福岡市は9国際都市中で家賃の安さで第1位、外食でも第2位の安さ
出典)福岡アジア都市研究所『「第3極」の都市2023』
シアトル、バンクーバー、メルボルン、ミュンヘン、バルセロナ、ストックホルム、ヘルシンキ、釜山、福岡━━━━。
福岡アジア都市研究所は2年に1度、福岡市と類似性のある国際都市と比較したレポート『「第3極」の都市』を発表している(2021年はコロナ禍の統計異常値が生じる見込みがあるため休止)。
同研究所が2023年3月に発表した『「第3極」の都市2023』によると、9国際都市における生活コストの指標比較で福岡市は、家賃の安さで第1位、外食費の安さでも第2位だった。
家賃と外食の物価水準について、ニューヨークの価格を100とした数値によると、下記のような順位だった。
家賃の安さでは、第1位:福岡12.28、第2位:釜山12.75、第3位バルセロナ28.96の順位だった。
外食費の安さでは、第1位:釜山33.75、第2位福岡35.84、第3位バルセロナ55.10となっている。
同研究所では、下記のように解説している。
福岡アジア都市研究所
最も近い都市・釜山と福岡の物価は似たような水準になっています。
福岡市と類似性を持つ国際都市である『「第3極」の都市』とは何か
出典)福岡アジア都市研究所『「第3極」の都市2023』
福岡アジア都市研究所が、福岡市の国際比較の対象としているグローバル都市については、『「第3極」の都市』と定義している。
そして、同研究所では、「第3極」の都市について下記のように説明している。
福岡アジア都市研究所
つまり、福岡市を含む9国際都市は、人口が過度に集中することなく、コンパクトな都市構造を維持しながら、生活の質において高い評価を受ける都市となっている。
今後、国際的な指標による都市経営の重要性は、さらに増していくものと考えられる。
参照サイト
福岡アジア都市研究所『「第3極」の都市2023』
https://urc.or.jp/3rd-axis-2023
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