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なぜ今、銀行預金だけでは危険なのか?
現在の日本の経済環境において、「お金をただ銀行に預けておくだけ」にはリスクが潜んでいることを、まずは知っておきましょう。
17年ぶりの「高金利」の現実
出典:金利引き上げ“顧客争奪戦” 預金の金利1%超も、「投資」から「預金」の時代? 賢く増やすには【Nスタ解説】 | TBS CROSS DIG with Bloomberg
2025年1月の日銀による追加利上げを受けて、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクは普通預金金利を0.2%に引き上げました。これは2008年11月以来、17年ぶりの水準です。
しかし、100万円を1年間預けても、手取りは約1,600円程度です。17年ぶりの「高金利」といえども、資産を大きく増やすには程遠い水準と言えるでしょう。
インフレのリスク
出典:2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年(令和7年)5月分
一方で、物価の上昇は続いています。
総務省が発表した2025年5月の消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は、前年同月と比べて3.7%上昇しました。
つまり、銀行預金の金利0.2%に対して、物価上昇率が3.7%ということは、実質的には年間約3%ずつお金の価値が目減りしていることになります。
100万円の価値は、1年後には約97万円相当に減ってしまう計算です。
インフレに負けない「投資」が必要
将来のライフイベントや、より豊かな生活のためには、資産をインフレから守り、着実に育てていく「投資」の視点が不可欠です。ただし、投資といっても闇雲にリスクを取る必要はありません。大切なのは、自分の目標に合った適切な方法を選ぶことです。
1〜2年後の目標に最適な新しい投資法とは?
「投資」と聞いて多くの人がイメージする株式投資や投資信託は、基本的に5年、10年といった長期的な視点で資産形成を目指すものです。
一方で、「1〜2年後の海外旅行」や「引越しの頭金」、「資格取得のための費用」など、比較的近い将来の目標のためにお金を活用したいというニーズもあるでしょう。そうした短期〜中期の目標達成に適した「新しい投資のカタチ」があります。
注目の「不動産投資クラウドファンディング」とは?
不動産投資クラウドファンディングとは、複数の投資家から資金を募ることで、一人当たりの出資額を抑えつつ大規模な不動産投資ができる投資法です。
簡単に言えば、「インターネットを通じて、複数の投資家で資金を出し合い、プロが選んだ不動産に共同で投資する仕組み」です。
この仕組みには3つの大きなメリットがあります。
① 手軽さ
多くが1万円から投資可能となっており、ボーナスの一部から気軽に挑戦できます。
② 手間いらず
物件の選定や管理はすべて運営会社が行うため、専門知識がなくても始められます。投資後は、ただ運用期間の終了を待つだけです。
③ 比較的高い利回り
年利3〜6%程度が期待でき、銀行預金などと比較して高い利回り(インカムゲイン)が期待できます。
《シミュレーション》投資額別の利益をチェック
具体的なメリットをイメージしていただくために、投資額別のシミュレーションをご紹介します。想定利回り年6%のファンドに投資した場合の1年後の利益を比較してみましょう。
銀行預金との比較
●メガバンク普通預金(金利0.2%)の場合・・・100万円を1年間預けても利息はわずか約1,594円(税引後)
●不動産投資クラウドファンディング(年6%想定)の場合・・・同じ100万円で約47,811円(税引後)の利益が期待できます
●差額・・・約46,217円
この差額があれば、年に1回の国内旅行や、自己投資のための講座受講が可能になります。
※利益には所定の税金がかかります。
また、投資にはリスクが伴い、元本が保証されるものではありません。
今がチャンス!注目エリアの不動産市場が熱い理由
不動産投資クラウドファンディングの魅力は、個人ではなかなか手の出せない「価値ある不動産」に投資できる点にあります。特に関東圏(東京23区など)や福岡市は、現在、不動産投資において非常に魅力的なエリアです。
東京:「100年に1度」の大規模再開発
東京都心部では、「100年に1度」と言われる大規模再開発が活発に進行中です。2025年だけでも複数の大型プロジェクトが完成予定で、不動産市場に大きな影響を与えると予想されています。
注目の再開発プロジェクト
●高輪ゲートウェイシティ・・・2025年3月27日に開業した都心最大級の複合開発。延べ床面積84.5万㎡にオフィス、住居、ホテル、コンベンション施設を集約
●東京駅八重洲エリア・・・2025年度から段階的に完成。2028年には高さ390メートルの日本一高層ビル「トーチタワー」も竣工予定
●六本木の第2六本木ヒルズ・・・2030年竣工予定で、延べ面積108万㎡と初代六本木ヒルズを超える規模
さらに、2034年以降に開業予定のリニア中央新幹線により、東京・名古屋・大阪が短時間で結ばれる「スーパー・メガリージョン」が形成され、品川エリアは「第二の丸ノ内」として大きく発展する可能性があります。
福岡:全国トップの人口増加都市
出典:福岡市は全国の市区町村での日本人住民の増加数で首位【2023年:住基台帳人口動態】 | フクリパ
福岡市は人口増加において全国でもトップクラスの成長を見せています。
総務省が発表した2024年1月1日時点の調査で、福岡市は全国市区での総人口増加数が第2位(12,521人増)、日本人住民の増加数が全国第1位(8,829人増)となりました。
出典:全国トップクラスの人口増加都市、福岡市!2050年将来人口でも全国3位の伸び率
平成7年(1995年)から25年間、常に4%程度の高い増加率を維持し続けており、2040年ごろまで成長が続く見通しです。
福岡市の2大再開発プロジェクトの進展からも目が離せません。
●天神ビッグバン(2015年開始)・・・2024年までに30棟の建替えを目標に、延べ床面積を1.7倍、雇用を2.4倍に拡大。2024年3月末時点で建築確認申請数73棟、竣工済み58棟と目標を大幅に上回る成果
●博多コネクティッド(2019年開始)・・・10年間で20棟の建替えを目標に、延べ床面積を1.5倍、雇用を1.6倍に拡大。2024年3月末時点で建築確認申請数29棟、竣工済み22棟と順調に進展
これらの大規模再開発により、福岡市の都心部は劇的に変貌を遂げており、オフィス需要と居住需要の両方が高まっています。人口増加と都市機能の向上が相まって、賃貸需要の安定と資産価値の向上が期待できる環境が整っています。
これらの「成長が見込めるエリア」の不動産に、少額から投資できるのが不動産投資クラウドファンディングの大きなメリットです。
後悔しない「不動産投資クラウドファンディング」の選び方 3つのポイント
「始めてみたい」と思った読者のために、信頼できる運営会社を見極めるための具体的なチェックポイントを専門家の視点で解説します。
ポイント1:許可番号と実績をチェック
まず確認すべきは、不動産特定共同事業法の許可番号が明記されているかです。2017年の法改正により、クラウドファンディングが法的に認められ、急速に事業者数が増えています。
過去のファンド募集実績や償還実績が豊富か、元本割れの履歴がないかも重要なチェック項目です。多くの優良事業者では、これまでの実績を公開しています。
ポイント2:リスク開示の透明性を確認
投資対象物件の所在地や築年数、想定されるリスクまで詳細に開示しているかを確認しましょう。良いことばかりでなく、リスクも誠実に伝えている会社は信頼できます。
また、「優先劣後出資方式」を取り入れ、劣後出資割合が大きい会社を選ぶことが重要です。この仕組みにより、投資家の元本がある程度守られます。
ポイント3:継続的な情報発信をチェック
物件募集時だけでなく、定期的に市況レポートや資産運用に関するコラムなどを発信しているかを確認してください。地道な情報発信は、投資家と長期的な関係を築こうとする誠実な姿勢の表れです。
また、投資家向けセミナーや説明会を定期的に開催している事業者は、透明性と教育に重きを置いている証拠です。
まとめ
夏のボーナスという貴重な機会を、単なる消費ではなく「未来の自分への投資」に変えてみませんか。
普通預金金利0.2%に対し、物価上昇率は3.7%。銀行に預けているだけで年間約3%ずつお金の価値が目減りしているのが現実です。
不動産投資クラウドファンディングなら、1万円から始められ、年利3〜6%の利回りが期待できます。関東圏の大規模再開発や福岡市の人口増加など、成長が見込めるエリアの不動産に少額から投資できるのが大きな魅力です。
今すぐ取るべき3つのアクション
(1)情報収集・・・不動産特定共同事業法の許可を受けた信頼できる事業者を3社リストアップ(2)少額投資体験・・・1万円〜5万円程度から実際に投資を体験
(3)計画的な資産配分・・・ボーナスの一部を目安に投資額を設定し、複数のファンドに分散投資
「投資は怖い」と思うかもしれませんが、きちんとした事業者を選び、少額から始めれば、リスクを抑えながら資産を育てることができます。今年の夏のボーナスを、未来のあなたを豊かにする「はじめの一歩」に変えてみませんか?