資金調達だけじゃない、クラウドファンディング

1万円から手軽に不動産投資ができる! 地場デベロッパーならではのクラウドファンディング 「えんfunding」がスタート

「フクリパ」では、今まで多くのクラウドファンディングを取材してきました。でも、そのほとんどは新しいサービスや製品があって、“誰かの未来”を支えることが前提でしたよね。今度は、ちょっと戦略的に“自分の未来”にBETしてみるのはいかがでしょう? 例えば、不動産物件に投資して資産を増やす「不動産投資クラウドファンディング」。東京では少し前から注目されている投資の一つですが、今年の6月15日には福岡でも初の不動産クラウドファンディングが発表されました。それが、地場の不動産業の大手「株式会社えんホールディングス」が運営する「えんfunding(えんファンディング)」です。…といっても、“不動産”なんて専門知識が無いと難しそうなイメージですよね。そんな不安を解消したのが、まさにこの「えんfunding」なんですって。難しく考える前に、まずはその仕組みについてご説明しましょう。

不動産投資のハードルを下げるクラウドファンディング方式とは?

「不動産投資」とは、ざっくりと説明すれば、マンションやオフィスビルなどの不動産を購入して、家賃収入や売却益などの利益を得ることです。つまり大家さんやビルのオーナーになることですが、購入にはまとまった資金が必要なうえ、ニーズが多い物件の見極めも重要です。維持管理や入居者へのサービスなど運営がうまくいかないと物件の価値は落ちてマイナスにつながります。

先を予測しながら、安定的な利益につなげることはビギナーにとって至難の技。それゆえ、不動産投資には専門的な知識や経験が必要とされてきました。

そんな現状を大きく変えるのが、「不動産投資クラウドファンディング」です。

不動産投資クラウドファンディングの仕組み。一般投資家とえんホールディングスが共に投資する形を取る。えんホールディングスグループで対象不動産の管理も手がける
 
まず、不動産投資にかかる資金を複数人から募ることで、少額からの投資が可能になります。「えんfunding」では、なんと1口1万円から参加できるとか
さらに、投資対象の物件は福岡都心部のデザイナーズ物件など、市場でも人気が高いものを厳選していくということなので、価値が下落するリスクもかなり抑えられそうです。スマートフォンで簡単に会員登録や投資ができる上に、投資後は何もする必要がないので、投資家側の負担がほとんどないのがメリットです


えんfundingのリスク管理「優先劣後システム」。優先出資分=一般の投資家、劣後出資分=えんホールディングスとなる

さらに注目なのが、「えんfunding」のリスク回避システム「優先劣後システム」を導入している点です。対象物件に対して、一般の投資家と一緒にえんホールディングスも出資をしているのですが、運用で得られた利益は一般投資家に優先的に支払われます

逆に、修繕費や空室が発生しファンドの利益が減少した時は、劣後出資分(えんホールディングス)の分配金から引き下げます。物件の売却時にマイナスが発生した場合においても同様で、損失が劣後出資者(えんホールディングス)の出資分を超えない限りは、一般投資家に影響が出ないシステムになっているのです

「優先劣後システム」について、詳しくはこちら

ローリスク・ミドルリターンのシステムで安全な投資体験を


株式会社えんホールディングスの代表取締役・原田透さん

少額で投資できる上に物件選びからリスクの軽減に至るまで、かなり投資家に手厚い設定になっている「えんfunding」。企業側にとってのメリットはあるのでしょうか?そもそも、このプロジェクトをスタートした背景にはどのような経緯があったのでしょう。株式会社えんホールディングスの代表取締役・原田透さんにお話を伺いました。
 
ー今回の不動産投資クラウドファンディング「えんfunding」は、事業というよりも投資家目線でのサービスに重きを置いている気がします。一体どんな目的で始められたのですか?

原田さん

そうですね。この「えんfunding」をきっかけに、不動産投資を気軽に“体験”していただきたいという意図があります。特に、これからの日本を背負う若い世代の方には、資産形成に有効な「投資」に興味を持っていただきたいと思って。

ハイリスクハイリターンな株式投資など、投資にもいろいろな種類はありますが、少額投資なら安全性が高いので入門編にぴったりです。不動産の知識が無くても運用ができるので、投資について勉強するきっかけになってくれるといいですね。

ー気軽にチャレンジできることが大事なんですね。申し込みから運用まで、全てパソコンやスマートフォンで完結するというのも魅力です。

原田さん

そうなんです。不動産投資クラウドファンディングとして、WEB上で取引を全て完結させるためには、自治体に「不動産特定共同事業および電子取引業務」の認可を受ける必要があるのですが、当社は福岡で第一号となりました。これからいろんな企業が参入してくると予想されますが、私たちがリーディングカンパニーとして道筋を作ることも大事だと考えています。

ーなるほど。福岡の不動産投資のパイオニアとして、他社との差別化で力を入れていることがあれば教えてください。

原田さん

そうですね。自社で「エンクレスト」という分譲賃貸マンションを手がけているのですが、福岡市において112棟以上の供給実績があります。不動産総合デベロッパーとしての実績で投資家の皆様に安心感を与え、挑戦するきっかけのひとつになればと願っています。

さらに、「えんfunding」は、運用期間が終わった時点で投資家の皆様に運用レポートをお渡しします。期間中に、マンションでどんな動きがあって、ファンド側でどう対応をしたかという報告書ですね。
例えば、退去者が出た場合、このスケジュールで何をしたとか、入居者とのトラブルが発生した時にこう対処したとか。もちろん、投資家の皆さんは何もしなくていいのですが、将来的に不動産投資を考えているなら、こういったデータは勉強になるでしょう。

「福岡の街はまだまだこれから」その将来性を知る


「えんfunding」について、詳しくはこちら

ークラウドファンディングの具体的な流れがわかると、不動産投資がますます身近になりますよね。でも、ここまで手間をかけると、ますます会社のメリットが感じられないのですが…。

原田さん

今はスタートしたばかりですし、直接的に大きな収益を見込んでいないんですよ。大きな目的のひとつとして挙げられるのは、「えんfunding」を通してより福岡を知っていただきたいということ。クラウドファンディングなので専門的な知識を持たなくても投資はできるのですが、物件を選ぶ時に立地条件やメリットは気になりますよね。そこから物件が位置するエリア、福岡の特徴や将来性に目を向けることになればと。

ー福岡の街を見つめ直すきっかけになるということですか?

原田さん

そうです。この意識が地域貢献にもつながると思うんです。えんホールディングスは、福岡の発展とともに成長させて頂いた企業です。福岡への移住や観光が益々盛り上がり、ビジネスなどが活発になることで、えんホールディングスグループも恩恵を預かることになるそして私達だけではなく、さまざまな業種業態のビジネスも盛り上がるはずです福岡の発展はまさに“これから”なんですよ

福岡初の不動産投資クラウドファンディングのお話は、いつしか原田さんが考える地域の将来性についての話題へ。天神ビックバンや博多コネクティッドなど再開発事業があちこちで進められている福岡の街は、投資対象としてもこの上なく期待できるのだとか。今や国内だけではなく、外資系企業からも注目されているそうですよ。
地場企業だからこそ肌で感じる福岡の未来について、次回の記事でもう少し詳しくお話をお聞きしたいと思います。
(次回へ続く)

株式会社えんホールディングス
『えんホールディングスは創業30年を迎えた不動産総合デベロッパーで、マンションブランド「エンクレスト」の開発・販売・管理・賃貸・仲介を軸にグループ展開しており、福岡市に112棟10,369戸以上の実績があります。※1
福岡県下の分譲マンション販売実績ランキングにおいては、投資型部門で17年連続1位、実需型と投資型を合わせた総合部門では13年連続で1位を獲得。※2
また、彩りと潤いのあるふくおかの街づくりのため、福岡市の取り組みである「一人一花運動」に参画し、エンクレスト全棟に世界的なガーデンデザイナー「石原 和幸」氏がプロデュースする一年中花が咲くガーデンアートを実現。
2021年には6月15日から不動産投資クラウドファンディングサービス「えんfunding」を発表。7月1日には第一回目のファンドが公開されている。
※1 2021年5月末時点
※2 フクニチ住宅新聞調査(2020年3月発表)』
https://www.en-hd.jp/

投資家へのネクストステップ

会社員だからこその強みを活かす。働きながら始める不動産投資。

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将来に向けて投資が必要な時代の到来

ところで、都市の将来とともに気になるのは私達の将来。
将来に向けた準備を考えて、準備していくことは大切です。

将来に向けた準備というと、「投資」がまっさきに浮かんできます。
投資というと、なんだか苦手な意識を持つ方も多いと思います。

日銀の発表した資料によると、家計の金融資産にしめる現預金比率はアメリカだと13%、ヨーロッパでは35%、それに比べて日本は52%となっています。
株・投資信託の比率ではそれが逆転し、アメリカが47%、ヨーロッパが25%、日本が16%となっています。
日本では現預金の比率が半数を超えていて、日本人はあまり投資に積極的でない傾向がでています。
このあたりは感覚的にも理解できそうな気がします。

しかし、「貯蓄から投資へ」の政策方針の影響もあり、多くの方が学び始めています。
2022年4月から高校の授業の中で「資産形成」についても触れられるようになり、もはや投資は高校生も学ぶものとなりました。

 

将来のためにマンション投資がぴったりな理由

将来を考えた投資の一つとして、マンション投資があります。

さまざまな投資商品がありますが、その中でも実物資産への投資を行うマンション投資は会社員の方を中心に、将来に向けた投資の一つとして人気です。
その対象地として、都市として成長している福岡はマンション投資の視点からも今後の成長可能性が高い地域であるといえます。

 

 

 

会社員こそマンション投資がおすすめ

福岡市を中心に30年に渡りマンションの開発、販売を行う株式会社えんの田中課長に、将来への投資として会社員にマンション投資がぴったりな理由を伺いました。

投資の必要性を多くの方が感じている中で、NISAや株式へ関心を持たれる方、実践される方が増えています。
投資をする際にはリスクを考えて、資産構成のバランスをとることが重要です。


○○だけと、一つにするのではなく、いくつもの投資を組み合わせて資産をバランス良く形成していく、マンション投資もその一つの選択肢だと言えます。

 

 

マンション投資がNISAや株式投資と違う点は何でしょうか?

毎月の積立をベースに投資額を増やしていく、NISA等に対して、現役会社員だからこその信用力を活かして、ローンを組むことで、早期にマンションを取得し、それを運用して収益を得るマンション投資は、少ない自己資金で高額な資産を保有できる投資です。
会社員としての信用によって、他人資本を活用し、毎月の安定的な収入源を作れるのは魅力です。

退職後にはローンを支払い終わっていることが多いため、年金や他の投資の利益と合わせたもう一つの大きな収入源となっていきます。

 

 

その他にマンション投資をおすすめする理由はありますか?

そうですね、生命保険の代わりになる点でしょうか。
ローンを組んだ場合に加入する団体信用生命保険があれば別途生命保険に入る必要がないんです。
保険料の支払いはローン返済額に含まれます。


そして、万が一のときにマンションを家族に残せることから、現役で働く会社員の方に選ばれるポイントとなっています。

マンション投資に福岡を選ぶ理由

続いて、同社の徳田課長代理に、福岡がマンション投資の候補地としておすすめな理由について伺いました。

不動産投資を検討する上で、もっとも大事なポイントは「土地」と「人」です。
「土地」の価値が伸びていきやすいのかの視点で福岡を見ると、福岡の地価は東京と比べると安く、それでいて現在は上昇しています。


安く仕入れて、高く売るのが投資の基本ですので、地価が割安である上に、地価上昇が続いている福岡は”買い”といえますね。

 

 

なるほど。「土地」と「人」の「人」の点ではいかがでしょうか?

「人」でみていくとは、”土地、物件への需要があるのか”ということです。
価格が安くても人がいなくて、需要がない土地は価値が高いとはいえません。
その点、福岡は政令市の人口増でNo.1となっていますし、この人口増は現時点で2035年までは続く見込みであると予想されています。


また、人口増加の内訳も特徴的で、投資対象のマンションの入居者となる単身者の割合が高いのはとてもいい状況です。

 

 

この両者の点をクリアするのでおすすめということですね。

はい、とはいえ、それだけではなく、対象物件の立地や物件の品質はもちろん大切です。
物件が入居者の方が暮らすのに便利な場所に位置するのか、物件の設備が整っているのか、日々の清掃などの建物管理が適切に行なわれているかはしっかりとチェックする必要があります。
ただ、その後ろ支えとなる「土地」と「人」の伸びがあることも同じくらい重要で、それらが揃うことで、入居率の高さや家賃相場の上昇につながり、マンション投資の利益へと繋がります。

このどちらの点でもよい傾向が見えていることが、投資先としての福岡に魅力があるといえる理由です。

 

 

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ライター
大内 理加
壱岐出身。福岡市内の編集制作会社を経てライターとして独立。現在は、福岡のweb、紙媒体を中心に食、カルチャー、地域活性など、ジャンルを問わずに執筆しています。趣味は、街ぶらと1人旅。妖怪と忍者、サメ・ワニ映画などのワードに飛びつく癖がありますが、話し出すと大体苦笑いに終わります。

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