坂の上の「馬屋谷」

馬屋谷(うまやだに)です。
午年にちなんで、「馬出(博多女子校前)」「対馬小路」に続き、馬に関するバス停のご紹介です。
これまでの「馬」に関するバス停はこちら
馬出は福岡市東区馬出、対馬小路は博多区対馬小路と、どちらも行政地名として現存していますが、馬屋谷という地名は昭和40年代に消えたらしく、現在は桜坂と谷になっています。

地名は「谷」ですが、どちらかというと”坂”の印象が強いです。バスがエンジン音を唸らせて登ってきます。

中心部に起伏の少ない福岡の街ですが、このあたりのバス路線は、高低差のある道を走ります。

桧原や柏原に向かう路線は、現在「57」番を名乗っていますが、昭和43年までは「8」でした。昭和31年から始まった小笹団地の建設に呼応して、走り出した路線です。当時は系統が新設されるごとに、1から連番が振られていました。「8」ということは西鉄バス福岡市内線の中でも、かなり早期に運行を開始したことがうかがえます。
直接は関係のない話なのですが、小笹団地には最近まで「スターハウス」という素敵な住棟がありまして、こちらの記事にその美しい見取り図が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
「小笹=団地の町」はもう古い?再生事業で注目される小笹の歴史と魅力を紹介
福岡・小笹団地が半世紀を経て再構築へ。未来に受け継がれる都市と自然が共生する暮らし
朝時間帯のみ運行する「58‐1」系統
閑話休題。

現在は「57」のほかに、「58‐1」があります。時刻表の終点は上智福岡中高と書かれていますが、

路線図を見れば分かるとおり、上智福岡から動物園のほうに右折して、そのまま博多駅まで走ります。

しかし「58‐1」は運行が朝のラッシュ時間帯に限られているためか、バス停の方面表示には記載されていません。

坂を下って桜坂方面に進む、反対側のバス停が都心向けなので、そちらには「天神・博多駅方面」と書かれています。桧原柏原方面に「博多駅方面」を併記しないのは、混乱を避ける意図もあるのでしょう。
バリエーションが多い「57」系統

都心方向は「57」のみです。「58‐1」は博多駅→桜坂→(馬屋谷)→動物園→博多駅と一方向の循環なので、こちら側のバス停を経由しないからです。

「57」には、天神で終点になる便と、博多駅まで足を延ばすものとがあります。ほかに、快速「57‐1」という、都心向け馬屋谷バス停の前を通過する系統が存在するのですが、停車してくれません。
次回は、そのあたりを説明したいと思います、というわけで、来月1本目の「筑紫女学園前」に続きます。
と書いてはみたものの、この記事内で「57‐1」も紹介したほうが、話の流れがよいなと感じまして、

入稿したあとに、撮ってきました。
始発地の柏原営業所です。

馬屋谷バス停の前を経由しますが、停車せずに通過しますので、

前掲の時刻表だけを見ても、その存在には気づけません。難易度が高いです。

時間的にちょうど同じくらいなので、「58‐1」も撮れました。「馬」のつくバス停とともに、平日朝だけの特殊系統も、注目してみてください。
基本情報
バス停名:馬屋谷(うまやだに)
・住所:〒810-0031 福岡県福岡市中央区谷1丁目3[map]
・天神からの行き方例:
「天神協和ビル前(10) (協和ビル前10 警固町方面)」から、57番 桧原営業所ゆきに乗車。約21分、260円。













