福岡市・大名のジョーキュウ醤油の倉庫跡に三菱地所の都心型商業施設【福岡市中央区】

【経済・ビジネス短信@フクリパ】

大名のジョーキュウ醤油倉庫跡に『エムズクロス福岡大名』完成【福岡市中央区】

天神西通りに近い大名エリアで、新たな商業ビル『エムズクロス福岡大名』が完成しました。同ビルは、三菱地所が東京都内で展開してきた『エムズクロス』シリーズとして初めて東京以外に進出した物件で、ジョーキュウ醤油の倉庫跡地に建設されました。

都心型商業施設ブランド『エムズクロス』が福岡初進出

福岡市・大名のジョーキュウ醤油の倉庫跡に三菱地所の都心型商業施設【福岡市中央区】

 

三菱地所株式会社は2026529日、福岡市・大名において建設を進めてきた地上8階建ての都心型商業ビル『エムズクロス福岡大名』が完成したことを発表した。
場所は、西通りと大正通りを結ぶ新雁林町通り沿いの南側にあった『ジョーキュウ醤油』の倉庫跡および駐車場跡だ。
なお、同建物の南側に隣接する、株式会社ジョーキュウの本社事務所および本社小売館は、従来通り営業している。

 

 

三菱地所が都心型商業施設ブランドとして展開する『エムズクロス』シリーズは、これまで東京都内の表参道・原宿エリアで3棟、日本橋エリアで1棟の開発実績がある。
シリーズ5棟目の『エムズクロス福岡大名』は、東京都以外で初めて展開する開発物件となっている。

 

地上8階建ての『エムズクロス福岡大名』では、全区画のテナントが決定しており、6月から順次開店する予定だ。
三菱地所では、「国内外の多様なテナントが出店し、アパレル・スポーツ・美容・エンターテインメント・コミュニティ機能が集積する、現代の幅広いライフスタイルや流行を踏まえた店舗構成を実現しました」「来街者や地域にお住まいの方々の多様なニーズに応えるとともに、さまざまな価値観やカルチャーが交差する場を創出します」としている。

 

今回、完成した『エムズクロス福岡大名』に入居するテナントは、次の通りだ。

 

 

『エムズクロス福岡大名』入居テナント一覧

福岡市・大名のジョーキュウ醤油の倉庫跡に三菱地所の都心型商業施設【福岡市中央区】

出典:三菱地所株式会社『「エムズクロス福岡大名」竣工 都心型商業施設ブランド「エムズクロス」シリーズ、福岡初進出~全テナント決定、2026年6月より順次開店予定~』

 

【1~2F】NUBIAN
※九州初出店
◎202674日オープン
国内外のブランドを取り扱うセレクトショップ。
東京、大阪、札幌、名古屋に続いて、福岡が5都市目の出店となり、最大級の店舗だ。

 

 

【3F】PING FITTING STUDIO
※九州初出店
◎2026613日オープン
米国発のゴルフ用品ブランド。
日本でのみ、フィッティングスタジオ併設の直営店を展開する。同店舗は、同社にとって第6号店である。

 

 

【4F】ANYTIME FITNESS
◎2026629日オープン
米国発の24時間営業のマシン特化型フィットネスジム。
国内外で店舗網を拡大する。日本国内会員数は、110万人を突破している。

 

 

【5F】THE SALONS
※九州初出店
◎20266月より順次オープン
完全個室型の美容モール。
月額賃料のみで独立開業が可能な業態を採用する。
美容業界における多様な働き方を支援する新たなサロンモデルでもある。

 

 

【6F】ROOTS FUKUOKA
※九州初出店
◎2026年秋頃オープン
『テキサスホールデム』のポーカーを楽しめるアミューズメントポーカールーム。
参加しやすい運営とプレイ環境を有し、東京・大阪に次いで3都市目の出店となる。

 

 

【7F】CO&CO FUKUOKA
◎202666日オープン
異文化共生をテーマに、世界70カ国以上の多種多様な人々が集うコラーニングとコワーキングのグローカルコミュニティ。
福岡で2拠点目、国内でも7拠点目だ。

 

 

【8F】poool -Espresso & Work-
※九州初出店
◎202671日オープン
さまざまな国籍やバックグラウンドの人々が集い、エスプレッソコーヒーや交流を楽しめるコミュニティ型のカフェ&バー。
国内4店舗目で、九州初出店となる。

 

 

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

三菱地所では今回、『エムズクロス福岡大名』の完成に際して、「多種多様なテナント構成や地域に配慮した建物計画により、来街者や地域住民のニーズに応えてまいります」としている。

 

 

 

南九州産スギ材を活用、都市と自然が調和する外観デザインに

福岡市・大名のジョーキュウ醤油の倉庫跡に三菱地所の都心型商業施設【福岡市中央区】

写真提供:三菱地所

 

今回、完成した『エムズクロス福岡大名』について、三菱地所では、「木材そのものの良さや味を残しながら、福岡・大名の街並みと親和性の高い外観とすることで、都市と自然が調和した景観形成に貢献するとともに、シンボリックかつランドマーク性の高いデザインを実現しました」とする。

 

 

大名地区の紺屋町東通りから視認性が高い『エムズクロス福岡大名』の2階~8階にある南面廊下の手すりとして、2,740本の木ルーバーを採用している。
鎧戸(よろいど)とも呼ばれることのある木ルーバーは、鹿児島県湧水町に自社工場を持つ三菱地所グループのMEC Industry株式会社が製造している。
木ルーバーには、南九州産のスギ材を使用しており、約7トンの二酸化炭素を固定することが想定される。
その固定効果は、スギの木約800本が1年間に吸収する二酸化炭素量に相当するとのことだ。
なお、同社が生産する、九州産木材を用いたCLT(直交集成板)パネルは、福岡市・渡辺通り沿いのイムズ跡地で建設中の『(仮称)天神1-7計画』でも採用されている。

 

 

>>【あわせて読む】イムズ跡地の『(仮称)天神1-7計画』は2027年5月末に完成【福岡市中央区】

 

 

福岡市・大名のジョーキュウ醤油の倉庫跡に三菱地所の都心型商業施設【福岡市中央区】

写真提供:三菱地所

 

三菱地所では、「『エムズクロス』シリーズの展開により都心エリアの交流・にぎわい創出を進めるとともに、今後も福岡・天神をはじめとする九州エリアのまちづくりに貢献してまいります」としている。

 

 

物件概要

■所在地:福岡市中央区大名1-12-46
■用途:店舗、駐車場
■事業主体:三菱地所株式会社
■階数:地上8階建て
■敷地面積710.86平方メートル(215.03坪)
■延床面積3,021.79平方メートル(914.09坪)
■着工202523
■完成2026529
■備考:『エムズクロス』シリーズで5棟目、東京以外で初の開発物件

 

 

 

 

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参照サイト

三菱地所株式会社『「エムズクロス福岡大名」竣工 都心型商業施設ブランド「エムズクロス」シリーズ、福岡初進出~全テナント決定、20266月より順次開店予定~』
https://www.mec.co.jp/news/detail/2026/05/29_mec260529_mscrossdaimyo

 

 

株式会社ジョーキュウ公式Webサイト『企業情報:会社概要』
https://www.jokyu.co.jp/company/about.html?shem=rimspwouoe

 

 

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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