「コテンラジオ」は、株式会社コテン(以下、コテン)の広報活動として2018年に始まった、世界の歴史キュレーションプログラム。
株式会社コテン代表の深井龍之介さん、メンバーの楊睿之(通称:ヤンヤン)さんと株式会社BOOK代表の樋口聖典さんの3名が日本と世界の歴史を面白く、かつディープに、そしてフラットな視点で伝えてくれるインターネットラジオです。
これまでフクリパでは、コテンメンバーのインタビュー記事を何度かお届けしてきました。みなさん、見落としている記事はないでしょうか?本日は満を持して、そのまとめ記事を2つお届けします!
コテンメンバー6人へインタビューしたコテンリレー編と、3回に渡ってお届けしている制作の裏方の方々に密着した裏側潜入編。この記事では裏側潜入編をまとめています。
>>コテンリレー編はこちら
コテンラジオの核を担う!1テーマで100P超えの台本を作る「データベースチーム」
第一弾は、コテン内でギリシアの哲学者に因み「ディオゲネスチーム」と呼ばれている歴史調査部・室越龍之介さんと歴史DB事業担当・橋本雅也さん。
彼らがやっていることは、コテンラジオの核ともいえる、作業。テーマ(というより、深井さんの問い立て)に沿った、情報収集、参考文献選び、そして、台本づくりまでを担っています。
1テーマで60〜70冊は読んでいるそうで、その量からも「コテンラジオ」はただただ歴史に詳しい人がさらっと話しているわけではないとわかります。
「深井くんの問いの立て方と、深井くんが世の中にレベルを合わせる力こそが、コテンラジオの軸だと思います。僕と橋本くんは、割とアカデミックに細かく行っちゃうんですけど、そのままだと難しくなっちゃうところを、誰が聴いてもわかりやすくできるセンス、まさにここだなと思います。」(室越さん)
データベースチームの物凄く細かでアカデミックな作業を経て、深井さんが根源となる問いを立てる、その問いに対してまた細かな史実の確認と検証が行われる、というインプットとアウトプットの繰り返しから生まれている「コテンラジオ」。台本づくりの裏側を覗いてみませんか?
詳細はこちら:コテンラジオ台本(歴史)チームの膨大な作業工程に見る、「学び」の深淵
時に「小さな仕事」を大切にしながら膨大な業務量をまわす効率化の鬼「運営チーム」
第二弾は、運営チームの草野陽夏さんと下西伽倻子さん。
まずは右側の草野陽夏さんから。深井さんの弟子を卒業後、世界史データベース事業のプロダクトマネージャーを任されながらも、コテンラジオのディレクションもされている草野さん。コテンラジオの制作に関わっている人は全員遠隔で13人+α。さらに、制作の工程は全部で18ほど。これらのディレクションとスケジューリングをすべて、草野さんと深井さんの新弟子、2人で行っているのだといいます。
そして、左側の下西伽倻子さん。なんと、アメリカで暮らしながらコテンの広報を担当されています。コラボ相談や講演依頼、イベント登壇などの問い合わせが増える中、下西さんが諾否を判断する上で大切にしているのは「お互いにとって良いものが創れるかどうか」ということ。自らを社内でいちばんの熱心なリスナーだと語る下西さんだからこそ、リスナーがどう感じるのか、を常に意識しているのです。
そんな2人が仕事にかける思い。そして膨大な仕事をどうこなしているのか?その全貌がわかる記事はこちらです。
詳細はこちら:“リスナー16万人に届ける”コテンラジオの運営に見る、「仕事」のエッセンス
“聞きやすさ”の理由、ここにあり!緊張感を味方にしながら日々改良を重ねる「編集チーム」
第三弾は、編集チームの鳥飼正幸さん(株式会社BOOK)と西山直也さん(株式会社FUBI)です。
たった2人で編集を行っているということにまずびっくりです。
もちろん、細かなサムネイル協力やタイトル考案メンバーもいらっしゃるのですが、ディレクションをマサさんが、実際の編集を西山さんが担当されており、私たちの耳に届く音源はこの二人を通過せずには成り立たちません。
こちらの記事では、編集過程の全貌を初公開! 相槌がかぶった時に、誰の声を消すのか、どの「えっと」を消してどの「えっと」を残すのか。そんな細かい作業の積み重ねがコテンラジオに聞きやすさにつながっているのです。