相談者>>>>>>>>
「俺はまだ大丈夫」の一点張りです…周りも親が同じ世代かつ同じ問題で疲弊し始めました。
どうしたらいいでしょうか?
<<<<<<<<ワタシの回答
“返納猶予期間”を設定しましょう。
ワタシの実父は、膵臓癌で71歳で逝きました。ガンが発見されたときには、ステージ4。何もしなかったら余命半年。除去手術をしても、2年後の生存率は、かなり低いと宣告されました。
さてどうする!?と相談したら、まだ70歳手前の親父は、手術をすると決断。大手術の末に、その1年半後に旅立ちました。余命半年が、1年延びただけでした。その1年は、ただ入退院を繰り返す日々で、親父とっては、辛い日々だったと思います。
しかしですね、この1年が家族にとって意味がありました。それまで、親父に面と向かって話したことない長男であるワタシ。そんなヘタレのワタシが、ちゃんと御礼を伝えることができました。逝くその日まで、親父らしく生き抜いてくれと想いを綴って渡しました。後で、おふくろから聞いた話ですが、その手紙を読んで親父は号泣していたと言います。
そうです。
ガンという病は、
死までの猶予期間が設けられるという点だけにおいては、
あまりに人間らしく優しい病です。
有限の概念がないところに選択はなく、選択がないところに集中もありません。高齢者の免許返納のお悩みも一緒です。想像力や話し合いが不足しているのではなくて、
決断しないことが問題なのです。決断する猶予を設定しないから、先送りになるのですよ。
お父さんと話し合って“返納猶予期間”を設定しましょう。
返納に期限をつければ、話は、きっと進みますよ。
そして、期限がくれば、ちゃんと返納する。
男に二言はない!!
“返納猶予期間”に、事故を起こしてしまったら、、、
それは、お父さんの運命です。
一緒に、その運命を受け入れる覚悟を持ちましょう。
ワタシは、
娘たちに72歳で免許返納することを誓うことにしようと考えています。
次の寅年までは、勝手で悪いが“自由に生きる”と宣告しています。
有限であることを
共有するのが家族愛ですよ。
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