今回は、推しを見つける話です。
前回ご説明した「バスに記載されている営業所略称」に注目すると、その横に4ケタの番号があることに気付かれたことでしょう。
愛宕浜「5867」
アイランド「9117」
>>前回記事『営業所を目的地にしてもいいじゃない。「香椎照葉五丁目」バス停』
>>前々回記事『バス停のすぐそばに愛がある「能古渡船場(のことせんば)」』
これは車番(しゃばん)とか車号(しゃごう)とか呼ばれていまして、西鉄グループの車両の通し番号です。
上の2ケタが「メーカーと年代」を表しています。法則を理解すると、58●●であれば日産の2003年、91●●だと同じく日産の2004年に運行を開始した車両なのだと分かります。
どんな車両がいるのかは、一覧として記録されている素敵なサイトがありますので、下記リンクをご参照ください。
『西鉄グループのバス車輌一覧』:https://www14.big.or.jp/~zondag/index.html
こちらの車番は9843
こちらは9844です
下2桁は、各営業所に登録された順番なので、同じ営業所で続き番号は双子のようなものです。
もともとは同じ仕様で誕生する車ですが、シールを貼られる位置が違ったり、修理で部品が交換されたりして、個体差がでてきます。
こちらは9843
こちらは9844の後ろ姿。広告が貼られていたり、窓のところの「運転手募集」の案内も違いますね。どちらも金武営業所所属の双子です
別の営業所に配属されると、さらに違いが大きくなる気がします。別の場所で生きていく兄弟姉妹ですね。
続く9845は土井営業所所属で頑張っています。3きょうだいのナンバープレートもぜひ比較を。
今日も元気に行ってらっしゃい
まずは皆さん、それぞれの地元でバスに目を向けてみて、「あれ?この車、かわいいかも?」と思えるものが見つかったら(笑)、その車番をメモしてください。広告ラッピングをしている車両も見分けやすいのでおすすめです。
営業所略称と車番を見なくても、ほかと区別できる車両が見つかったら、さらに楽しいバスライフの始まりです。人に伝える時も、「あの車両」ではなく「あの子」と呼びたくなるはずです。
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