筑後川について
今回ご紹介する「筑後川」は、福岡・熊本・大分・佐賀の4県を流れる1級河川。
熊本県阿蘇郡瀬の本高原を源流とし、大分県日田市でくじゅう連山から流れる玖珠川と合流。そして佐田川、小石原川、巨瀬川、宝満川など多くの支川を合わせながら筑後平野を抜けて有明海に注ぐ、流路延長143.0キロメートル、流域面積約2,860平方キロメートルの河川で、規模としては九州地方最大の河川です。
かつては「筑紫次郎(ちくしじろう)」とも呼ばれ、関東の利根川(坂東太郎)、四国の吉野川(四国三郎)とともに「日本三大暴れ川」のひとつにも数えられていました。
ちょうど久留米市付近が筑後川の中流域となり、久留米大学病院付近で宝満川と合流してより大きな川幅になります。
川の両側は公園や遊歩道が整備されており、サイクリングやランニング、散歩などを楽しむ方も多く、久留米市民にとっての憩いの場としても親しまれています。
出典:https://www.qsr.mlit.go.jp/chikugo/gaiyou/chikugo/
この筑後川は以前ご紹介した遠賀川と並び、福岡県内有数のブラックバス釣りスポットとして知られているほか、上流部から下流部まで多種多様な魚が生息しており、様々な釣りを楽しむことができるんです。
今回はブラックバス釣りの人気ポイントをご紹介します。
宮の野陣橋エリア
最初にご紹介するのが、県道88号線に架かる宮の野陣橋付近。流れも比較的ゆるやかで足場も良く、初心者にも釣りやすいエリアとなっています。
この一帯は野球場やグラウンド、サイクリングロードなど広い河川敷を活用した施設が整備されており、併設の東櫛原駐車場にはかなりの台数の車が駐車できます。ここを拠点に歩きながらポイントを探っていきましょう。
筑後川にはたくさんの橋が架けられており、この宮の野陣橋や、西側にある西鉄の鉄橋の橋脚まわりも狙い目です。
付近の護岸はコンクリート整備されていない箇所もあります。地形の変化を考えつつ、いろんなパターンで狙ってみても楽しそうですね。
久留米大橋付近エリア
次にご紹介するのは、少し下流にある久留米大橋付近。
この付近には「床固(とこがため)」と呼ばれる石積みが見受けられます。床固とは急な川の流れから川底を保護するために設けられた、川を横断して造る低いダム状の工作物のこと。かつて「筑紫次郎」と呼ばれた筑後川の治水のために設けられたものなのです。
この床固まわりの構造物や川の横を流れる水路も好ポイント。流れの中に巨大な魚が泳ぐ姿も見受けられます。
護岸はコンクリートになっており、付近にはコンクリートブロックが敷き詰められています。この変化に富んだ地形が、魚が隠れる絶好のスポットになっています。
久留米大橋の橋脚まわりも安定した釣果が見込めます。奥には最初にご紹介した宮の陣橋のアーチが見えますね。
この宮の陣橋から久留米大橋にかけての一帯は、足場も良い上に駐車場も隣接しているのでかなり釣りをしやすいエリアとなっています。
宝満川水系
そして最後にご紹介するのは、さらに下流にある筑後川の支流である宝満川。
この宝満川の下流には下野堰という川堰があり、ここも釣果の良いポイントとして知られています。
この堰の500mほど下流で筑後川と合流し、その流れはやがて筑後大堰へと経て有明海に注いでいくのです。
筑後川水系での釣りの注意事項
ちなみに、この筑後川・宝満川には漁業権が設定されており、釣る魚の種類によっては河川券(年券)や日釣券の購入が必要です。また、一部には釣り禁止エリアも設定されていますのでご注意を。
詳しくは福岡県ホームページの「内水面の遊魚ルール」にてご確認ください。
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/naisuime-rule.html
久留米に行くなら、グルメも楽しもう!
せっかく久留米に行くのなら、グルメを楽しまなきゃもったいない!
久留米と言えば、ラーメン、焼き鳥、餃子、うなぎ、筑後うどんなど美味しいものがいっぱいありますよね。
画像出典:https://www.taiho.net/index.html
中でも筆者がおすすめするのは、やっぱり久留米ラーメン。
そして久留米ラーメンと言えば「大砲ラーメン」。言わずと知れた久留米市発祥の人気ラーメンチェーンですよね。
福岡市内にもお店はありますが、やっぱり本店は抑えておきたいところ!
先ほどご紹介した久留米大橋からは車で10分ほどで到着します。
画像出典:https://www.taiho.net/index.html
創業から70年を過ぎ、地元・久留米はもちろん全国にも多くのファンを持つ大砲ラーメン。
秘伝の「呼び戻しスープ」で作るラーメンは、まさに唯一無二の美味しさ。
しかも本店で食べると、その美味しさも倍増すること間違いなしです!
大砲ラーメン 本店
住所:福岡県久留米市通外町11-8
TEL:0942-33-6695
営業時間:10:30~21:00
定休日:元日
公式サイト:https://www.taiho.net/index.html
そしてもう1店。久留米にも福岡に負けず劣らず素敵なカフェがたくさんあるのですが、中でも筆者がおすすめしたいのが、通東町にある「ルスカフェ」。
昭和レトロなアイテムがあふれる店内は、良い意味でまるでおもちゃ箱をひっくり返したような雰囲気。それでいて妙に落ち着けるという、居心地度抜群なカフェなのです。
メニューはカレーやパスタ、ホットサンドイッチといったフードから、ケーキやタルト、フレンチトーストなどのデザートまで豊富なラインナップ。
釣りを楽しんだあとは、このルスカフェでまったり過ごしてみてはいかがでしょうか。
ルスカフェ
住所:福岡県久留米市通東町3-2
TEL:080-8560-8823
営業時間:平日 11:30〜19:00/土曜 11:30〜23:00/日曜 11:30〜17:00
定休日:不定休
Instagram:https://www.instagram.com/luscafe/
ということで、今回は「筑後川」のご紹介でした。
今回ご紹介したポイントはほんの一例。九州最大の規模を誇る筑後川には、上流から下流までたくさんの釣りスポットが点在しています。
くれぐれもルールやマナーに注意して最高の一匹を釣り上げてみてくださいね。