米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが九州を〝行くべき場所〟に選ぶ
福岡市・大名に誕生したリッツカールトン福岡
世界的な経済紙である米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』は2024年1月6日、『2024年の行くべき場所ベスト10』を発表した。
同紙が挙げた2024年に〝行くべき場所〟は下記の10カ所となっており、そのうちの一つに日本から九州が選ばれた。
【 2024年の行くべき場所ベスト10 】
◎ 日本・九州
◎ マレーシア
◎ ケニア・ラム
◎ オーストラリア・カンガルー島
◎ アメリカ・ミズーリ州カンザスシティ
◎ チェコ共和国・プラハ
◎ メキシコ・キンタナロー州
◎ アルゼンチン・ブエノスアイレス
◎ アメリカ・ミネソタ州
◎ スペイン・バレアレス諸島
一般社団法人九州観光機構(唐池恒二会長)が2024年1月15日に発表したプレスリリース『「ウォール・ストリート・ジャーナル」発表 “2024年の行くべき場所ベスト10″日本から「九州」が選ばれました!!』によると、「九州は、日本を形成する4つの島の中で最南端に位置し、長い間アジア大陸からの知る人ぞ知る訪問者を惹きつけてきました」とのことだった。
そして、「最近では、新しい観光プロジェクトにより、ナイトマーケット、寺社仏閣、および温泉がより身近に感じられものとなっています。昨年は、熱気ある熊本に星野リゾートの手頃な価格のMO5がオープンし、福岡にはガラス張りのリッツカールトン福岡も誕生しました」という点について、ウォール・ストリート・ジャーナル『2024年の行くべき場所ベスト10』では、評価していたとのことだった。
その上で「一般社団法人九州観光機構がアメリカ地区に広く九州を知らしめるために、契約しているレップ(PR会社:Bullfrog+Baum)に対して、常に最新の情報提供や写真使用の許諾を得るなど、プロモーション活動を支援し続けてきたことも寄与しています」と記す。
2023年九州への通常入国者数311.5万人はコロナ禍前の2019年を上回る
国土交通省九州運輸局が2024年1月22日に発表した『九州への外国人入国者数の推移について』によると、2023年12月における九州への外国人入国者数(速報値。船舶観光上陸者数を除く)は、コロナ禍前の2019年12月比で173.3%となる34万1,623人だった。
2013年12月における九州への入国者は、2023年1月以降で最多となり、全国の入国者数に占める割合は12.3%となっている。
また、2023年における、船舶観光上陸者を除いた九州への通常入国者数のみを集計した総数は、311万5,075人だった。
この数字は、コロナ禍前だった2019年の通常入国者数310万7,270人を上回っており、九州への外国人入国者数は順調に回復しているものとみられる。
また、九州への外国人入国者の大半は、福岡空港から入国している。このため、九州への外国人入国においても福岡空港を有する福岡市の存在感は大きいといえる。
2024年における九州への外国人入国者数は、ウォール・ストリート・ジャーナル『2024年の行くべき場所ベスト10』という〝追い風〟もあり、今後の動向が大いに注目される。
出典:国土交通省九州運輸局『九州への外国人入国者数の推移について』(2024年1月22日発表分)
出典:国土交通省九州運輸局『九州への外国人入国者数の推移について』(2024年1月22日発表分)
出典:国土交通省九州運輸局『九州への外国人入国者数の推移について』(2024年1月22日発表分)
参照サイト
THE WALL STREET JOURNAL 『The 10 Best Places to Visit in 2024』
https://www.wsj.com/lifestyle/travel/best-travel-spots-2024-vacation-a6076aa3
『ウォール・ストリート・ジャーナル』発表 “2024年の行くべき場所ベスト10″日本から「九州」が選ばれました!!
https://www.welcomekyushu.jp/kaiin/files/NewsDetail_13133_file.pdf?fbclid=IwAR3zkVgLiAuOQMRlHWeZjcJxPtH-IA0Y-BKnhNfmTUCi_SYncSreu8yVmgo
九州運輸局『九州への外国人入国者数の推移について』(2024年1月22日発表分)
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/content/000315563.pdf
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