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【経済・ビジネス短信@フクリパ】

北九州市と福岡市は刺身好き!!!さし盛りの購入額・量で日本の21大都市で2トップ【家計調査】

福岡県内の政令指定都市である北九州市、福岡市は、総務省統計局『家計調査』(二人以上の世帯)によると、さしみ盛り合わせの購入金額および購入数量で日本の主要21大都市の第1位と第2位でした。さしみの盛り合わせの購入金額・数量で日本のツートップを占めた〝福岡の海〟について見ていきましょう。

福岡県の二大都市がさし盛り購入金額・数量の日本2トップ

【『さしみ盛り合わせ』購入金額での上位5大都市】
1位:北九州市7,148円、第2位:福岡市5,996円、第3位:東京都区部5,170円、第4位:熊本市5,106円、第5位:横浜市5,069円……。(出所:総務省統計局『家計調査』2021年~2023年における年平均)

 

 

【『さしみ盛り合わせ』購入数量での上位5大都市】
1位:北九州市2,037グラム、第2位:福岡市1,840グラム、第3位:熊本市1,697グラム、第4位:横浜市1,554グラム、第5位:千葉市1,498グラム……。(出所:総務省統計局『家計調査』2021年~2023年における年平均)

 

 

総務省統計局では、『家計調査』(二人以上の世帯)の調査結果に基づき、品目別に都道府県庁所在市および政令指定都市で構成された日本の52都市におけるランキング(2021年~2023年平均)を発表している。
同ランキングについて、東京都区部と20政令指定都市による日本の21大都市でランキングし直してみた。
すると、さしみの盛り合わせの購入金額と購入数量において、北九州市と福岡市という福岡県の2政令指定都市が、日本の21主要都市でもツートップであることが分かった。

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対馬海流とリマン海流が合流する魚種豊かな〝福岡の海〟の幸を味わう

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画像提供:福岡市

九州北部に位置する福岡県は、日本海側の『筑前海』(玄界灘)、瀬戸内海側の『豊前海』、さらに干潟が広がる『有明海』という3つの海に囲まれている。
3つある〝福岡の海〟の中でも玄界灘とも呼ばれる筑前海は、世界有数の漁場でもある。豊富な栄養を含む黒潮は、鹿児島付近で太平洋側と日本海側へ分岐する。
日本海側へ進む黒潮は対馬海流となって、九州西方の五島灘を通過して玄界灘、対馬海峡へ流れ込んでいく。
そして、九州北部の大陸棚において、大量の日光と酸素を取り込んでプランクトンを爆発的に発生させているのだ。

 

 

間宮海峡から南下して来た寒流のリマン海流が対馬海流とぶつかる北部九州の海には、暖流と寒流の魚が豊富なプランクトンを求めて集まって来る
その結果、大陸棚の発達する浅海の大部分は、水深 5060m以内で島や岩礁も多い北部九州の海は、世界でも有数の漁場になっているのだ。
このような豊富なプランクトンにも恵まれた漁場においては、タイやイカ、アジ、サバ、ブリなどの回遊魚が集まり、スズキやカレイ、フグ、エビ、タコなどの多種多様な魚種が獲れ、定着性のあるアワビやサザエ、ウニなども豊富だ。

 

 

このような水産資源に恵まれた〝福岡の海〟で獲れた新鮮な魚介類の数々は、さしみの盛り合わせとしても店頭に並んでいる。
そして、福岡県の政令指定都市である北九州市、福岡市で暮らす市民らは、〝福岡の海〟で獲れた新鮮な海の幸を大いに味わっているものと考えられる。

 

参照サイト

家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(2021年~2023年平均)【魚介類】
https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html

 

 

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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