移転して、なお語り継がれるパン屋さん
家の近くに、美味しいパン屋さんがあるのは嬉しいですよね、それを基準に引越し先を決めても良いくらい(これは、パン偏愛者ならではの発想なのかもしれないですが)
城南区荒江エリア近郊にお住まいの方から、今もなおそのお名前を聞くEau de bouche(オー・ド・ブーシュ)さん。荒江から古賀市へ、2015年に移転されています。早10年近くの年月が経とうとしているにも関わらず、「あのパン屋さん美味しかったのよー」という声を今も耳にするのです。
それってとてもすごいこと。どれだけ皆さんに愛されていたんだろう。
喫茶店のマスターからは、ハートの形のデニッシュをお勧めされたことがある。サックサクで美味しいんですよ!と。なので、以前伺ったときは、このハートのデニッシュを買ったと思う。
オー・ド・ブーシュさんと言えば、このデニッシュの名を挙げる方も多いであろう。看板商品のひとつであるそれは、可愛らしい見た目も印象的。それ以外にも、無花果の形を模したものとか、季節のフルーツがのったものとか、オー・ド・ブーシュさんのデニッシュ系は、ファンの皆様のイチオシなのだ。
しかし今回は、デニッシュ人気の裏で、実は「ソウルフード」的地位を確立していると噂の、こちらのふたつを頂きました。
荒江にあったその当時から、きっとあるんだろうな、この「つ」の形のツナのパンや、ソーセージのぺったん。「僕のソウルフードなんです」と、パン屋で出会った社会人10年目くらいの青年も言っていたし。
中身がぎっしり詰まった「つなのパン」
「つ」の形がユニークなこのパンは、確か前回も購入しているのだけれど、商品POPにも書かれているように、おつまみにも最適なパン。家人のビールのお供に奪われ、自分はほとんど口に出来なかったように記憶しています。以前伺ってから早幾年、なので数年越しのリベンジ!苦笑
ハート型デニッシュと、双璧を成す看板商品だというこのパンは、バゲットの生地でツナを包み込んで焼かれたもの。
「つなのパン」のお名前通り、ほんとうにぎっしりと詰め込まれたツナ!
端っこに行くほど具が少なくて悲しい、、、という、『パンあるある』をも覆してくれるこの具沢山っぷりに、思わずニンマリしてしまいます。ですが主役は、たっぷりのツナだけに非ず、薄いバゲット生地も、焼き戻して食べるとカリッカリで香ばしく、美味しい!
あれれ、前に食べた時、こんなに美味しい!を連呼してたっけ、、、確かに美味しかった。だけど、件の青年の10年前のお話しとか聞いたからね、それもきっとあると思うのです。
誰かの、大切なソウルフード。そう思うと、いつも以上に味わおう、大切に食べようと意識する。結果、ますます美味しく感じるのかもしれません(^^)
おつまみにもぴったりな「ソーセージのぺったん」
そしてもうひとつ、ソーセージのぺったんも、食欲旺盛な男子大喜びメニューでありながら、ソーセージはチープなものでは無く、味にうるさい大人も納得のラインをキープされていて。
胡桃が入った生地、というのも良いですねぇ。これまたワインでもビールでも何でも来い!のおつまみ系でもあるのです。
おしゃれなデニッシュ系から、おつまみに最適なパンから、わんぱく君たちも大満足のメニューまで、、、老若男女に愛されるのも納得のラインナップ、そして美味しさ。荒江の方々には惜しまれつつ、そして今はきっと、古賀の地で誰かのソウルフードになっていらっしゃるのだろうなぁ、、、と。
温かい気持ちになりながら、ひとりで食べるつもりだったパンたちを、半分家人に残しておいてやるか、、、と袋に戻している自分がいたのでした。
店舗情報
Eau de bouche(オー・ド・ブーシュ)
住所:〒811-3107 福岡県古賀市美明3丁目1−8 [map]
営業時間:9:00〜18:00
定休日: 月・火曜日
駐車場:あり
Instagram:@eaudebouche0910
https://www.instagram.com/eaudebouche0910/