■ 日本がヤバいので選択肢を広げる
「日本がヤバい」と感じるのなら、あらゆる選択肢を広げて準備をする必要があります。結局、国や政府に頼りっぱなしはよくありません。
だからこそ、自分たちにできる行動を模索するのも一つの手です。例えば、住む場所を考えるのもいいです。今住んでいる場所以外に「移住してみる」のも方法です。
海外でも国内でも住む場所を選べるようになれば、いざというときの選択肢が広がります。まず国内で練習をするのなら福岡がおすすめです。
福岡市が運営に携わっている『Fukuoka Factsの大都市の消費者物価地域差指数(2020年)(※)』にもあるように、福岡の物価が日本の大都市と比べて「物価が安い」です。
出典:Fukuoka Facts
まとめられたランキングを見ると、福岡市はあらゆる分野で「1位」を獲得しています。住みやすくて、物価が安くて、便利な街として日本でも世界と比較してもランキング上位な場所です。
今後も世界全体の物価が上がる見込みがあるからこそ、世界情勢を考えながら住む場所を考え直すのも選択肢を広げられます。
■ 日本がヤバいので海外を視野に入れる
世界が発展していたにもかかわらず、ここ30年間、日本は衰退してきました。外国人の知人いわく「日本は世界に類を見ない速さで発展し、あっという間に衰退している国」という印象だとのこと。
もはや、政府や社会を当てにするのはやめた方がよさそうです。「国がどうにかしてくれるから大丈夫」という発想では遅いと考えてもいいわけです。
海外に住む場所を確保したり、住めそうな場所を探すのもいいです。日本に住みながら海外との取引があるビジネスを始めるのもおすすめです。
僕自身も「新しいビジネスのタネ」をまきはじめました。例えば、海外で人気になりつつある「日本のさつまいも」を生産して海外輸出する農業ビジネスを始めたり、日本に旅行したいと考えている「外国人向けのノンバーバルなコンテンツ」発信を始めたり、海外で活躍したいと思う若者が集まれる場所を探す旅をしたりと「個人ができること」を少しずつ実験しています。
▲VLOG「とある日の1日 in ドバイ🇦🇪✈️ 海外移住 20代でセミリタイアしたサイドFIREルーティン」。日本語を話さないコンテンツをつくって、字幕を50ヶ国語に自動翻訳して発信しています
単純に、日本円での収入以外に、外貨での収入をつくるほうがリスクを分散できます。日本がヤバいと思うなら、海外を視野にいれて「外貨を稼ぐ」選択肢を広げるのも面白いです。
■ 自分ができる行動を起こす
この記事を執筆している現在、僕はヨーロッパにいますが、日本とのコロナに対する温度差が興味深いです。
ヨーロッパへの入国は、PCR検査の結果やワクチン証明書すら提出を求められませんでした。街中でマスクをしている人すらいない国もあります。むしろ、ヨーロッパの夏休みシーズンであるため、空港のチェックインカウンターは長蛇の列になるほどです。
一方、日本では今現在、入国に際してPCR検査をしなければならなかったり、事前にアプリ登録をしたりとやるべきことがたくさんあります。こうした違いも国柄が出ていい興味深いです。
「日本はヤバい」と批判したところで、現状は何も変わりません。結局、待っていても何も変化しないからこそ、自分で動くほかありません。
物価の安い場所で生活基盤をつくるのもいいし、外貨を稼ぐでもいいし、海外で生活するのもいい。日本のパスポートは、ビザの申請をせず193カ国旅行できる世界最高クラスです。
こんなに世界に出やすい環境だからこそ、海外を見て、日本を俯瞰しながら、個人にできることを準備するのは面白いです。日本がヤバいと思うなら、自分でできる対策をしましょう。