【福岡名物土産】福さ屋のCMは見るけど「明太子は食べたことない問題」を本社でピシャッと考えてみた

福岡をこよなく愛するライター大塚たくまが、福岡で起きていることを徹底深掘りしていきます。今回のテーマは、21時の時報でおなじみの「福さ屋」さん。あのCMの誕生秘話と福さ屋の明太子の旨さの秘密に迫ります。

福さ屋の工場は「大きな調理場」

……というわけで、福さ屋の清水工場(福岡市南区)にやってきました。清水工場の浅野課長に、工場内を案内していただきます。

浅野課長

それでは、ひとまず中をご覧いただきましょう。この工場は2次加工をメインとしている工場ですが、まずは原料を仕入れるところから始まります。仕入れた塩たらこを調味液に浸けて加工することで、めんたいが完成します。今、あちらで塩たらこの選別作業をしていますね。



大塚

えっ、あんなに丁寧に見るんですか……。

浅野課長

熟練者が丹念にチェックしています。福さ屋では、原料の卵にこだわっていまして。もっともめんたいに適している成熟具合である「真子」しか仕入れていません。


大塚

それはすごいですね。大手では船ごと仕入れたりして、成熟度合いが違うたらこは、加工食品に活用している話を聞きます。福さ屋では、加工食品も全て真子なんですか。

浅野課長

そうですね。加工食品もすべて真子です。


大塚

それはすごいな……。

浅野課長

選別しためんたいは、調味液に漬け込んでいきます。調味液は職人が手作業で調合し、1ケース1ケース手作業で調味液に浸していきます。



大塚

さすがに記事では見せられないんですが、調味液をめちゃめちゃ丁寧にかき混ぜていますね。

浅野課長

簡単に見えますが、調味液をかき混ぜるのはなかなか難しいんですよ。いろいろな混ぜ方を何度もやって、きれいに混ざり合うようにしています。ひとつひとつ違うので、機械では無理なんです。


大塚

単にたくさんかき混ぜるのではなく、意図を持ってかきまぜているんですね。

浅野課長

うまく混ざり合っていないと、味にバラつきが出てしまいますからね。非常に重要な作業です。そして、しっかり混ざった調味液を塩たらこに浸していきます。



大塚

まさか、こんなに手作業だったとは。

浅野課長

福さ屋の辛子めんたいは、どれも手作業で浸けこまれたものであることは、ぜひ知っていただきたいですね。その後、辛子めんたいは2~5℃の低温室で72時間漬け込み、調味液の卵への浸透と熟成を行います。



大塚

調味液を吸うと、たらこがぷっくり膨らむんですね。美味しそう!

浅野課長

熟成によって、めんたいに深い味わいが生まれてきます。熟成が終われば、めんたいは計量の作業を行い、製品化します。



大塚

人がたくさんいますね。ここからも手作業ですか。

浅野課長

計量しながら、めんたいの状態もチェックしていますからね。これも手作業じゃないといけない部分です。



大塚

最後の梱包作業も手作業!! すごいですね、これ。一つ一つ人の手で詰めているとは。

浅野課長

はい。パッケージ一つ一つ、手作業で詰めています。



大塚

今詰めているのは、おにぎり型のパッケージということは……。これは福さ屋名物の「できたてめんたい」じゃないですか?

浅野課長

その通り。福さ屋の工場では、まず朝に「できたてめんたい」を作るところから始まります。今、パッケージしているものは、この後すぐ福さ屋の営業マンが取りに来て、各売場に陳列されます。


大塚

えっ、今詰めているものが今日売場に並んじゃうんですか。じゃあ、もうこれ、今日にはお客さんの手元にいくわけですか。

浅野課長

今晩の食卓に並ぶかもしれないですね。普通なら出来上がっためんたいは冷凍された状態で各売場に納品されるんです。ただ「できたてめんたい」に関しては、冷凍作業を行わずにそのまま陳列されるので、フレッシュさが違います。


▲ちなみに切子は一本物よりも粒に味が浸みやすい

大塚

流通過程で「冷凍」を挟まないことで、そんなに味に違いがあるんですか。

浅野課長

かなり違いますよ。試食するとわかりますので、今日完成した「できたてめんたい」をぜひ食べてみてください。

福さ屋「できたてめんたい」を食べ比べてみよう


▲福さ屋 浅野課長

大塚

まさか、あんなにCMをガンガンやっている福さ屋が。あそこまで手作業にこだわっているとは思いませんでした。

浅野課長

金属探知など、機械じゃなきゃ無理なところを機械がやっているだけで、最小限にとどめています。基本的にすべて手作業ですね。手づくりのめんたいです。


大塚

そして、これが「できたてめんたい」ですね。通常商品のめんたいと並べてみましょう。



大塚

見た目にも結構、粒立ちが違いますね……。

浅野課長

そうなんです。食べてみるとさらに違いますよ。


大塚

おお! たしかに食感が全然違いますね。プチッと弾けて、風味もいいです。通常のものも美味しいのに、できたてめんたいはさらに美味しい。いい味ですね!!

浅野課長

そうでしょう。ぜひ「できたてめんたい」を食べてみてほしいんです。※「できたてめんたい」は通販も可能です。


大塚

ぼく、個人的に福さ屋の調味液の味が大好きなんですが、調味液の特徴はなんですか。

浅野課長

特徴はイワシを塩で漬け込んで発酵させた、旨味たっぷりの魚醤ですね。さらに、キレのある辛さと甘みが特徴の唐辛子にもこだわっています。それらが調和することで、福さ屋の味が生まれています。


大塚

いやー、今後は福さ屋のめんたいを食べる度に、あの調味液を一生懸命かき混ぜている光景が浮かぶと思います。貴重なお話をありがとうございました。

ぼくたちは福さ屋を知らなさすぎた

ぼくは、福さ屋をナメていました。
 
なんか宣伝と売場重視で、それなりの明太子を作っていて、商売上手でやりくりしている大手メーカーなのかなと思っていたんです。現実は真逆で、職人気質な会社でした。
 
まだこの記事では伝え切れていない、クリエイティブな明太子や、コラボレーション商品がいっぱいあるんです……。そのへんはぜひ公式サイトや、福岡めんたいこ地位向上協会のYouTubeをご覧ください。
 
今こそ、福さ屋のめんたいを食べてみよう。切れ子1個でご飯一杯、いけちゃいます。手づくりのめんたい、おいしいよ。

【福さ屋株式会社】
福岡市博多区博多駅中央街5-14
https://www.fukusaya.info/

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ライター・編集者
大塚たくま
福岡をこよなく愛する編集者。みんなが知っているようで深くは知らないことを徹底深堀して「実はここが面白い!」を見つけることを得意とする。グルメ・旅行の他、自身でスポンサーになるほどのアビスパ福岡サポーター。

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