能古島について
今回ご紹介するのは、みなさんご存知の「能古島」。
福岡市西区に位置し、博多湾に浮かぶ周囲約12kmの自然豊かな島です。
島の北部に広がる「のこのしまアイランドパーク」は、四季折々の花々が咲き誇る絶景スポットとして有名で、特に春は菜の花や桜、秋はコスモスが咲き誇り、たくさんの人々が訪れます。
園内ではアスレチックや動物とのふれあいも楽しめ、家族連れにも人気。
また、海水浴場やキャンプ場もあるので、夏にはマリンレジャーを満喫できます。
さらに島内には歴史的な史跡も点在しており、豊かな自然と歴史、そして美しい景色を満喫できる身近なリフレッシュスポットとして福岡市民に愛されています。
能古島へのアクセス
それでは能古島へのアクセス方法のご紹介から。
福岡市西区愛宕浜にある「姪浜渡船場」から市営フェリーに乗船します。姪浜渡船場までは福岡市地下鉄「姪浜駅」北口からバスで行くことができ、約15分で到着します(片道210円)。
車で行かれる方は姪浜渡船場の隣に有料駐車場も完備されています。
待合所の中に入ると自動券売機があるので、ここで乗船券を購入します。
能古島までの料金は往復で大人460円/こども240円となっています。
出船時刻は姪浜からの始発(5:15)から最終(23:00)まで1日20往復以上しており、思い立ったら手軽に乗れるというのも魅力的です。
こちらが乗船する「レインボーのこ」。3階建ての立派な船です。しかも車を乗船させることもできるんです!(自動車運賃は1台片道1,360円〜)
船内にはエアコンが効いているので、猛暑の夏でもひんやり快適です。
デッキには屋外席もありますよ。風を感じて船旅をしたいという方におすすめです。
時間になり、いよいよ出航。2.3kmの船旅のスタートです。
わずか10分で能古島に到着!めちゃくちゃ早い!!(笑)
渡船場を出ると観光案内マップがあるので、まず最初にチェックしてみてくださいね。
能古島で釣れる魚
画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2583874&title=%E9%87%A3%E6%9E%9C
能古島は博多湾に位置するため、比較的穏やかな海となっています。
サビキ釣りで定番の人気魚種「アジゴ」は数多く釣れ、初心者やファミリーフィッシングにも最適です。
夏がハイシーズンとなるキス。投げ釣りやちょい投げで簡単に狙え、天ぷらなどで美味しく食べられる人気のターゲットです。
そのほかチヌ(クロダイ)、シーバス(スズキ)、メバル・カサゴ(アラカブ)などの根魚、エギングでアオリイカ、コウイカ、ケンサキイカなど、季節ごとに様々な魚を釣ることができますよ。
能古島の釣りスポット
それでは改めて能古島全体を見てみましょう。
能古島は全体が小高い山になっており、平地は渡船場のある南部に集中しています。
渡船場から釣り場までは道も舗装されている上、歩いて移動できる距離感なので、特に初心者にはおすすめです。
ということで、今回は能古島南部エリアの釣りスポットをご紹介したいと思います。
渡船場エリア
渡船場の東側にある堤防は能古島に到着してすぐの場所にあるので、アクセスが非常に便利です。足場も良く、ファミリーフィッシングにも適しています。
※ただしこの場所はフェリーの発着があるため、航路や船の往来には十分注意が必要です。
堤防の東側のコンクリート護岸も潮通りの良い好ポイントとなっています。
海の向こうの対岸には福岡タワーやみずほPayPayドーム福岡、シーサイドももちといった福岡のランドマーク群が並び立っています。
護岸にはブロックが敷き詰められているので根魚の好ポイント。さらに東側は砂地になっているので、キスなどが狙えそうです。
さらに東に進むと、北浦城跡堤防に辿り着きます。このような小さな堤防が能古島の南側に数本突き出ているので、歩きながら入念に攻めていきましょう。
渡船場南側エリア
渡船場から西へ300mの場所には小さなビーチがあり、ビーチを囲うように2本の堤防が伸びています。
手前の堤防はコンクリート製で、突端付近には石が敷き詰められています。
もうひとつの石組みの堤防。底が砂地のためキスやアジを狙えそうです。
なお、ビーチ周辺は他の利用者のトラブルにならないよう配慮が必要です。
さらにその奥、渡船場から西へ約1kmの場所には約150mのコンクリートの堤防と、手前には約40mの長さの石組みの堤防が2本伸びています。
奥の堤防は能古島の最南端に位置しており、潮の通りも良いことで人気の釣りスポットとなっています。この日も平日の炎天下ながら釣り人の姿がありました。
なお、海越しには西区今宿の街が見渡せ、ロケーションも最高です。
能古島の釣りの注意点
なお、能古島には一部立ち入り禁止エリアが設定されています。
釣り場は全体的に浅いですが、万が一のことを想定しお子さんにはライフジャケットなどの装備も入念に。ルールやマナーを守り、安全・安心に釣りを楽しみましょう。
島内の移動は西鉄バスやレンタサイクルで
渡船場からのこのしまアイランドパークまでは西鉄バスが運行しています(大人片道240円)。島の北部まではかなり距離があるので、移動はバスがおすすめです。
また、渡船場にはレンタサイクルもあるので、自転車で釣りスポットを巡回するのも効率的かもしれません。
レンタサイクルの料金はお店によって異なりますが、普通の自転車は1時間300円/1日1,000円程度、電動自転車は1時間400円/1日1,500円程度となっています。
能古島のおすすめスポット
島内にはカフェや居酒屋などいくつかの飲食店やショップが点在していますが、今回は能古島名物の「のこバーガー」を取り上げてみたいと思います。
場所は渡船場に向かって左手にある建物の中。この看板が目印です。
こちらが「のこバーガー」。(写真はドリンクセット1,000円)
肉厚のパティにレタス・トマト・厚切りたまねぎを挟んだハンバーガーはずっしりと重く、ボリュームも満点。キンキンに冷えた懐かしの瓶コーラとの相性もばっちりです!
なお、のこバーガーの他にもチーズバーガー、ダブルバーガー、チキンバーガーもあるので、お好みの味をチョイスしてみてくださいね。
また、一角では能古島名物の「能古うどん」や能古島産フルーツを使ったドリンクなどいろんなお土産が販売されているので、覗いてみてはいかがでしょうか。
■のこバーガー
住所:福岡市西区能古457-16
TEL:092-891-5300
ということで、今回は福岡市民の憩いのスポット「能古島」をご紹介させていただきました。
季節はちょうど夏休みの真っ只中。ほんの10分の船旅でリゾート気分を満喫でき、様々なアウトドアアクティビティや釣りまでできる能古島は、ファミリーでお手軽に行けるレジャースポットとしてイチオシです。
船の便も多く、もちろん日帰りもできるので、「近場で子供を連れて遊びに行きたい」という方はぜひ行かれてみてはいかがでしょうか?
船の便数も多く、もちろん日帰りもできるので、「近場で子供を連れて遊びに行きたい」という方はぜひ行かれてみてはいかがでしょうか?