2025年12月、国際線ターミナルビル等増改築工事が完了

「比類なき東・東南アジアの航空ネットワークを有する、東アジアトップクラスの国際空港」の実現を目指す――。
福岡空港を運営する福岡国際空港株式会社は、国際線ターミナルビル等増改築工事を進めており、2025年12月20日の搭乗待合室リニューアルオープンをもって完了する予定だ。
工事完了に先立ち、国際線ターミナルビルにおいて、2025年11月18日、菓子・食品を販売する新たな免税店エリアをオープンした。
さらに、同年12月5日、加熱式たばこ『Ploom』の商品体験や販売を行う専門エリアもオープンした。
免税店お菓子・食品エリアは、従来の約3倍の面積となり、インバウンドに人気のある銘菓の専門区画8区画を整備。
久原本家やチロリアンなど福岡発祥の銘菓・食品を含め新たに14ブランドの商品を販売するなど、取扱商品も大幅に拡大している。
同年12月20日には、国際線ターミナルビルの搭乗待合室がリニューアルオープンする。
搭乗待合室は、2023年に供用を開始した延伸部の北側コンコースと統一感のあるデザインを採用して、既存コンコースを改装する。
福岡らしさ・日本らしさを打ち出した国際線全体の内装コンセプトの下、日本家屋の縁側をイメージした木調の天井を施し、四季をイメージした植栽のある坪庭エリアを設ける。
また、搭乗待合室内のロビーチェアも今回、約300席増やし、充電設備の拡充による利便性向上を図る。
なお、増改築工事前と比較すると、ロビーチェアの席数は、2.4倍の約1,900席となる。
今回の搭乗待合室リニューアルオープンによって、2022年5月から始まった『福岡空港国際線ターミナルビル等増改築工事』は完了する。


出典:福岡空港公式HP『国際線ターミナルビル 12/20(土)増改築工事完了について』(画像提供:福岡国際空港)
こうした段階的な整備を経て、国際線ターミナルビルは施設規模も大きく拡張している。
国際線ターミナルビル等増改築工事で延床13.6万平方メートルに倍増

出典:福岡空港公式HP『国際線ターミナルビル 12/20(土)増改築工事完了について』(画像提供:福岡国際空港)
福岡空港国際線ターミナルビル等増改築工事は、2022年5月に着工した。
2023年2月、国際線立体駐車場がオープンした。
従来、897台収容だった旧平面駐車場スペースに立体駐車場を新設して、収容台数を増やしている。
なお、国際線駐車場の総収容台数は、2024年11月時点で平面駐車場も含めて1,126台で、全体整備完了後は約1,300台となる予定だ。
2023年6月、カードラウンジ『ラウンジTIMEインターナショナル』がリニューアルオープンした。
同年12月、北側コンコースを延伸して、3階を約6,000平方メートル増床すると共に旅客搭乗橋(PBB)を従来の6基から12基に増設した。
2024年5月、自動手荷物預け機を14台導入し、あわせて自動チェックイン機を従来の26台から38台に増設している。
同年9月、航空会社ラウンジ『ラウンジ福岡』をリニューアルオープンした。
同年12月、施設面積約4,000平方メートルのアクセスホールが誕生し、到着ロビー全体で約6,300平方メートルとなった。
あわせて、内際連絡バス専用道(国際線側)がオープンしている。
2025年3月、保安検査場・出入国検査場が拡張移転し、フードコートを開設した。
免税店エリアを従来の約1,500平方メートルから約6,000平方メートルへ約4倍に拡張している。
同年11月、免税店お菓子・食品エリアが移転・開設した。
同年12月、搭乗待合室内に物販13店舗がオープンし、搭乗待合室がリニューアルオープンして、福岡空港国際線ターミナルビル等増改築工事が完了する。
この結果、従来約7万3,000平方メートルだった福岡空港国際線ターミナルビルの延べ床面積は、約13万6,000平方メートルへ倍増している。
参照サイト
福岡空港公式HP『国際線ターミナルビル 12/20(土)増改築工事完了について』
https://www.fukuoka-airport.jp/information/open-international202512-02.html
福岡国際空港株式会社『福岡空港国際線ターミナルビル等増改築工事が2025年12月に完了!』(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000139331.html
福岡国際空港株式会社『福岡空港国際線ターミナルビル2025年3月28日にグランドオープン!』(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000139331.html









