佐賀の銘酒×4店舗の個性。目利きのスタッフが選ぶ「佐賀酒」に注目。
「佐賀酒“体感”空間 SAGA BAR in 福岡」では、コラボ飲食店の4店舗がそれぞれの個性を活かし、佐賀酒の新たな楽しみ方を提案しました。
佐賀県には24軒の酒蔵があり、世界最大級の品評会で世界一に輝いた日本酒や、全国的に知られる銘柄、新進気鋭の杜氏が手がける銘柄まで、ラインナップは実に多彩!
今回は、根強いファンを持つ4店舗がどんな銘柄をセレクトするのかも、大きな見どころになりました。
創作豆腐料理の『三原豆腐店』では、本店が佐賀県鹿島市で同郷のルーツを持つ縁から「鍋島」「能古見」を、またスタッフの出身地・唐津で作られている「万齢」、そして「光栄菊」という4種を提供。
「佐賀酒をきっかけに地元の話ができるので、お客さんとの会話も弾みました」とマネージャー・小川さんは振り返ります。
熱燗専門の居酒屋『かんすけ高砂本店』では、「熱燗でおいしくいただける佐賀酒」を8種類ピックアップ。
店主自身、SAGA BARを通じて佐賀酒の新たな魅力を発見したと語り、「矢野酒造の『肥前蔵心』はうちでも以前から推していたけど、『東長』『松浦一』は今回初めて知って、個人的に新たな発見になりましたね」と語ってくれました。
ピッツァと日本酒のペアリングを提案する『鎌田製作所』では、他の店ではなかなか味わえないレアな楽しみ方を味わってもらいたいと、「光栄菊」「東鶴」「肥前蔵心」の3種類に加え、「光栄菊」からは8種類の銘柄と、最後の2日間では「東長」「松浦一」も加わりました。
同じ銘柄でも種類によって味わいが全く異なり、一つひとつの個性を飲み比べて堪能できるという贅沢な体験が辛党の心をワシ掴み。
「お客さんにとって佐賀酒の世界が広がるような、新たな扉を開くきっかけになれば」と語るのは、レモンサワーが看板の『BY BLUE STEREO-給酔所-』店主・青屋さんです。
甘口から辛口、微発泡、さらに佐賀酒を使ってアレンジした特製サワーまで、選ぶ楽しさも含めて、佐賀酒の多彩な魅力を味わえる場を提供していました。
3日間で2週間分の半分消費!佐賀酒の魅力に目覚める人が続出!
SAGA BARの開催期間中、各店舗では予想を超える反響が次々と生まれていました。特筆すべきは、日本酒ファンに限らず幅広い層から寄せられた佐賀酒への関心の高さ。
『三原豆腐店』では3種類の飲み比べが人気を集め、好評により会期中に佐賀酒のラインナップを急きょ増やすことに!
「東京から来たお客さんが『佐賀酒のイベント、やっていますよね』と声をかけてくださり、佐賀のお酒を楽しむ女性客も多くて、SAGA BARの吸引力に驚きました」と、イベント中のエピソードを教えてくれました。
『かんすけ高砂本店』は、来店客の半数以上が佐賀酒を注文するほどの盛況ぶり。
「1週間で3升も出た銘柄も!常連のお客さんも『熱燗で飲んだことない佐賀酒を試してみよう』と、新鮮な表情で楽しんでくださいましたね」と手応えを感じた様子。燗酒しばりで楽しむ佐賀のお酒を、多くの方に堪能してもらったようです。
『鎌田製作所』の店主・鎌田さんの話によると、初日からわずか3日間で、セレクトした2週間分の日本酒が半分ほど消費されたとか!
「佐賀が好きでよく遊びに行っています」「実は佐賀出身なんです」といった会話がカウンター越しに自然と生まれ、常連客の新たな一面を知る機会にもなったといいます。
特に女性客からは「フルーティーな日本酒が、白ワインっぽいテイストで好き!」と喜ばれたのだとか。
そして『BY BLUE STEREO-給酔所-』では、20代前半の若い世代の来店が目立ちました。この前飲めなかった銘柄を試してみたくて」と会期中に再来店する人も現れ、「気に入った銘柄を買って帰りたい!」という声も多数。
また、佐賀の日本酒と佐賀産のレモンを使った生搾りレモンサワーが人気を集め、日本酒に親しみのなかった人が「サワー風なら飲んでみようかな」とオーダーし、フレッシュな味わいが大好評だったそう。
各店舗に共通していたのは、「佐賀酒ってこんなにたくさんの味わいがあるんだ!」という新しい発見と、客同士がゴキゲンな表情でお酒の感想を語り合う活気ある光景でした。
特に印象的だったのは、福岡には想像以上に多くの“佐賀ファン”が存在すること。この2週間で、確実に佐賀酒の新たなファンが生まれていました。
SAGA BARで芽生えた、出会いとつながり、佐賀酒とのこれから。
SAGA BARを通じて佐賀酒の魅力を多くの人に伝えた4店舗のコラボ参加店。イベントを終えた今、それぞれの視点で感じた佐賀酒の魅力と、SAGA BARをきっかけに広がりそうな今後の可能性について語ってもらいました。
三原豆腐店 マネージャー・小川さん
写真右
「私自身日本酒が好きで勉強しているつもりでしたが、まだまだ未開拓の地があると感じました。SAGA BARで原点回帰と言いますか、地元である佐賀のことをより深く見てみたいと思いました。
特に、日本初の酒蔵オーベルジュをつくり、革新的な取り組みを行う富久千代酒造には、改めて見学に行きたいですね」
かんすけ高砂本店 店主・守田さん
「佐賀は山、川、海と自然が豊かで、日本有数の米どころだし、水もいい。酒造りの可能性が無限大に広がっているので、注目し続けたいです。
そして今回、当店の料理に合うお酒が佐賀にあると知り、いい勉強になりました。SAGA BARで出会った蔵元さんとは、これからもつながっていきたいです」
鎌田製作所 店主・鎌田さん
「佐賀酒は知れば知るほど、蔵元ごとの個性や銘柄の特徴が際立ち、製法や味わいの違いも本当に興味深いなと感じます。しかも、蔵元同士の仲が良く、お互いを尊敬し合いながら切磋琢磨する関係性も素敵です。だからこそ、SAGA BARのような取り組みができるのでしょうね!」
BY BLUE STEREO-給酔所- 店主・青屋さん
「佐賀酒のバラエティの豊かさに驚きました。スペースがあれば、もっと多くの銘柄を揃えたいくらい魅了されています!
SAGA BARをきっかけにお酒はもちろん、そこに息づく大地や人のことも、もっと知りたくなりました。福岡から佐賀は日帰りでも行ける距離だから、また酒蔵見学に行きたいです」
次なる舞台は焼酎の聖地・鹿児島! 止まらないSAGA BARの波
佐賀の自然、蔵元の個性、そして人と人、人と酒、酒と場のつながり。
SAGA BARを通じて各所で芽生えた佐賀酒の魅力は、また次のステージへと広がっていきそうです。
第1弾の熊本開催、第2弾の福岡開催に続き、「佐賀酒”体感”空間SAGA BAR」第3弾は鹿児島での開催が決定しています。
2月14日(金)から28日(金)までの2週間、焼酎王国として知られる鹿児島市内の参加店で、佐賀酒の魅力が様々な角度で披露されます。
本場の焼酎文化の中で、佐賀酒がどのような新しい出会いを生み出すのか、すでに多くの注目が集まっています。会期中に鹿児島市へいく機会がある人は、参加店で新たな佐賀酒の魅力に触れてみてください。
ところで、佐賀を飛び出し、あの街この街で佐賀酒の新たな可能性を次々に切り拓く、SAGA BARのユニークな試みはいつから、何を目的に始まったのか。佐賀酒の魅力はもちろん、SAGA BARの取り組み自体も気になるところです。このプロジェクトの背景やSAGA BARの取り組みの全容については、後編で詳しくお届けします!
イベント情報
佐賀酒“体感”空間SAGA BAR in 鹿児島
鹿児島県内の4店舗がSAGA BAR仕様になり、各店舗がセレクトした佐賀酒及び佐賀県産食材を使った特別メニューを提供します。
期間:2月14日(金)から2月28日(金)まで
※各店舗の営業時間での開催
実施店舗:
・カドニアル
鹿児島県鹿児島市荒田2丁目42−19 [map]
・ニューサカバペンギン
鹿児島県鹿児島市荒田2丁目75−7 内田ビル 2階 [map]
・はるちき
鹿児島県鹿児島市千日町9−14 多喜ビル 3F [map]
・ペンギン酒店
鹿児島県鹿児島市荒田2丁目76−8 さくら咲ビル 1F [map]
お問い合わせ:佐賀酒 “体感” 空間 SAGA BAR 事務局
〈(株)ダイスプロジェクト 担当:松井|営業時間:10:00-18:00〉
e-mail:matsui@diceproject.com
TEL:092-403-0086
主催:佐賀県産業労働部 流通・貿易課
HP:https://www.saga-bar.com/frmDefault.aspx
Instagram:@sagabar_official
https://www.instagram.com/sagabar_official/