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【2050年将来人口】2020年比でプラスの政令市は川崎市、さいたま市、福岡市の3市

いまから約四半世紀先となる2050年における日本、そして福岡県、福岡市の将来推計人口は、どのようになっているのでしょうか。国立社会保障・人口問題研究所が発表した『日本の地域別将来推計人口―令和2(2020)~32(2050)年―』を基にみていきます。

【2050年将来人口:2020年比】第1位:川崎市104.4、第2位:さいたま市101.2、第3位:福岡市100.6

国立社会保障・人口問題研究所20241025日、人口問題研究資料第349『日本の地域別将来推計人口―令和2(2020)~32(2050)年―』を刊行した。
同報告書では、全国47都道府県および1,728市区町村(789市、東京23区、736町、180村:2023121日現在)を対象にして、2025年~2050年の推計人口を5年刻みで掲載している。
なお、福島県・浜通り地域の13市町村は含まれていない。

 

 

20政令指定都市のうち、2050年の将来推計人口が、2020年に実施した国勢調査の人口(確定値)を上回っている都市は、川崎市、さいたま市、福岡市の3市のみだった。
2050年における将来推計人口について2020年を100とした場合、第1位:川崎市104.4、第2位:さいたま市101.2第3位:福岡市100.6という順位だった。

国立社会保障・人口問題研究所では、『日本の地域別将来推計人口―令和2(2020)32(2050)』について、次のように紹介している。
「この推計は、将来の人口を、都道府県別・市区町村別に求めることを目的としたもので、令和2(2020)年の国勢調査を基に、令和32(2050)年までの5年ごと30年間について、男女・5歳階級別に推計しました。今回も前回同様、市区町村別の推計を行い、その結果を合計して都道府県別の人口を得ました」

 

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出所:国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口 ――令和 2(2020)~32(2050)年――』

 

 

福岡県は2050年の将来推計人口、同2020年比は共に47都道府県で第7位

『日本の地域別将来推計人口―令和2(2020)32(2050)』によると、2050年における全国の将来推計人口は1億468万6,000人だった。
そして、2020年の確定人口12,6146,000人を100とした場合、2050年の将来推計人口は83.0という比率になっている。

 

 

全国47都道府県のうち、2050年の将来推計人口において、2020年の国勢調査における総人口を上回った自治体は、東京都のみだった。
東京都における2050年の将来推計人口は、2020年を100とした場合、102.5という比率である。

 

2020年における国勢調査の総人口において、5135,000人だった福岡県は、全国47都道府県で第9位だった。
福岡県の2050年における将来推計人口447万9,000人は、2020年を100とした場合、87.2という比率だったものの、47都道府県での順位を2つ上げて第7位となっている。
また、福岡県の比率87.2は、47都道府県においても同じく第7位という順位だった。

 

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出所:国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口 ――令和 2(2020)~32(2050)年――』

 

参照サイト


国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口 ――令和 2(2020)32(2050)――
https://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson23/6houkoku/houkoku.pdf

 

国立社会保障・人口問題研究所『将来推計人口・世帯数』
https://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Mainmenu.asp

 

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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