「想い堂」は田川郡福智町の風光明媚な山あいに佇んでいる

今回ご紹介する「想い堂」があるのは、福岡県田川郡福智町。
福岡都市圏から車で行くならば、九州自動車道「八幡IC」を下車し、国道200号線を南下。その後、県道22号線から県道407号線を経由して福智町役場方面に進んでいくと、田園地帯の一角に小さな橋があるので、橋を渡って左折します。

そのまま川沿いの道を進み、次の橋を渡ると、目の前に2階建ての古民家があります。ここが今回ご紹介する「想い堂」です。
福岡市中心部から高速を使って約1時間で到着できました。

こちらが「想い堂」の外観。瓦屋根の立派な日本家屋となっています。

エントランスには、木を切り出して作った看板が設置されていました。

また、入り口の横にはウェイティングの時に座って待つことができるように、椅子やベンチも完備されています。

壁面には写真付きのメニューが貼られているので、入店前にメニューをチェックすることができますよ。

年季を感じさせてくれるレトロなガラス張りの引き戸を開けて、中へと入ってみましょう。
築70年以上の古民家の風合いを活かした、純和風な店内空間

一歩足を踏み入れると、そこには昭和時代の雰囲気が漂う空間が広がっています。入店するとカウンターがあるので、まず先にメニューをここでオーダーします。

メニューをオーダーしたら、靴を脱いで靴箱に入れ、席へと向かいます。

こちらは1階席。板張りのフロアと、アンティーク調の家具や照明で構成されています。床の間には花瓶が据えられ、その傍らには「長持」と呼ばれる昔の収納箱や懐かしのレコードプレーヤーが。このようにレトロなアイテムが至る所に見受けられます。

客間の横には縁側があり、奥のガラス越しに庭を眺めることができます。

縁側には小さなおひとり様席も完備。スタンドライトもかわいいです。

また、隣の部屋には店主のコレクションである様々な古道具やアンティーク品が展示されており、これらは購入することもできます。
おすすめはくつろぎ度が高く、眺望が楽しめる2階席

こちらの「想い堂」は2階建てになっています。奥に据えられた木製階段をのぼって2階へと向かってみましょう。

階段をのぼった先には、大きな窓が特徴の広々とした2階席が現れます。

窓側のカウンター席からは、福智町の風光明媚な田園風景が一望できます。

様々なアンティークの照明器具がレトロな雰囲気を演出しています。

上を見上げると天井板が取り外され、梁が剥き出しになっていました。この梁は建築当時のもの。建築されたのは昭和25年ごろとのことなので、70年以上もの長きに渡り、この建物を支え続けているのです。

ゴージャス感漂うアンティークのソファ。建物や店内の雰囲気と絶妙にマッチしていました。
想い堂がオープンするまで

「想い堂」店主の持丸冴絵さん(写真右)と妹の藤村愛可さん
今回ご紹介している想い堂を営んでいるのは、持丸冴絵さん。
地元・福智町のご出身で、以前は保育士をされていたという経歴の持ち主です。
元々カフェ好きで、趣味としてカフェ巡りを楽しんでいたそう。さらに古道具やアンティーク品も大好きで、蚤の市やオークションなどで長年コツコツと集めていたとのこと。
そんな冴絵さんに転機が訪れたのが2年前。水道設備業を営む旦那様が現在の店舗である古民家を借りないか、という話を受けたことがきっかけでした。
当初は住居として賃貸で借りるという話でしたが、「それならば、この古民家の風合いを活かしたお店をやりたい」と思い立ち、一括で購入。
旦那様と、左官業を営む旦那様のお父様の力を借りながら、1年半にわたりセルフリノベーションを行い、2025年4月に「想い堂」をオープンされました。
現在は、冴絵さんの娘・咲想さんがスイーツ担当として加わり、妹の藤村愛可さん、お母様のふさ子さんとともに、親子3世代で日々お店を切り盛りされています。
ちなみに「想い堂」という店名の由来を尋ねたところ、冴絵さんの2人のお子さん(咲想さん・想旺さん)のどちらにも「想」の文字が入っていることから、お店をやるなら絶対「想」の文字を入れたいと決めていたそうですよ。
田川エリアの食材を積極的に取り入れたメニュー構成

メニューは4種類のトースト、プリンやケーキなどのスイーツ、コーヒーやジュースなどのドリンクで構成されています。
トーストに使用しているパンは同じ福智町にある「パンホリック」のもの、レモンも福智町の「あがのレモン」、そしてコーヒーは田川市にある「東町珈琲焙煎所+C」によるオリジナルブレンドを使用するなど、田川エリアの食材を積極的に採用しているのが特徴なのです。

今回は、ケーキとプリンがセットになった数量限定の「想い堂セット(税込850円)」と「想い堂ブレンドコーヒー(税込550円)」をオーダーしてみました。
ケーキはガトーショコラとチーズケーキのいずれかを選べ、プリンは季節によって内容が変わります。ちなみに、この日のプリンはほうじ茶プリンでした。

かわいいサイズのプリンの上には生クリーム、あんこ、団子、みかんがトッピングされていて、見た目も華やか。シロップをたっぷりかけていただきます。
ブレンドコーヒーとのバランスも良く、のどかな景色を眺めながら至福のひとときを満喫させていただきましたよ。
ということで、今回は福岡県田川郡福智町にある古民家カフェ「想い堂」をご紹介させていただきました。
筆者は今回の取材で初めて福智町を訪れたのですが、自然あふれるのどかな景色と空気でリフレッシュすることができました。
お店までは福岡都市圏から車で約1時間、北九州中心部からは約45分とドライブにちょうど良い距離感なので、筑豊エリアに行かれる際にはぜひ立ち寄られてみてはいかがでしょうか?
【想い堂】
■住所:福岡県田川郡福智町弁城3391
■アクセス:平成筑豊鉄道「金田駅」より徒歩18分
■営業時間:11:00~18:00
■定休日:日・月曜(そのほか不定休あり。Instagramにてご確認ください)
■TEL:なし
■Instagram:@omoidou_6228












