パンオタクが選ぶ福岡パン

心と身体の栄養剤。ルヴァン・パストリーの「ピスタチオダマンドのブルーベリールヴァンデニッシュ」【福岡市東区】

福岡で10年以上パンブログを続け、2020年には城南区別府にパン喫茶をオープンさせた「pantiki」さん。毎日をリープアップしてくれる福岡のパンを、「ひとぱん入魂」の気持ちで1つずつご紹介いただく新連載。15回目の今回は、東区若宮にあるルヴァン・パストリーさんの「ピスタチオダマンドのブルーベリールヴァンデニッシュ」です。

ブルーベリージャムトーストの思い出。

以前、イングリッシュマフィンの記事の時に『母との思い出』を書かせて頂いたんですが、では父との思い出パンは、、、?と考えてみると、これしかなかった、くらいこれでした。ブルーベリージャムトースト
イングリッシュマフィンの記事はこちら:むっちり系で具だくさん。デリマシェリの「イングリッシュマフィン」

朝ごはんは、皆バラバラに食べていた我が家。部活の朝練とか、出勤時間とか各自違うから仕方ないのです。
必然的にメニューもバラバラ。各自が食べたいものを各自用意する。『共働き両親の家あるある』でしょうか(^^)そのシステムは全然苦じゃないというか、朝から好きなもの食べられるから(笑)逆に嬉しいくらいでして。

私たち姉弟の定番は、トーストや納豆ご飯。たまに、朝練のある日はガッツリ、昨日のカレーの残りとか。食欲ない日は牛乳だけとか、勝手気ままに食べてました。

ですが、父だけは、別。毎日同じもの食べてましたね。
ちゃんと同じ時間に起きて、懐かしいあの香り(昔のおじさんの頭からは皆同じ香りがしたものだ←勝手な定説)のヘアローションをつけ、七三に髪をちゃんと整えて。

砂糖は入れない、ミルク入りのコーヒーと、カリッと焼いた六枚切の食パンに、ブルーベリージャムを満遍なく。新聞を広げて、ゆっくりしているようで、時間になったらちゃんと席を立つ。

うちの父ほど時間に正確な人もいないんじゃないか?とおもうくらい、寝坊はしたことがない。いつもちゃんと、同じ朝を過ごしていた。

そして、私たちのために、雨の日も風の日も、会社に行ってくれていた。

実は今、そんな父の介護真っ只中。父も私も、お互い歳をとりました 笑。

でも介護って、時に疲れたり、時に怒りたくなったりしませんか?
そんな時、ふとあの香りのオジサンとすれ違ったり、パン屋さんでブルーベリーのパンを見かけると、『あの頃のお父さん』を思い出すんです。

お父さん、40年もよく頑張って働いてくれてたなぁって、ありがとうの気持ちが蘇って、介護でガチガチになった心が、少しだけほどけて、楽になるんです。

さすがに、ブルーベリージャムトーストは、なかなか売ってませんが(笑)

ブルーベリーがたっぷりのった、「ルヴァンパストリー」さんのデニッシュは、店員さんの愛ある接客も相まって、『よーし、明日も頑張ろう』と思わせてくれる、心と身体に美味しい栄養剤。



中を開けるとこんな感じ。サクサクの生地と甘すぎないクリーム、ピスタチオのダマンド(ダマンド=アーモンドクリームのこと)、そしてたっぷりのブルーベリーが美味しい

『目にいいから』と、食べるものにさえも真面目過ぎるほど真面目だったお父さん。いつか食べて欲しいなぁ、と思いながら。

お店には他にも素敵なパンがたくさん

オリジナル配合の発酵種と厳選した国産小麦を使い、趣向を凝らしたパンを焼かれているルヴァン・パストリーさん。加えて、生地を2日~3日掛けてゆっくりと寝かせることで、より旨みを引き出しているそうです。
今回は「ピスタチオダマンドのブルーベリールヴァンデニッシュ」をご紹介しましたが、他にも美味しそうなラインナップがたくさんです。


左上から時計回りに、「自家製ピスタチオ・マロンクリームサンド」「アップルシナモンのザマンドデニッシュ」「Angel Dansih スイートポテトレアチーズ」

ぜひお店に足を運んでみてくださいね。
材料の仕入れ状況により店頭に並ぶ商品が異なるので、その日のお楽しみに。

* * *

ルヴァン・パストリー
住所:〒813-0036 福岡県福岡市東区若宮4丁目3−32[map]
営業時間:10:00-19:00(売り切れ次第終了)
定休日:月〜水曜日・その他不定休有り
駐車場:あり

Instagram:@levain_pastry(https://www.instagram.com/levain_pastry/)

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関連タグ:
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#福岡グルメ
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パンブロガー
pantiki
福岡在住。色々なパンを食べ歩き、「ひとパン入魂」を心に紹介するパンブログを10年以上運営。2020年には福岡市城南区別府に、ブログを三次元化させたパン喫茶「kissaten ぱんフレット。」をオープン。オリジナルのメニューの提供のほか、ロスになる前のパンにアレンジを加え、ストーリーと一緒に味わってもらう「パンのバトン活動」を続けている。

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