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2025年4月24日(木)に、「Face Records TENJIN ONE FUKUOKA BLDG.」をオープンさせ、九州初上陸を果たしたフェイスレコード。
フクリパでは、オープン前に取材し「フクリパ世代にはたまらない品揃えです」とご紹介していました!
福岡・天神に“創造交差点”誕生!ワンビルの全貌を徹底解剖!
https://fukuoka-leapup.jp/gourmet/202504.53036
この記事を見てワンビル2階にある店舗に立ち寄り、実際にアナログレコードを購入したというミュージックフリークも少なくないでしょう。
そんなフェイスレコードを展開するFTF株式会社(以下、FTF)が先日、「福岡県アナログレコード白書」を公開しました!
白書は、フェイスレコード 福岡天神 ワンビル店のオープンから3カ月目となる7月24日(木)に、福岡県におけるアナログレコードとレコード店についての意識調査を実施した際の結果をまとめたもので、調査概要は次のとおりです。
■調査名:アナログレコードとレコード店に関する意識調査(7月)
■調査期間:2025年7月24日(木)
■調査対象:福岡県在住の15歳~89歳の男女
■回答者数:500名
■調査方法:Webアンケート
■調査機関:Freeasy
それでは、福岡県におけるアナログレコード事情とは?
詳細を見ていきます!
アナログレコードに実際に触れたことがある福岡県民は65%
画像出典:PRTIMES FTF株式会社 ※本記事内の画像は、特記ない限りすべてhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000054349.htmlより引用※カッコ内の数値はFTF調べの回答者数(以下同じ)
「今まで、アナログレコードに触れたことがある」と回答したのは500人中325人で、全体の65%に当たる方がアナログレコードを見たり、実際に手に取ったり、レコードプレーヤーにかけて聴いたことがあるようです。
また、500人中289人が過去、アナログレコードを持っていたことがあると回答しました。
前問で「はい」と回答した289人のうち88人が、現在進行形で「アナログレコードを持っている」と回答しており、全体(500人)の実に17.6%の方が、今も自宅などにアナログレコードがあることもわかりました。
直近1年で購入したアナログレコードの枚数をたずねたところ、78人が以下の枚数を購入していることが判明しました。
■1~5枚…35人(44.9%)
■6~10枚…10人(12.7%)
■11~20枚…16人(20.5%)
■21~50枚…12人(15.4%)
■51~100枚…4人(5.1%)
■101枚以上…1人(0.4%)
直近1年の間に「アナログレコードを購入した」と回答した78人のうち39.7%に当たる31人が「新品を購入した」と、また、44.9%に当たる35人が「新品と中古どちらも購入した」と回答しており、78人中66人と実に84.6%にも及ぶ方が、新品のアナログレコードを購入していたことが明らかとなりました。
以上のことからアナログレコードは、多くの方の音楽体験に関わっていて、かつ現役の音楽メディアでもあるのと同時に、現代音楽カルチャーの重要なファクターとなっているともいえそうです。
FTFによると、フェイスレコード 福岡天神 ワンビル店では実際に、オープンからわずか3カ月の間に150台以上のレコードプレーヤーが売れたといい、老若問わず新たにアナログレコードを聴き始める動きが音楽ファンの間で広がっているといいます。
画像出典:PRTIMES 一般社団法人日本レコード協会 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000586.000010908.html
また、2024年のデータとなりますが、年間の音楽ソフト生産金額は前年比93%の2,052億円で、2023年よりも7%減るかたちとなりましたが、
画像出典:PRTIMES 一般社団法人日本レコード協会 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000586.000010908.html
アナログレコード生産金額は、2020年以降大きく伸びており、2023年比126%の78億8,700万円と、1989年以来の70億円超えをマークし、V字回復の様相を示しています。
福岡で売れているアナログレコード人気タイトルは?
フェイスレコード 福岡天神 ワンビル店のオープン以来3カ月間に、同店で売れた人気タイトル(枚数順)は、次のとおりです!
1位は、1979年にリリースされたYMO2枚目のアルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)は、細野晴臣・高橋幸宏・坂本龍一が結成したテクノ音楽グループで、わずか5年で散開となったものの、日本の音楽シーンにムーブメントを起こし、今も多くのファンに支持されています。
2位は、1969年にリリースされたThe Beatles12枚目のアルバム「ABBEY ROAD」
ロンドン・EMIレコーディング・スタジオ前の横断歩道で、4人が一列に並んだジャケットデザインといえば、わかる方も多いでしょう。
Come Together・Something・Here Comes The Sun・The Endなどが収録されています。
3位は、1981年にリリースされた大瀧詠一5枚目のアルバム「A LONG VACATION」
君は天然色・カナリア諸島にて・恋するカレンなどが収録されています。
ちなみに同作発売40周年を記念して、完全生産限定盤VOX「A LONG VACATION VOX」や通常盤CD・完全生産限定盤アナログ「A LONG VACATION 40th Anniversary Edition」がリリースされた際に、ポスターでコラボしたイラストレーター・わたせせいぞう氏は北九州育ち。
小倉にある北九州市漫画ミュージアムの名誉館長を務めているほか、門司港レトロ地区の旧大阪商船ビルにて、わたせせいぞうギャラリー門司港を展開しています。
【福岡】北九州市漫画ミュージアムは漫画が読めるだけじゃない!10倍楽しめる館内ガイド
https://fukuoka-leapup.jp/tour/202307.8799
アナログレコードの「温故知新」「原点回帰」の波が押し寄せている!
フェイスレコード 福岡天神 ワンビル店では、10~30代の比較的若い世代が、YouTubeやSNSを通じて出会ったナンバーや、親御さんの影響で聴いてきた曲を「レコードで手に入れたい」と来店することが増えているそう。これはまさしく若者による「温故知新」の波。
また、50~70代の方は、かつて夢中になって聴いていたアナログレコードを、あらためて買い直しに来ているとのこと。これはアナログもデジタルも知り尽くしたオトナたちの「原点回帰」といっていいでしょう。
幅広い世代の方々が、上記のような動機でアナログレコードやレコードプレーヤーを求め、来店しており、今回のランキングは購買層の広がりを反映した結果とFTFは評しています。
なお、フェイスレコードでは、知識豊富なスタッフが在籍しており、丁寧な査定と買取を行っているとのこと。
アナログレコードの魅力が再評価され、購買層の広がりを見せている今、自宅や実家の奥に眠っているレコードがお宝に変わるかもしれません。
コレクションの整理や不要なレコードの処分などをお考えなら、フェイスレコードに相談するのはアリかもしれません。
フクリパでは引き続き、アナログレコードのトレンド等の推移を見守っていきます!
店舗情報
Face Records TENJIN ONE FUKUOKA BLDG. (フェイスレコード 福岡天神 ワンビル店)
■住所:福岡県福岡市中央区天神1-11-1 ONE FUKUOKA BLDG. 2F[MAP]
■TEL:092-401-5720
■営業時間:平日11:00~20:00 土日祝10:00~20:00
■定休日: 商業施設に準拠
■公式サイト:https://ftfinc.co.jp/
■Instagram:@facerecordsfukuoka
参考サイト
九州初出店のフェイスレコードが「福岡県アナログレコード白書」を公開。アナログレコードの需要は根強いことが分かった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000054349.html