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『世界の都市総合力ランキング』2024年版で東京3位、大阪35位、福岡42位の日本3都市がランクイン

〝アジアのリーダー都市〟という旗印を長年、掲げている福岡市に対する国際的な都市評価は、どのようなものなのでしょうか。先日、発表された『世界の都市総合力ランキング』2024年版における具体的な評価内容をみていきましょう。

首位は13年連続でロンドン、福岡市は4年連続の第42位

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出典『世界の都市総合力ランキング』2024年版(画像提供:一般財団法人 森記念財団 都市戦略研究所)

 

ディベロッパー大手・森ビル系のシンクタンクである、一般財団法人森記念財団都市戦略研究所(竹中平蔵所長)20241210日、『世界の都市総合力ランキング』2024年版を発表した。
世界の主要48都市における『総合力』について、経済分野、研究・開発分野、文化・交流分野、居住分野、環境分野、交通・アクセス分野の6分野・26指標グループ・70指標で複眼的に評価したランキングにおいて、日本からは第3位に東京、第35位に大阪、第42位に福岡の3都市がランクインした。
東京と福岡の順位は前年と同じだったものの、大阪は前年よりも2つ順位を上げている。

 

同ランキングでは、各指標をスコア化し平均したものを指標グループのスコアとし、それらを合算して分野別ランキングを作成した上でスコア2,600を満点に総合ランキングで評価している。
3位の東京はスコア1445.4、第35位の大阪は同993.2第42位に福岡は同858.5だった。
同ランキングでの首位は13年連続でロンドン、第2位は13年連続のニューヨーク、第3位は9年連続の東京だった。
続く第4位は9年連続のパリ、第5位は13年連続のシンガポールであり、トップ5都市の順位において前年との変化はなかった。

 

 

森記念財団都市戦略研究所では、『世界の都市総合力ランキング』(Global Power City Index, GPCI)について、「国際的な都市間競争において、人や企業を惹きつける磁力は、その都市が有する総合的な力によって生み出されるという考えに基づき作成されたものである」とする。

 

 

福岡は経済や研究・開発文化・交流居住で順位アップ環境分野と交通・アクセスでダウン

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出典『世界の都市総合力ランキング』2024年版(画像提供:一般財団法人 森記念財団 都市戦略研究所)

 

『世界の都市総合力ランキング』(GPCI)2024年版の総合順位において、4年連続で福岡は、第42位だった。
福岡の分野別ランキングをみてみると、経済分野で第41(スコア138.7:前年第42位・前年スコア142.6)研究・開発分野で第31(39.9:同第32位・同36.2)文化・交流分野で第45(48.3:同第47位・同49.0)居住分野で第21(355.6:同第23位・同336.6)環境分野で第21(159.9:同第20位・同163.2)交通・アクセス分野で第36(116.1:同第32位・同117.2)だった。
福岡の分野別順位では、経済分野や研究・開発分野、文化・交流分野、居住分野の4分野でアップした半面、環境分野と交通・アクセス分野の2分野でダウンした。

 

 

福岡における各分野内の指標別スコアをみていくと、次のような高低が見られた。
経済分野では、政治・経済・商機のリスクの低さ(84.2)、ビジネスサポート人材の多さ(64.1)、経済自由度(54.3)への評価が高かった半面、上場株式時価総額(0.0)や世界トップ500企業()、優秀な人材確保の容易性()への評価が低かった。

研究・開発分野では、学力の高さ(86.5)への評価が高かった半面、主要科学技術賞受賞者数(0.0)や世界トップ大学(0.1)、スタートアップ数()への評価が低い。

文化・交流分野では、食事の魅力(37.5)やナイトライフ充実度(29.7)、世界遺産への近接性(28.6)、買物の魅力(24.3)への評価が高かった半面、アート市場環境(0.0)、観光地の充実度()、ハイクラスホテル客室数()への評価が低かった。

居住分野では、殺人件数の少なさ(98.3)や住宅賃料水準の低さ(95.8)、平均寿命(95.7)、完全失業率の低さ(93.2)、自然災害の経済的リスクの少なさ(90.2)への評価が高かった半面、飲食店の多さ(2.1) への評価が低かった。

環境分野では、1人あたりのCO2排出量の少なさ(84.9)や空気のきれいさ(82.7)、気温の快適性(62.8)への評価が高かった。

交通・アクセス分野では、空港アクセス時間の短さ(100.0)や通勤・通学時間の短さ(77.7)、タクシー料金の安さ(76.6)への評価が高かった半面、国際線直行便就航都市数(0.0)や自転車での移動のしやすさ(1.0)、国際貨物流通規模(1.2)への評価が低かった。

 

 

参照サイト

一般財団法人森記念財団都市戦略研究所『世界の都市総合力ランキング2024
https://mori-m-foundation.or.jp/ius/gpci/index.shtml
https://www.mori-m-foundation.or.jp/pdf/GPCI2024_summary.pdf

 

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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