「奇怪夜行」とは
「奇怪夜行」は、「柳川藩主立花邸 御花」さんが、創業200年以上の歴史を持つ八女市の提灯屋「伊藤権次郎商店」さんとともに毎年夏に開催しているアートイベントです。今年は新たに、江戸時代創業の歴史ある久留米絣工房「森山絣工房」さんとも特別にコラボレーションし、奇怪な夏の夜を演出します。
2023 年のテーマは「河童」。
街中に水路がある柳川には昔から河童にまつわる文化が残っていて、柳川の水路沿いには河童の石像が、そして御花には代々受け継がれてきた「河童の手」があるなど、河童の存在がそこかしこに感じられるそう。今回はそんな柳川の人々には身近な妖怪である「河童」に改めて焦点をあてたものになっています。
また立花家史料館では、立花家に伝わる妖怪の絵巻物 「芸州武太夫物語絵巻」も展示されるんだとか。夜の御花で、妖怪の描かれた八女提灯と久留米絣が織り成す空間が楽しめるイベントです。
御花に伝わる河童の手
怪談師 城谷歩氏による怪談イベントを開催【8 月 10 日】
今年は奇怪夜行特別イベントとして、怪談師の城谷歩氏による怪談イベントが 8 月 10 日に開催されます。文化財である御花の大広間の空間で城谷氏の怪談を楽しめる貴重な機会。当日はイベント参加者限定で奇怪夜行の展示も鑑賞できるそうです。
妖怪と一夜を過ごす!? 妖怪ルームを期間限定で販売
さらに、妖怪提灯と一夜を過ごすことのできる妖怪ルームが 1 日 2 部屋限定で販売されるそう。夏の夜、妖怪提灯が不気味に灯るお部屋で過ごしてみませんか?
客室には妖怪にまつわる本が設置されていて、じっくり妖怪に浸る一夜を過ごせるんだとか。宿泊者には限定提灯と妖怪にまつわる本のプレゼントもあるそうですよ。
厳しい暑さが続く8月。恐ろしいけれどちょっとかわいくもある日本の妖怪たちと一緒に、柳川でヒヤッとする夜を過ごしてみませんか?
イベント概要
■奇怪夜行
開催日:2023年8月4日(金) 5日(土) 6日(日) 11日(金) 12日(土) 13日(日) 18日(金) 19日(土) 20日(日)
時間:18:00〜21:00(最終入場 20:30)
入館料:一般 1,500 円、高校生 1,000 円、小中学生 500 円、未就学児 無料
会場:柳川藩主立花邸 御花 ※ 駐車場はお近くの有料駐車場などをご利用ください。
主催:伊藤権次郎商店、森山絣工房、株式会社御花 / 共催:(公財)立花家史料館 / 企画:株式会社 crafcult
協賛:西日本鉄道株式会社、文喫 福岡天神
特設サイト:https://ohana.co.jp/pages/yokaievent
■怪談師 城谷 歩 独演会@御花
開催日時:2023 年 8 月 10 日(木)19:00〜21:00
出演:城谷 歩(怪談師)
チケット:Passmarketにて販売
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/021kd33d7m331.html
■期間限定宿泊プラン「妖怪ルーム」
販売日:2023 年 8 月 1 日(火)〜8 月 27 日(日)
予約開始:2023 年 6 月 16 日(金)から
料金:53,210 円〜(2 名 1 室利用時 1 名あたり、2 食付き、税・サービス料、宿泊税込)
予約:公式サイト(https://ohana.co.jp/)にてご予約ください。(1日 2 部屋限定)
会社概要
■伊藤権次郎商店
福岡県八女市にある創業 200 年以上の歴史ある提灯屋。伝統を守りながらも、映画の美術セットやインテリア等に展開するなど、新たな提灯の可能性を広げる活動にも力を注いでいます。
■森山絣工房
安政 5 年(1858 年)創業の歴史ある久留米絣の工房。機械織りでの生産が進む中、重要無形文化財に則った久留米絣の工程を守り続ける数少ない工房の一つです。
■立花家史料館
国指定名勝「立花氏庭園」内にあり、公益財団法人立花財団が運営する博物館です。柳川藩立花家伝来の美術工芸品の展示を通じて、立花家の歴史文化を紹介しています。
■柳川藩主立花邸 御花
約 400 年の大名文化を今も柳川藩主の末裔が受け継ぎ、運営している老舗料亭旅館。邸宅と庭園を含む敷地全体が国指定名勝に指定されており、文化財の新たな魅力を創出するため、様々な体験を企画・提供しています。