日本はヤバい?第八弾

情報が民主化するとは?個人ができる“情報の民主化”4つの事例

今月の「日本ヤバいシリーズ」は、「情報の民主化」について。近年話題になったニュースをもとに、アブローダーがこれからの社会を生き抜く道を考えます。

■ 情報が民主化する時代とは?

情報が民主化している」といわれる昨今。言い換えれば「必要な情報は誰でも手に入る」ようになったということ。

 

知りたいことがあればGoogleで検索をすれば何でもでてきます。YouTubeで動画を探せば、話の上手い人が丁寧に解説してくれます。検索してもわからないことがあればChatGPTで理解しやすい言葉で何度も解説してくれます。

 

 

つい50年前では、本を読んだり、物知りな人に聞かなければわからなかった「情報」が、今の時代は簡単に「誰でも」手に入れることができる時代になったという話です。

 

 

■ 情報が民主化するのは2023年のトレンドワード?

 

「情報が民主化する」というキーワードは、YouTubeの中田敦彦さんのチャンネルで堀江貴文さんとのコラボ発信で触れられたことでも有名です。ホリエモンが発した2023年のキーワードとして注目している人も増えています。

 

「情報の民主化」がトレンドワードになりつつあるなか、僕たち一般人は「どんな恩恵を受けられるか」考えるのも一つです。

 

誰でも情報にリーチできるからこそ、どうトレンドに便乗するのがよいのでしょうか。その答えの一つが「試す」です。

 

 

■ 情報が民主化することで個人はどんなメリットがあるか?

誰でも簡単に情報に触れられるからこそ、個人は「試すこと」で恩恵を受けることができます。例えば、英語が学びたいならネイティブの先生が発信するYouTubeを見て学んでみたり、旅行が好きな人は旅行の予約や観光ノウハウを発信しているブログを読んだり、歴史や文化が気になる人はChatGPTを使って解説集を作ってもおもしろいです。

 

 

情報が民主化することを特に意識せずとも、知らず知らずのうちに生活で恩恵をうけています。例えば、YouTubeはつい5年前まで「若い子がバカやってるモノ」と思われていました。しかし、今では「テレビと似たエンタメ」「検索すると解説が見れるモノ」「大人が解説動画を見て学ぶモノ」として利用している人も増えています。

 

情報が一般化したことで、誰でも簡単に情報に触れられ、生活に生かすことができています。民主化の流れはより加速しています。

 

 

■ 個人が試せる4つの事例

「情報の民主化」のパワーワードを生かして自分の人生を良くしましょう。より具体的な民主化したからこその事例をまとめます。

 

❶ 修行0日の寿司職人

民主化されたことで「修行0日の寿司職人」もでてきました。もともと寿司職人は、長い年月をかけてスキルを学ばなければ職人になれない風潮がありました。

 

「シャリ炊き3年、合わせ5年、握り一生」とわれるように、寿司を握るまでに最低でも10年程度かかったわけです。ただ、今の時代、「寿司を握るスキル」はYouTubeを見れば簡単に無料で手に入ります。

 

Abemaの動画にもあるように、独学で寿司を学ぶ人もいます。実は、僕も寿司職人になりたくて、2019年に実際にYouTubeを見て寿司を学びました。

 

 

僕が書いた『1ヶ月の独学で握り方を学ぶ寿司完全マップ!(https://abroader.asia/2021/05/16/sushi-dokugaku/)』の記事では、実際、スキルを身につけるために学んだYouTube動画を一覧にしています。魚を捌く知識人や魚の種類によって違う美味しい食べ方や寿司としての提供の方法など基礎スキルは全部学べます。

 

修行0日で寿司職人にもなれるのが情報の民主化の恩恵です。

 

❷ 農業ゼロ知識で田んぼから畑づくり

農業も情報が少ない分野でした。ただ、今の時代、大手の農家さんがあらゆる栽培ノウハウをYouTubeやウェブサイトで提供してくれます。

 

日本の土地に合う作物や土づくりの方法などプロの農家さんがしっかり解説してくれています。僕自身、「うまみ農園(https://umami-mori.com/)」という「さつまいも畑」をつくり、実際に毎年さつまいもを育てています。今年で4年目になりましたが、元々は農業の素人でした。

 

 

最初はYouTubeやブログ、本などから栽培ノウハウを調べ、試行錯誤していきました。始めた頃と比べても、今ではかなり多くの栽培方法を簡単に調べて試すことができます。

 

今年は「空き地となっていた田んぼ」を使って、より大きな規模でさつまいも栽培をスタートさせました。今の時点で知識がなくとも、情報を誰でも簡単に得られる時代だからこそ、土地さえあればなんでもできます。

 

❸ 海外旅行も誰でも楽しめる

かつて「一生に一度の海外旅行」というキャッチフレーズが使われていたほど「海外へ行くこと」は一生に一度の出来事でした。ただ、今は、誰でも簡単に行くことができます。

 

ネットを使えば簡単にフライトを予約できるし、旅先の現地のホテルや民泊もスマホで予約できます。

 

 

僕も最近、韓国へ行きましたが、東京へ行くのと変わらない感覚でした。楽天モバイルを使えば、日本の通信契約のままスマホが使えますし、Googleマップのナビを使いながら行きたい場所へのルートを見ながら簡単に辿り着けます。

 

さらにChatGPTを使えば、行く場所の歴史背景を解説してもらいつつ、おすすめの観光スポットをまとめてくれる観光ガイドアシスタントもつくれます。

 

情報を使いこなせば使いこなすほど、より気軽に海外へ行け、より知識を楽しみながら旅行ができるようになります。

 

❹ サラリーマンから副業で起業する

起業も情報があふれたからこそ増えたモノの一つです。僕が会社員だったころは副業の方法さえ貴重なものでしたが、今では世の中にあふれるほど簡単にビジネスが始められることができるようになっています。

 

リモートワークが広がったおかげで自宅にいながら仕事ができたり、空き時間に副業をして収入の柱を分散することもできます。

 

例えば、福岡の暮らしが全国で話題になっているからこそYouTubeTikTokで発信することも事業投資です。また、福岡のマンション価格が高騰していることを受けて不動産投資もできたり、北九州の中古戸建てが安いことを受けてリノベーションして賃貸物件として投資することもできます。

 

 

情報が民主化したことで、働きながらでも簡単にビジネスや副業の情報を手に入れることができるようになりました。今の時代なら、ChatGPTなどのAIサービスをうまく活用しつつ、既存のビジネスを効率化したり、人を雇わず規模拡大する視点で始めるとおもしろいです。

 

 

■ 受動的か能動的かで差が生まれる時代

全ては情報が民主化したからこそできることです。大切なのは情報を「受動的に受け取る」か「能動的に掴みに行く」かどうか。

 

小中学校であった授業のように「先生に教えられたことを覚える」たげが勉強ではありません。自ら好きなことを好きなだけ「独学して試す」時代です。

 

独学できる人ほど時代をうまく掴むことができます。

 

 

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福岡住みの旅好き経営者。月8万円で生活できる都市を探す旅をしています。世界各国の語学学校や英会話スクールを20校以上取材して、ブログやツイッターで発信することを仕事にしています。 元銀行員。フリーランス1年目に株式会社を立ち上げ、現在は、福岡を拠点にコスパいい生活をしています。 詳しくはブログにて。

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