1.「ね」で終わる言葉が多い博多の方言
「あーね(なるほど)」「ならね~(バイバイ)」のように、博多弁は「ね」で終わる言葉が多いように感じます。
また、何かと語尾に「ですね」を連発します。「これがですね」「あちらがですね」と、丁寧に話そうとすればするほど、「ですね」が付いてしまいます。
そのため、「なるほど」に「ですね」をつけてしまい、方言とは知らずに「なるほどですね」と敬語のように話している人がいるのもあるあるです。
初めて「なるほどですね」を聞いた他県の人で驚く人も多いようで、年上の人などは場合によっては不快に思う人もいるので要注意。
基本的には「ね」で終わる言葉が多い博多弁は、優しく感じるので好感を持たれるようです。
2. 博多弁の女子がかわいいと言われがち
博多弁といえば武田鉄矢さんの「なんばしよっとか」などが有名でしたが、最近は橋本環奈さんや今田美桜さんなどが、テレビ番組などで話す博多弁がかわいいと話題になっています。
「なんしよーと」「~っちゃん」「~やけん」「とっとーと」は、他県の人からするとかわいい博多弁とのこと。
特に、今田美桜さんが発した以下の博多弁の早口言葉は、何を言っているかよく分からないけど、かわいいと言われています。
『おっとっと(おっとっとを) とっとってって(取っておいてって) いっとったとに(言っておいたのに) なんでとっとって(なぜ取っておいて) くれんやったとって(くれなかったのって) いいよると(言っているの)』
福岡に住んでいると日常なので、地元の人たちはそれがかわいいとは、自覚していないのもあるあるです。
3. テレビから博多弁が聞こえてくるとわざとらしく感じる
テレビドラマなどで、福岡出身のキャラを福岡以外の人が演じたときには、なんとなく違和感があり、地元の人は敏感に反応します。
他県の人からすると博多弁は、「ばい」「たい」「くさ」「よか」を連発しているイメージがあるんだなと思ってしまいます。
また、福岡出身の人でも演技するときや、バラエティー番組で「方言で話してみて!」というシチュエーションになったときは、妙にデフォルメした方言になったりしていてちょっと変な感じがするものです。
「好き」を「好いとう」、「いいよ」を「よかよ」と言っていると思われがちですが、最近の人は、実はあまり使っていないというのもあるあるです。
4. バリバリの博多弁の人はかなり少なくなってきている
コテコテの博多弁を話す人は一部の比較的ご年配の人がほとんどで、最近の若い人は標準語に近い話し方をしているようです。
特に福岡市内は転勤族も多く、聞こえてくる話し言葉も標準語が多かったりもします。
福岡を代表するお笑い芸人、博多華丸・大吉さんの漫才のような感じの話し方をしている人はむしろマイナーかもしれません。
昔からやっている飲食店の大将などは本当に博多華丸・大吉の漫才のような話し方をする人がいます。
そういう人に遭遇すると、ちょっと感動します(笑)
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福岡の人は、博多弁が大好きで誇りに感じていると思います。博多華丸・大吉さんや今田美桜さんがテレビ番組で、博多弁を話しているとちょっと嬉しかったりします。
時代の流れと共に昔の方言が使われなくなったりしますが、方言を使うのも郷土愛のひとつ。これからも話し続けたいと思います!
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