旧博多駅跡の出来町公園、地元企業群が『うどん道場』の観光文化施設【福岡市博多区

【経済・ビジネス短信@フクリパ】

旧博多駅跡の出来町公園に交流拠点施設、うどん・明太子体験も【福岡市博多区】

2027年秋、博多旧市街の出来町公園に新たな交流拠点施設が誕生します。福岡市は『出来町公園休養施設等設置・管理運営事業』の優先交渉権者に地元企業グループを選定。観光案内や飲食、文化体験などを備えた施設として整備が進められます。

歴史・文化・人が交わる開かれた縁側空間”を創出する

旧博多駅跡の出来町公園、地元企業群が『うどん道場』の観光文化施設【福岡市博多区

提供:株式会社プレジデントハカタ

 

歴史的な町並みが残る博多旧市街エリアにある出来町公園に、文化や歴史を体験できる交流拠点施設が誕生━━。
福岡市は2026420日、『出来町公園休養施設等設置・管理運営事業』の優先交渉権者として、株式会社プレジデントハカタを代表企業とする地元企業6社で構成する企業グループ『HAKATA縁(EN)TERRACE』に決定した。
博多旧市街エリアにおける回遊性向上やにぎわい創出、観光客や公園利用者の利便性向上を目的とする出来町公園休養施設等設置・管理運営事業では、事業者を公募し、外部有識者らによる提案評価委員会の意見を参考に、2026331日に優先交渉権者を選んだ。

 

 

地元企業グループによる提案では、「HAKATA縁(ENTERRACE~博多の歴史・文化・食を通じて新しい価値を創る~」を掲げ、公園内の休養施設として和デザインを基調とした2階建ての建物を建設する。
同施設では、観光案内スペースをはじめ、カフェなどの飲食店を備え、まち歩きの合間に立ち寄れる拠点としての役割も担う。
同グループでは、「出来町公園を中心に、歴史・文化・人が交わる開かれた縁側空間を創出します。観光客と地域住民が自然に交流し、伝統・歴史・文化・食の体験に加え、食事やカフェ、地域住民同士のコミュニケーション機能を凝縮した、新たな文化交流拠点を目指します」とする。

 

今後のスケジュールとして、2026年4月から設計・工事に入り、2027年秋に供用を開始する予定だ。

 

 

地元企業6社の企業グループによる企画提案プランが採択

旧博多駅跡の出来町公園、地元企業群が『うどん道場』の観光文化施設【福岡市博多区

提供:株式会社プレジデントハカタ

 

今回、出来町公園休養施設等設置・管理運営事業の優先交渉権者に選ばれた企業グループ『HAKATA縁(ENTERRACE』は、代表企業を株式会社プレジデントハカタが務め、構成員として株式会社井上輝美建築事務所プラス都市開発研究所、株式会社百田工務店、古賀緑地建設株式会社、株式会社JTB、株式会社ふく富グループの地元企業で構成される。

 

 

承天寺、聖福寺、東長寺、櫛田神社、若八幡宮、博多千年門……。
出来町公園の周辺エリアは、神社仏閣などの観光資源が豊富な地区だ。
今回整備する施設では、”おもてなしのゲート”として、建物内に観光案内ブースを設け、『博多ガイドの会』とも連携していくことで、博多旧市街の観光案内やまち歩きの起点にしていく。
施設内では、博多部の歴史や変遷を映像やパネルで紹介し、案内マップや観光パンフレットを設置することで周辺施設への回遊を促す。

 

 

「饂飩(うどん蕎麦そば)発祥之地」がある承天寺近くにオープンする同施設には、新たな食体験ができる『うどん道場』や、明太子づくりが可能な『明太子道場』も設けられる。
災害時には、地域の安全・安心を確保する目的で施設内に防災倉庫を設け、飲料水や防災用品を備蓄し、地域防災機能を備えた安心のまちの拠点も担う。

 

優先交渉権者に選ばれた地元企業グループは、「御供所地区に根付いた企業が代表を務め、地域密着企業が連携した一体的な運営体制を構築します。博多旧市街フェスティバルなど周辺イベントとも連携し、地域と観光の両面から魅力あるまちづくりに貢献します」とする。

 

旧博多駅跡の出来町公園、地元企業群が『うどん道場』の観光文化施設【福岡市博多区

提供:株式会社プレジデントハカタ

 

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博多旧市街エリアにある出来町公園の前身は旧博多駅構内

旧博多駅跡の出来町公園、地元企業群が『うどん道場』の観光文化施設【福岡市博多区

『九州鉄道発祥の地』モニュメント(左)と石刻円柱『博多駅「寝吾庭者不顧深山幽谷」』(右)

 

博多部は、平安末期には貿易拠点として宋の商人らが居住し、国際交易の拠点として発展してきた地域だ。
元寇の後、室町期には中国や朝鮮、琉球との交易を担う博多商人が活躍し、貿易港湾都市・博多の中心として栄えた歴史を持つ。
これらの歴史・伝統・文化を生かしながら、福岡市の魅力を高めていく官民連携事業が『博多旧市街プロジェクト』だ。

 

博多旧市街エリアのオフィスビル街にある出来町公園の前身は、旧博多駅の構内だった。
1963年に博多駅が現在地へ移転した後、都市公園(街区公園)として整備されて1965年にオープンした。
出来町公園内には、蒸気機関車の動輪が付属する『九州鉄道発祥の地』のモニュメントや、上海万博に出展された『博多駅「寝吾庭者不顧深山幽谷」』の石刻円柱が建つ。

 

 

その後、2017年12月、リニューアルされた出来町公園には、中心部にグラウンドを設け、周辺にモニュメントをはじめ、駐輪場や観光バス乗降場などが整備された。
さらに、出来町公園休養施設等設置・管理運営事業として観光拠点施設などの整備を予定していたが、事業者の変更により計画は見直されている。
そして今回、地元企業6社による新たな提案のもと、あらためて整備が進められることとなった。

 

平安の時代から国際交流の拠点として栄えてきた博多の地に、歴史・文化・食・人が交わる新たな拠点が加わる。旧市街の回遊性とにぎわいに、一段と厚みが増しそうだ。

 

旧博多駅跡の出来町公園、地元企業群が『うどん道場』の観光文化施設【福岡市博多区

 

 

物件概要

■所在地:福岡市博多区博多駅前1-10
■公園種別:都市公園(街区公園)
■開園年度1965年度
■面積6,673平方メートル

 

 

 

参照サイト

福岡市経済観光文化局地域観光推進課『博多旧市街エリアに、新たな賑わいと憩いの拠点が誕生!』
https://www.city.fukuoka.lg.jp/shisei/kouhou-hodo/hodo-happyo/2026/documents/kaiken_hakatakyusigaieria_dekimatikouen.pdf

 

 

福岡市よかなび『出来町公園』
https://yokanavi.com/spots/119808

 

 

FUKUOKA-NOW『新しくなった九州鉄道発祥の地・出来町公園』
https://www.fukuoka-now.com/ja/dekimachi-park-birthplace-of-the-kyushu-railway/

 

 

公益財団法人 福岡市緑のまちづくり協会『出来町公園』
https://www.midorimachi.jp/park/detail.php?code=206011

 

 

新・公民連携最前線|PPPまちづくり『IoTデバイス活用で観光拠点整備、福岡市の出来町公園休養施設 「博多旧市街」観光強化の一環、事業者と基本協定を締結』
https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/news/042300704/

 

 

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編集者兼ライター
近藤 益弘
1966年、八女市生まれ。福大卒。地域経済誌『ふくおか経済』を経て、ビジネス情報誌『フォー・ネット』編集・発行のフォーネット社設立に参画。その後、ビジネス誌『東経ビジネス』、パブリック・アクセス誌『フォーラム福岡』の編集・制作に携わる。現在、『ふくおか人物図鑑』サイトを開設・運営する。

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