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【小笹】地焼きのうなぎ料理を堪能「うなぎと日本料理 今助」
平和中央公園の近く、中央区小笹の住宅街に2022年10月にオープンした「うなぎと日本料理 今助」。のぼりや暖簾がなければ通り過ぎてしまうような、さりげない佇まいの一軒家の鰻専門店です。
実は店舗になる前は一般の方が暮らしていた古民家だったということで、扉を開けると、どことなく温かい気持ちになれます。畳と昔風のガラス窓もまた、レトロモダンな雰囲気を醸し出しています。
店内はカウンター席、1階・2階の和室とテーブル席があり、落ち着いた雰囲気の中で食事ができるのも魅力です。ペット同伴でも食事ができるテラス席も完備。一緒にうなぎを食べるというのも新鮮ですね！
今助の店主は、東京や福岡の料亭や老舗ホテルで研鑽を積み、長年うなぎの炭火焼きを研究してきたという経歴をお持ちです。
「うなぎそのものの脂から生まれる炭火の燻香は、最高の調味料」というだけあり、焼きの製法をとことん追求されています。
特に際立っているのが、蒸さずに焼く「地焼き」の製法。
うなぎの皮がパリッと焼き上がり、うなぎ本来の味わいがぐんと引き立ちます。地焼きでうなぎを提供する店は、九州では珍しいそうです。
今助のランチで一番人気があるのは、「うな重」（3,960円）。
二ホンウナギの中でも身が柔らかく、皮が薄いといわれる希少な名古屋産の「青手鰻」を、今助ならではの地焼きスタイルでいただける逸品ランチです。
「九州のうなぎ料理はうなぎをふっくら蒸し焼きにして、甘いタレで焼き上げるのが定番ですが、当店のうなぎ料理は皮がパリッとしていて、さっぱり食べられるんですよ」と、スタッフの方。実際に食べてみるとその通りで、うなぎの皮の存在感をしっかり感じられます。
さらにタレが旨みはありつつ甘さは控えめなので、うなぎの美味しさを存分に堪能できます。ご飯には島根産の「つや姫」を使用。うなぎもご飯も、シンプルでありながらとにかく力強い！満足感たっぷりの丼です。
他にも、「白焼き重」や「うな玉丼」、「せいろ蒸し」、「ひつまぶし」などがランチで楽しめるほか、テイクアウトでも味わえます。
うなぎと日本料理 今助
■電話：092-600-4088
■住所：福岡市中央区小笹1-7-1
■営業時間：11：00～15：00（LO.14：00）、17：00～21：00（LO.20：00）
■店休日：不定休
【輝国】 マルシェも映えスイーツも楽しめる「gleam marche & cafe」
閑静な住宅街・輝国エリアにある「gleam marche＆cafe」は、緑溢れる複合施設の一角に、2024年5月にオープンしたカフェレストラン。
地域の憩いの場をつくりたいという施設の意向を組んで、“光輝く場所”という意味を込めた「gleam」という名前でスタートしました。
入口には新鮮な野菜や果物が並び、店内に入ると高い天井の開放的なカフェが。自然光が降り注ぐ心地よい空間が広がっています。
旬の野菜や果実を贅沢に使ったランチ＆スイーツがいただける上に、かなり手ごろな値段で新鮮な野菜が手に入るということで、オープンして半年もしないうちに県外からのお客様も訪れるほど人気が高まっています。
マルシェには、市場から毎日新鮮な野菜が届いていますが、かなり人気なので早めの時間に買いに行くのがおすすめです。
カレーや石窯ナポリピザなど豊富なランチメニューの中でも一番人気なのが、パスタランチ（1,518円）。早速オーダーしてみたら驚きました！なんと付け合わせのイメージだったサラダが、ほぼ主役級で登場したのです。
取材時のサラダには、グリーンリーフ、山芋、キュウリ、トマト、インゲン豆、コーン、くるみなどこれでもかというほど野菜や木の実が盛りだくさん。サラダだけでもかなり満足度が高いのですが、ここでもう一つの主役が来ます。今回いただいたのは、「赤海老のペペ玉パスタ」です。
プリプリした海老とちょっぴり辛みのあるソース、そしてそれらをまろやかに包み込む玉子の存在が絶妙にマッチ！ランチパスタが人気なのも頷けます。パスタランチは週替わりで楽しめるので、毎週通い詰めたくなりますね。
そしてgleamに来たら絶対オーダーしてもらいたいのが、旬の果物を使ったスイーツ。グラスから溢れんばかりのフルーツが目を惹くパフェや、スムージーが大人気です。
今回オーダーしたのは、ちょっと贅沢に「プレミアム シャインマスカットパフェ」（2,178円）。
高さのあるグラスに、淡いグリーンのシャインマスカットがこぼれんばかりに盛られて登場！
シャインマスカットのパリッとした皮の食感とあふれる果汁がみずみずしく、濃厚バニラのアイスクリームとの相性抜群です。
フルーツパフェは季節ごとに旬の果物が登場。夏季はシャインマスカットや桃、秋になると梨や柿が登場する予定だとか。季節ごとに通いたくなりますね。
フルーツ以外では、3種類の手作りパイも要チェック！
てんさい糖を使った“サクサク”なパイ、ブラウンシュガーを使った“ザクザク”なパイ、そして濃厚なチョコレートがとろーり口どけるパイは、テイクアウトにおすすめです。
自然いっぱいのローカルなマーケットが街中に現れたような「gleam」。
これからますます注目のスポットになりそうです。
gleam marche＆cafe
■電話：092-600-0728(予約不可)
■住所：福岡市中央区輝国2-24-32
■営業時間：食事・テイクアウトとも10：00～17：00
■店休日：不定休
■Instagram：＠gleam_marchecafe
https://www.instagram.com/gleam_marchecafe/
【笹丘】大人シックな洋食惣菜販売＆レストラン「fill」
庶民的でありながら、キラリと光る個性的なお店が点在する笹丘名店街。
そんななかに2023年8月にオープンしたのが、洋食惣菜販売＆レストラン「fill」です。
店名には、お客様のお腹と心を満たしたいという想いが込められており、一品一品丁寧につくることを大切にしているのだとか。
白い壁に木のテーブル、黒いアイアンの照明の店内は、シンプルかつシックな雰囲気。テイクアウトができるお惣菜のガラスケースと、イートインができるテーブル席があり、大人っぽい落ち着いた空間が魅力です。
fillのランチの主体となるのが、元ホテルシェフがつくるお惣菜を盛り合わせた「ワンプレートランチ」（1,100円）です。
糸島産のブランド豚など地元福岡のお肉やお魚、野菜をふんだんに使用。洋食をベースに和やエスニックのテイストも取り入れたお惣菜を4種いただけます。
取材時にオーダーしたワンプレートランチは彩りあざやか！メインになるのは、糸島豚の煮込みハンバーグ。じゃがいものスペイン風オムレツと燻製玉子入りのポテトサラダ、野菜たっぷりのサラダに、ヨーグルトソースのフルーツサラダと盛りだくさん。トーストと〆のコーヒーもしくは紅茶付きです。
プラス330円でセットデザートを付けることもできますが、今回はアラカルトメニューの「焼き芋ブリュレ」をオーダーすることに。
とろ～りとした甘いお芋と、表面の香ばしいキャラメリゼ、ミルキーなアイスクリームが絶妙な味わいでした。
公園や自宅でゆっくりランチを食べたいという日にも、fillはかなり使えますよ。店頭には、毎日8種類～9種類の和洋・エスニックの惣菜がずらり。もちろんテイクアウトOKです。
また、「日替わりパスタ」や「ふわとろオムライス」、「3種のチーズのピザ」などガッツリしたお食事系のメニューもお持ち帰りができます。
今回は、最近登場したばかりながらすでに人気だという金・土・日曜日限定の「週末カレー」をテイクアウトしてみました。
糸島豚の軟骨を使ったカレーは、サラサラしたカレースープのようでありながら、トロトロになった軟骨のスジが食べ応えあり。追加料金がかかりますが、チーズや野菜、牛スジ、ミルフィーユカツ、シーフードなどのトッピングもできます。
元ホテルシェフの味を気軽に自宅やアウトドアでいただく幸せ。テイクアウトして、公園や動植物園まで足を運ぶのもいいですね。
fill
■電話：092-406-5579
■住所：福岡市中央区笹丘1-35-19
■営業時間：ランチ12：00～15：00（LO.14:30）、ディナー18：00～22：00（LO.21：30）、テイクアウト12：00～15：00、18：00～22：00
■店休日：火曜日
■Instagram：@fill_0519
https://www.instagram.com/fill_0519/
いかがでしたか？ジャンルもテイストも全く異なる3店だからこそ、どれも一度は訪れてみたいですよね。
大切な人との特別なランチにも、おひとり様の気ままなランチにも、小笹周辺エリアのグルメスポットはおすすめです。
