現地の仲間とともに手がける衣服を手に取り試着ができる体験型展示
今回の展示での作品の舞台は、ケニアにあるアフリカ最⼤規模のスラム街「キベラスラム」です。
『MEET OUR HEROES 〜スラムから放つ、希望の光〜』と題し、キベラスラムの仲間たちと、⽇本・ケニアで活躍するクリエイターとのコラボレーションで撮影を続けてきた写真約30点と、映像作品が展⽰されます。⼀部の作品は購⼊可能。売り上げのうち、プリント代・額装費・会場販売⼿数料を除いた全額が、キベラスラムの孤児・貧困児童の教育費として現地に還元されるという仕組みです。
写真や映像作品を見るだけでなく、現地の仲間とともに手がける衣服を実際に手に取り試着ができるなどの体験型展示でもあります。
東京展示での会場の様子
東京以外で初の開催となる「SHIFT80」が手がけるイベント
写真を彩る衣服たちを手がけているのは、社会変革ファッション・アートブランドの「SHIFT80」(シフトエイティ)です。代表の坂田ミギーさんは福岡県春日市のご出身。初めて地元で開催する本イベントに際して、
「ファッション感度の高い福岡のみなさまに、キベラの仲間たちとの作品を観ていただける機会を初めてつくることができました。縁遠いと思われがちなアフリカですが、この展示をきっかけに、同じ地球に住む彼らのパワーを知っていただけること、そしてファッションの未来をみなさまと共に考えることができたらうれしく思います!」
と開催への思いを語ってくださいました。
世界を旅する途中で出会ったスラムに暮らす人たちの生き方に触れ、それまでのイメージや価値観が覆されるような学びや、救われる経験をしたというミギーさん。「世界を一緒にシフトさせる」ために、スラムで生活する仲間とともにファッションブランドをやろうと、「SHIFT80」を2022年2月に立ち上げました。
ブランド名は「利益(分配可能額)の80%を必要とする⼈々と、シェアして、世界をよりよくシフトさせていくこと」に由来します。つまり、SHIFT80が手がけるプロダクトを選択することが、誰かの生活を支える一歩になるということ。純粋に、ファッションアイテムとしても魅力的であることに加えて、そうした小さなアクションにもつながると知ると、興味が湧く方も多いのではないでしょうか。
本イベントでは、これまで「SHIFT 80」で販売されてきたアイテムをはじめ、新コレクションであるUPCYCLED IN NAIROBIの古着リジェネレイト(再生)/アップサイクルシリーズや、ケニアで暮らす難民と製作したアイテムなどが一挙に展示されます。
彼らの日々をまずは「知る」だけでも何かが変わるかもしれない。まずは作品を見て、手に取り、体感してみませんか?
イベント概要
タイトル:『MEET OUR HEROES 〜スラムから放つ、希望の光〜』
会期 2023年11⽉3⽇(祝)〜5⽇(⽇)
時間 12:00-18:00(最終⽇は17:00まで)
⼊場 無料
主催 株式会社こたつ
共催 株式会社ボーダレス・ジャパン
会場 ソーシャルベンチャーPARK
福岡県福岡市中央区天神3丁⽬1-1 天神フタタビル4F
福岡市営地下鉄 天神駅から徒歩3分
■ソーシャルベンチャーPARKとは
社会課題をビジネスで解決しようと志す⼈々が集い、次々に社会的事業を⽣み出す拠点として、2023年10⽉にオープン。世界13カ国で48事業を⽴ち上げてきた、株式会社ボーダレス・ジャパンが運営を⾏う。同施設では、社会的企業の拠点としてだけでなく、社会起業家のピッチイベントや、社会課題を知るきっかけとなる機会を提供するイベントなどを開催していく。
■ SHIFT 80(シフトエイティ)
「SHIFT 80」は、すべてのアイテムがアフリカの貧困児童の教育機会創出や⽣活⽀援、困難な状況にある⼥性へのサポートにつながる社会変⾰のためのファッション・アートブランドです。ブランド名は“利益(分配可能額)の80%を必要とする⼈々とシェアして、世界をよりよくシフトさせていくこと”に由来します。エシカル(=倫理的、道徳的)なビジネスを展開し、品質とデザインへのこだわりはもちろんのこと、⼈と社会、⾃然環境に配慮したものづくりを実践しています。先進国からアフリカに⼤量に送られている古着問題に警鐘を鳴らすべく、アフリカのデザイナーやテーラーと古着をアップサイクルするアクションのほか、ケニア現地モデルとしてキベラスラム出⾝・在住の若者を起⽤したロールモデル育成など、多⾯的な活動を展開しています。
・Instagram: https://www.instagram.com/shift80jp/
・X: https://twitter.com/SHIFT80jp
■ 株式会社ボーダレス・ジャパン
「ソーシャルビジネスで世界を変える」ことを⽬指し、社会起業家が集うプラットフォームカンパニーとして2007年3⽉設⽴。貧困・環境・教育・地⽅の過疎化など、様々な社会問題を解決する48の事業を世界13カ国で展開。2022年度の売上⾼は75億円を超える。社会起業家を次々と⽣み出すビジネスモデルを評価され、「グッドデザイン賞 ビジネスモデル部⾨(2019)」「⼤切にしたい会社⼤賞・審査員特別賞(2019)」「CSA賞〜20代に薦めたい「次世代型⼈材」創出企業〜」を受賞。
会社名:株式会社ボーダレス・ジャパン
代表者:⽥⼝⼀成
事業内容:社会問題の解決を⽬的とした事業展開(ハーブティー事業、⾰製品事業、クラウドファンディング事業、ソーシャルビジネススクール事業)