1バス停単位で福岡を切り取る「バス停から愛」

なぜか〇〇がない謎のバス停「梢」【福岡市西区】

一見なんてことないバス停とそのまわりも、視点を変えれば観光資源。そんな思いで福岡のバス停を取り上げ、ご紹介する本企画。連載132回目は、福岡市西区にある「梢(こずえ)」バス停をご紹介します。

糸島半島にある「梢」バス停

 

今回は、福岡市西区の「梢」バス停です。ひと文字です。こずえです。

 

 

位置としては、西の浦のひとつ手前になります。

 

西の浦は当方が物心ついたときから存在する、昭和バスの歴史ある終点ですが、一般的にどのくらいの知名度があるのでしょうか。最近は路線が西の浦より先まで延伸されて、二見ヶ浦方面へも直通で行けるようになっています。「福岡市内から向かうと、二見ヶ浦のちょい手前」とお伝えするほうが、「なるほど、糸島半島の海沿いか」と合点がいく人が多いのかも。

 

 

昭和バスが1時間に1本ほどやってきて、

 

 

駆け抜けていきます。

 

 

 

伝統的謎仕様のバス停

 

そんな梢バス停の、福岡都心方向をあらためて見てみると、

 

 

左側に、福岡都心方向である九大学研都市駅への時刻表があるのは当然として、右側には、反対方向である西の浦・二見ヶ浦方面の時刻も掲載されています。そして右上の注意書きには、「バス停ポール反対側に停車します」とも。

 

大抵は、バスの本数が少ない郊外や、バス停を立てる場所のない狭い道など、片側にだけバス停が立っている状況でこの注意書きがなされるのですが、

 

>>片側バス停に関する記事も合わせてどうぞ:片側バス停での待ち方作法とは。「池田」バス停

 

 

梢バス停は、西の浦・二見ヶ浦方向にも、バス停があります(謎)

 

 

そしてちゃんと、梢バス停であることを主張しています。この丸みを帯びた正方形に近いバス停、最近はあまり見なくなったのですが、昔の昭和バス標準仕様がこの形でしたので、個人的には非常に懐かしいです。昔は紫系の配色でした。

 

参考:昔の昭和バスのバス停

 

 

そして、どういう事情なのか、この梢バス停の裏は

 

 

「乗降停車位置」という扱いになっていて、時刻表などの掲示物は何もありません。

 

 

立派な歩道もあることですし、

 

 

こちらに普通のバス停設備を持ってきても、何ら支障がなさそうなんですけどね。

 

謎を解明しないまま、今回はこれで終わりです。

 

 

 

基本情報

バス停名:梢(こずえ)

・住所:〒819-0202 福岡県福岡市西区西浦 [map]

・博多からの行き方例:

【STEP1】博多駅から福岡市地下鉄空港線 筑前前原行きに乗車し、今宿で下車。約25分、540円。

【STEP2】「今宿駅前」バス停から、 昭和バス 西浦線 二見ヶ浦経由伊都営業所ゆきに乗車。約25分、620円。

 

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バス路線探検家
沖浜貴彦
1972年生まれ・福岡在住。路線図に描かれた終点を想い、途中の狭い区間を苦心して走るバスに愛を注ぐ変態。ブログ「ほぼ西鉄バスの旅」を2008年に開設、日々愛を持ってバスを追いかけ続ける。毎月第二金曜・第四土曜日はバス趣味の現況を共有するサロン「バス路線探検家の会」を運営。

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