船越漁港について
今回ご紹介する船越漁港は、糸島半島の北西部に位置する玄界灘に面した自然豊かな漁港です。古くから近海航行の避難港としても知られていました。
現在では、美しい海の景色と新鮮な海産物が楽しめる観光スポットとして人気を集めており、特に有名なのが、毎年10月から4月頃にかけてシーズンを迎える牡蠣小屋です。
また、足場が良く、広大な無料駐車場もあるため、家族連れでも気軽に釣りが楽しめるスポットとして知られています。新鮮な海の幸を味わいながら、のんびりとした時間を過ごすのに最適な場所です。
船越漁港で釣れる魚

釣れる魚のイメージ。家族みんなで晩ごはんのおかずをたくさん釣ってみよう!
船越漁港は比較的波も穏やかなため、初心者からベテランまで楽しめる釣り場となっており、季節や釣り方に応じてさまざまな魚を釣ることができます。
アジ、イワシ、サバはサビキ釣りで狙える定番の魚。特に港内ではアジゴ(小型のアジ)などがよく釣れ、群れが入ると入れ食いになることもあります。
そのほか、投げ釣りで狙うキスやカレイ、夏から秋にかけて実績が高いチヌ(クロダイ)やメイタ、カサゴやメバルなどの根魚、ルアー釣りで狙えるサゴシ(サワラの若魚)やカマス、春先や秋口のシーズンにはアオリイカ、コウイカなども狙えます。
船越漁港までのアクセス

それでは船越漁港へのアクセスをご紹介します。
福岡市の都心部からは福岡都市高速に乗り、西九州自動車道を経て「前原IC」で下車し、県道54号線から志摩サンセットロードに入ります。

志摩サンセットロードの「松原交差点」より県道506号線に入り船越方面へ。

そのまま道なりに直進していくと、牡蠣小屋の看板があるので、左折しましょう。

看板から入れば船越漁港に到着です。左手に進めば広い駐車場があり、その先に堤防が伸びています。駐車場から堤防まではすぐそばなので便利です。

堤防には釣り客に向けた案内看板が掲示されています。ルールやマナーを守って、釣りを楽しみましょう!!
船越漁港の釣りポイント
それでは、あらためて漁港全体を見てみましょう。
漁港には東側と南側に2本の堤防があります。東側の堤防は駐車場のすぐそばにあり、移動距離も短くて便利。堤防の長さは約250mもあり、港内と外海どちらも狙えます。
南側の堤防は約390mと長いですが、駐車場からだと漁港内を大きく迂回して行かなければならないので、移動には少々苦労します。
※南側堤防のそばには牡蠣小屋の駐車場がありますが、ここは牡蠣小屋のお客さん向けの駐車場となっているので、釣り客は駐車厳禁です。
では、2本の堤防をそれぞれ解説していきます。
■東側堤防

駐車場のすぐそばにある東側堤防は足場も良く、かなり釣りやすい場所となっており、日々多くの釣り客で賑わっています。

堤防から海面まではかなり近いので、特にお子さんは釣りやすいです。ただし万が一転落した時のことを考えて、ライフジャケットの着用をおすすめします。

堤防は途中で「くの字」に折れ曲がっているのが特徴。写真の左手が外海側、右手が港内となっており、どちら側でも釣りができるのも魅力なのです。

外海側の段差も低く、かなり釣りやすくなっています。この「釣りやすさ」こそが船越漁港の最大の特徴と言えるでしょう。

さらに奥へと進んでいくと、堤防の先端に行きつきます。この部分の外海側の段差はやや高くなっているので、投げ釣りで竿を立てかけるのには便利ですね。

先端部分は潮通しが良い一級ポイントとなっています。もしも先行者がいたら、トラブルにならないよう十分に配慮しましょう。対岸に見えるのは南側堤防です。
■南側堤防

次にご紹介するのは漁港の南側にある堤防です。東側堤防よりも長いのですが、堤防の中央にはフェンスがあるので外海側しか狙えません。さらにフェンスがあるため堤防の幅が狭くなっているので、十分気をつけましょう。
また、港内には漁船がたくさん係留されているので、ここでの釣りは控えましょう。

堤防の先まで歩いていると途中でフェンスがなくなり、両側を狙えるようになります。こちらも潮通しの良い人気のポイントとなっています。

南側堤防から東側堤防を見るとこのような位置関係になっています。堤防の間は漁船が往来しているので、あまり遠投はしない方が良いでしょう。
なお、先述したように南側堤防付近には釣り客向けの駐車場はなく、東側堤防そばの駐車場から歩かなければなりません。しかし、そのぶんライバルとなる他の釣り客も少ないので、歩きに自信がある方はこちらの堤防を攻めてみてはいかがでしょうか。
船越漁港そばのおすすめスポット

船越漁港のおすすめスポットと言えば、なんといっても牡蠣小屋!
福岡市近郊では、近くにある岐志漁港と並び称される牡蠣小屋の人気スポットとなっており、2025年は「千龍丸」、「豊漁丸」、マルハチ「引津丸」、「カキハウス正栄」、「ケンちゃんカキ」、「カキハウスもっくん」、「服部屋」の7店舗の牡蠣小屋が営業しています。
広い駐車場も週末ともなればほぼ満車になるほど多くのお客さんで賑わっているんです。
せっかく船越漁港に行くなら、ぜひ美味しい牡蠣も楽しみましょう!
■2025年の牡蠣小屋情報は、「福岡の冬の味覚を楽しもう!福岡市内・近郊の牡蠣小屋まとめ」記事をご覧ください。
https://fukuoka-leapup.jp/city/202511.67693
ということで、今回は糸島半島にある牡蠣小屋で有名な「船越漁港」をご紹介させていただきました。
なお、船越漁港の近隣には岐志漁港、深江漁港、加布里漁港、福吉漁港といった牡蠣小屋のある釣り場があります。牡蠣のシーズンはこれから本番を迎えるので、糸島の様々な漁港で「釣り」と「牡蠣小屋」をダブルで楽しんでみるのもおすすめですよ!!












