広大な更地が広がる九大跡地の「南エリア」
今回は、地下鉄「箱崎九大前駅」からスタートします。国道3号線からJRの箱崎駅方面へとつながる「箱崎111号線」は、現在道路工事が進められています。

現在、九大跡地は広大な更地が広がっており、上空を飛行機が通過する様子を遮るものなく見ることができます。この見通しの良さは、建物が建設される前の今しか見られない風景かもしれません。
九大跡地の再開発は、主に「北エリア」と「南エリア」に分かれています。写真の左側に広がる敷地は「サウスリビングステージ」と名付けられており、今後は分譲・賃貸の共同住宅や寮、公園などが整備される計画となっています。
▼こちらの記事で、まちづくりのコンセプトや再開発事業の事業計画について詳しく紹介しています。▼
九大箱崎跡地、住友商事など8社が再開発事業者に。日本最大級のスマートシティへ
https://fukuoka-leapup.jp/biz/202604.77821
新たに道路が開通し交通の利便性が向上しています!
111号線を直進すると、キャンパス跡地を南北に縦断する「原田箱崎線」に突き当たります。この道路は2025年10月に供用が開始されたばかりの新しい路線です。

ちなみに、Googleストリートビューで2009年当時の様子を確認すると、かつて大学キャンパス内にあった道路とほぼ同じ位置に、この新しい道路が通っていることがわかります。かつて大学関係者が利用していた動線が、現在は街の基幹道路として生まれ変わっています。
キャンパス跡地内で整備が進む「歩の軸」
JR鹿児島本線の箱崎駅方面に向かって進むと、きれいに整備された公園が見えてきます。こちらの「箱崎東公園」は九大跡地の一部を活用して2025年2月に供用が開始されました。

公園からは、国の有形文化財に登録されている「九州大学箱崎サテライト」の建物群まで、歩行者の導線である「歩の軸」が整備されています。

「旧九州帝国大学正門及び塀」や「旧工学部本館」といった歴史的な近代建築は、解体されずに保存・継承されています。これら貴重な建築物と、新しく整備された公園や歩道が一体となってエリアを形作っているのが印象的です。
※なお、旧工学部本館内の九州大学総合研究博物館は、リニューアル工事のため2025年7月から一般公開を休止しています。


また、九州大学箱崎サテライトの隣には広大な敷地があり、ここは将来的に「箱崎中学校」の移転予定地となっています。

2027年開業予定!JR鹿児島本線「JR貝塚駅」の建設状況は?
九州大学箱崎サテライトから貝塚方面へ向かうと、キャンパス中央部を東西に横断する幹線道路「都市計画道路堅粕箱崎線」が開通していました。この道路の開通により、JR鹿児島本線の箱崎駅周辺から国道3号線方面へのアクセスが向上し、交通の利便性も高まっているようです。

この道路沿いには、今後スーパーや大型量販店、さらには食の交流施設「フクオカサスティナブルフードパーク」などの建設が予定されています。現在はまだ更地の状態ですが、今後の街づくりの核となるエリアといえます。
さらに貝塚方面へ進むと、JR鹿児島本線と県道が並走するエリアに当たります。この「北エリア」の最北端部分には、オフィス、生活支援施設、共同住宅等が一体となった複合施設「North Gate HAKOZAKI」が建設される予定です。

そして、「北エリア」の最北端(貝塚側)では、JR鹿児島本線の新駅「JR貝塚駅」の建設が進んでいます。

現場を確認すると、駅舎と思われる構造物や、線路を跨いで東西を行き来できる自由通路の形が見えてきており、2027年度の開業に向けて着実に工事が進んでいることがわかります。
地下鉄箱崎線・西鉄貝塚線の貝塚駅とも近接しているため、完成後は交通結節点としての機能が期待されます。

まとめ
いかがでしたか? かつての九大箱崎キャンパスは、歴史的建造物を守りつつ、道路や公園といったインフラの整備が進み、新しい街へと着実に変化していました。
フクリパでは、これからも九大跡地に関する情報を随時発信していきます。再開発の詳細や、これまでの変遷に興味がある方は、ぜひ過去の記事もチェックしてみてくださいね。
▼九大箱崎跡地再開発の概要はこちら▼
九大箱崎跡地が2028年度に第1期まちびらき、2036年度に概ね完成
https://fukuoka-leapup.jp/biz/202601.71308












