Y氏(山田全自動さん)について
Y氏はブロガー/イラストレーター/執筆業などをしながら山田全自動という名前でも活動中。
山田全自動名義としては、丁髷、着物姿の江戸時代の町人が現代にタイムスリップしたような俳画イラストとシュールなあるあるネタが特徴。これまで数多くのメディアで取り上げられ、インスタのフォロワー数は100万人超え、著名人からのイラスト依頼も多いとか。
フクリパでは人気コーナー「福岡あるある」を連載されています。
『福岡路上遺産』(海鳥社)、『福岡穴場観光』(書肆侃侃房)、『山田全自動でござる』(BOOKぴあ)などの著書も多数出版されています。
フクリパで大人気!山田全自動さんによる人気コーナー「福岡あるある」はこちらでご覧いただけます。
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Y氏が古本屋さんを作ることにしたきっかけ
Y氏これまでフリーランスとしてイラスト、漫画、ライター、WEB制作、アフィリエイトなどを生業にしてきました。
「正直このままのらりくらりと今の感じが続いていけばそれでいいかな」と思っていたそうですが、最近の「生成AI」の進化のスゴさに直面し、考え方が一変。
これまでクリエイティブ職はAIが進化しても需要はあると考えていたそうですが、実際に自らの仕事やプライベートでもAIやChatGPTをフル活用している中、ふと「自分っていらなくない?」という思いを抱くようになったそうです。
そこで決意したのが、かねてからやりたかった古本屋さんをオープンすることでした。
「ここにいると心地よい」とか、「この人と話していると楽しい」といった「リアルな空間でのやり取り」は、「AIで代替えがきかない」ものだからです。
しかし、書店の状況というのは非常に厳しく、街の古本屋どころか大型書店さえバンバン潰れており、現存している古本屋さんも、ライターをしつつ古本屋の店番をしていたり、週4日は古本屋で残りはWEBの仕事をしていたり、半分は古本屋で半分はカフェを営業しているなど、結構な確率でダブルワークをされているという現状があるそうです。
でもそれは、逆に考えると「古本屋はダブルワークが成り立つ職業」とも言えます。
「本屋」という場所がある事で、信用やコミュニケーションが生まれて、もう一方の仕事に良い影響をもたらすという効果も大いにあるようで、Y氏の場合は自分の著書やグッズなどを販売できる場所ができるという利点もありました。
しかし、最終的にはシンプルに「やってみたかったから」「面白そうだから」「本が好きだから」というのが一番の理由。
40歳を迎えたというタイミングもあり、とりあえずチャレンジすることにしたそうです。
お店の名前は『ふるほん住吉』に決定!
古本が売られている住吉にあるお店、というように、何があるのか、どこにあるのか、が一目瞭然なシンプルな名前が良いだろうという事でこの名前に決められました。
全部漢字だと固い感じがしたので「古本」は「ふるほん」というようにひらがなに。
肝心の商品となる本も、面白いものがだんだん集まってきたそうですが、個人的に面白いと思っても、あまり偏りすぎないように先輩のアドバイスを聞きつつ、フラットな目線で仕入れるていくそうです。
「ふるほん住吉」はどんなお店になるのか?
お店は、福岡市中央区赤坂のけやき通り沿いにあるブックスキューブリックさんのようなお店が理想的だと考えているそうです。
ブックスキューブリックさんは広さ的にも大体同じぐらい。
店主のお人柄もあるのでしょうか、お店の居心地の良さが最高で、置かれている本のセレクトも絶妙で、玄人好みになりすぎず、かといって俗な感じにもなりすぎておらず、ふるほん住吉もそんな風にしたいと思っているそう。
催事やネット販売などにも進出!
大型書店や百貨店、ショッピングモール、駅などでよく「古本市」が開催されていますが、こういったイベントにも、積極的に参加していきたいとY氏はいいます。
古書組合にも加入させてもらうようお願いしているとか。
また、基本的にはお店優先ながらネット販売も並行して行う予定で、既に現在ボチボチながらネット販売を始めていて、それなりに手応えも感じているのだそう。
ネットは本よりも、古い絵葉書とかチラシとかの紙モノが向いているらしく、紙モノだと薄くて軽くて送料も安いし、扱いやすく検品も楽という利点もあるそう。
本格的にやってみないとどうなるかわからないそうですが、いろいろやりながら軌道修正していこうと考えているそうですよ。
これからについて
現状としては物件が決まり、これから内装に取り掛かるという状況で、本棚を作ってもらったり、本を仕入れたり、値段をつけたりといった作業をオープンに向けて進めていくそうです。
具体的なオープンの日時や場所にについては、今後改めて公式サイト等で公表していくそうなので要チェックですね。
独特の感性を持ったY氏の古本屋さんなので、きっと楽しいお店になること間違いなし!オープンを首を長くして待っておきましょう!
フクリパとしても、お店がオープン次第、ぜひ取材にうかがいたいと思っています!
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