【経済・ビジネス短信@フクリパ】

福岡空港国際線地区での施設整備第1弾の立体駐車場が供用開始【福岡市博多区】

福岡・九州の〝空の玄関口〟である福岡空港では現在、国際線ターミナルビルの増改築工事が進行中です。福岡空港の西側に位置する同地区において、増改築工事による施設整備において第1号となる立体駐車場が完成しました。新設した国際線立体駐車場では、多客期料金をはじめ長期割引や予約サービスを導入しています。

新立体駐車場に多客期料金や長期割引、予約機能を導入

福岡空港を運営する福岡国際空港株式会社が国際線ターミナル地区で施設整備を進める中、このほど施設整備の第1弾となる立体駐車場が完成して供用を開始した。

福岡空港の西側に位置する国際線ターミナル前に完成した立体駐車場は、高さ約24メートルで6層7段、延床面積規模で24,039平方メートルだ。
駐車台数は947台で、このうち障がい者専用のスペースとして14枠を設けている。施設設備として、17人乗りのエレベーターを3基備え、事前精算機は2台設置している。

今回、新設した国際線立体駐車場の供用開始に合わせて、駐車料金に多客期料金を新たに設定している。従来、24時間ごとの駐車料金(普通車)は、国内・国際線とも2,400円だった。

画像提供:福岡国際空港

国際線駐車場では、繁忙期のほか3連休以上の日程を『多客期』として1,000円引き上げて3,400円としている。繁忙期以外の『通常期』は、従来の2,400円に据え置く。

また、国際線立体駐車場の供用開始に合わせた料金改定の一環として、国際線駐車場では120時間超(6日目以降)において『長期割引料金』も新たに設定している。6日目以降の24時間料金は、通常期1,000円、多客期1,400円だ。

さらに国際線立体駐車場では、予約サービス(有料)も導入している。新たに取り入れた予約サービスでは、国際線立体駐車場の3階フロアに133枠の予約エリアを設定している。このうち2枠を障がい者専用とする。予約サービスの加算料金として、駐車料金と別に1件1,000円で利用可能だ。

従来897台収容だった旧平面駐車場スペースに947台収容の国際線立体駐車場を新設したことで収容台数を増やしている。

平面駐車場も含めた国際線駐車場の総収容台数は、2023年2月8日時点で1,050台となっている。

2023年3月下旬には1,126台に拡大し、将来的には1,300台規模まで拡大していく計画だ。

福岡空港国際線旅客ターミナルの増改築工事が進行中

画像提供:福岡国際空港

福岡空港を運営する福岡国際空港株式会社は現在、2025年完了を目指して国際線旅客ターミナルの増改築工事をすすめている。

現滑走路の西側に建設している第2滑走路が供用を開始する2025年3月末までに国際線ターミナル北側を増築。ターミナルの床面積を現在の約2倍になる136,000平方メートルに拡張していく。
あわせて免税店エリアを現行の約4倍となる6,000平方メートルに拡充する。

また、北側へコンコースを延伸させていくことで旅客機への搭乗橋を現在の6基から12基に倍増させる計画だ。
一方、到着ロビーも4,000平方メートル規模で増床し、アクセスホールを整備する。そして、バスやタクシーなどの二次交通への乗り継ぎの円滑化も図っていく。
現在、15分を要する国際線ターミナルから国内線ターミナルへの連絡バスの所要時間についても専用道路を整備していくことで今後、5分程度に短縮する予定だ。

世界的なコロナ禍の発生で国際線旅客は大幅に減少したものの、IATA(国際航空運送協会)の予測によると、国際線ターミナルの増改築工事が完成する2025年には、国際線旅客がコロナ禍前の水準に回復する見込みだ。

福岡国際空港株式会社では、「国際線ターミナルビルの増改築について、2025年3月の供用開始に向けて着実に工事を推進しております。今後も、多くのお客さまを心地よい空間でお迎えできる空港づくりを行ってまいります」としている。

【物件概要】

所 在 地/ 福岡市博多区青木字大坪748-1他
用     途/ 駐車場
事業主体/ 福岡国際空港株式会社
階     数/ 6階7層建て
敷地面積/ 2万7,714.37 ㎡
延床面積/ 2万4,039.42㎡
着     工/ 2020年9月
完    成/ 2023年1月
引用:福岡空港国際線ターミナル増改築計画」(2022年05月20日発表)より抜粋

【参照サイト】

福岡空港国際線 立体駐車場の供用開始および駐車場予約サービスの開始について
https://www.fukuoka-airport.jp/information/parking0126.html
福岡空港国際線ターミナル増改築計画
https://www.fukuoka-airport.jp/uploads/2022/05/fuk-int-20220520.pdf

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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