡市では、市内での延べ面積5,000平方メートルを超える建築物の新築・増改築をする場合、建築主に『建築物環境配慮計画書』を作成して工事着工の21日前までに届け出ることを求めている。
カイタックリビンコートの建築物環境計画書(2023年度受付分)である『CAITAC LIVINCOURT計画』によると、総合評価は「B+」とのことだ。
そして、設計上の配慮事項(総合)として、「公開空地を設け、みどり豊かで快適な歩行者空間を計画すると共に、周辺環境や住環境の向上に配慮した計画とした」という。
株式会社カイタックホールディングスは、株式会社カイタックトレーディング、株式会社カイタックファミリー、株式会社カイタックインターナショナルを主要会社とする持ち株会社だ。
同社は創業1948年(昭和23)10月で資本金1億円、グループ売上高197億円(2024年2月期)となっている。
参照サイト
日本の超高層ビル CAITAC LIVING COURT計画
https://skyskysky.net/construction/202659.html
建築物の環境への取組レベルがわかる 福岡市建築物環境配慮制度
https://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/shinsa/life/kentikubutu-kankyouhairyo/gaiyou.html
建築物環境計画書の概要(令和5年度受付分)
https://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/shinsa/life/kentikubutu-kankyouhairyo/2013-5-20_2_2_3_2_2_2.html
物件概要
所 在 地/ 福岡市中央区警固1丁目185-1ほか(地番)
用 途/ 店舗、共同住宅(62戸)
事業主体/ 株式会社カイタックホールディングス
階 数/ 地上22階
敷地面積/ 739㎡
延床面積/ 7,114㎡
着 工/ 2024年10月
完 成/ 2027年春に開業予定
備 考/ 住居表示は福岡市中央区警固1丁目15